雪の降る街へ

こんにちは、ばしです。

 

メリークリスマス! 

サンタからはどんなプレゼントが届きましたか?
北日本の皆さんはホワイトクリスマスなのでしょうね。大阪では雪のクリスマスなんて、滅多にお目にかかれません。子供の頃に一度か二度あったような、なかったような、そんなレベルです。寒さが苦手な私ですが、こんな時ばかりは雪国がうらやましく思えたものです。

そんな12月。1週目にブーツが売れました。昨年から出品したままで、クローゼットの一番奥に突っ込んでいた、存在すら忘れかけていた本格派のムートンーブーツ。

そうそう、こいつ。カナダのブーツブランド・SORELソレル。息子と兼用でと拾ってきたのがちょうど2年前でした。なかなか素敵なブーツだったのですが、結局、残念ながら一度も出番のないまま旅立っていきました。

発送に当たっては、メルカリの「匿名配送」でお届けすることが多いです。近所のヤマトの営業所もしくはコンビニに持ち込むと、希望の配達日時を尋ねられます。

大体いつも、「翌日の時間帯指定なし」で発送するのでが、今回の到着予定は翌々日。大阪からの発送で中1日かかる、ということは、発送先は北海道でしょうか? いずれにせよ、北方の雪国方面であることは間違いなさそうです。

そうやね、寒くなってきたしね、実用的なブーツでも、どうせならおしゃれなのがいいよね。いよっ!おしゃれさんっ! 

ん? いや、ちょっと待てよ。当たり前の話ではありますが、雪国の人にはこの時期、実用的な本格ブーツのニーズがあるんですね。おしゃれなやつであればなおベターでしょう。

よし、鉄は熱いうちに打て! ではなく、ブーツは寒いうちに売れ! でもって、少しでも年間収支の改善に役立てよう。しかし、我が家に冬用のブーツはもうありません。

ならば、ということで、拾ってきました。

こいつら。

 

SOREL / PAJAR CANADA

向かって左がSOREL。私にはでかすぎるUS10。右がPAJAR。レディスサイズでこちらも私には履けません。どちらもカナダのブランドです。で、どちらも前回記事のロブスのダメージを発見したあとでゲットしてきた転がす用です。そう、今回はセドリネタです。年間収支の改善に向け、イタチの最後っ屁です。

早速メンテです。

まずは、左から。

 

SOREL Cheyanne Premium

「シャイアンプレミアム」というモデルだそうです。カナダが誇るソレルのブーツ、なんとその仕様限界温度はマイナス32℃らしい。おお、極寒仕様の本格派ですね。

雪の中で履くブーツだからでしょうか、ソールの減りも僅かです。まあ、ビンテージというわけでもありませんし、全体的に状態はいい感じです。早速手入れしましょう。まずは下半身にあたるゴム(?)の部分から。

 

LEXOL

からぶきでもいいくらいなんでしょうけど、せっかくなんで。

ソールも歯ブラシ使ってきれいにしました。どうせなら、届いたとききれい方が嬉しいでしょうからね。続いては、

 

Reno Mat

強烈リムーバーを投入。特に汚れがひどいわけでもありませんが、革のように強すぎるということもないでしょうから、再度のリムーバー投入です。

ソールも同様にレノマットで。おお、しっかり綺麗になりました。で、レザーではありませんが、仕上げは定番なやつで。

 

コロニル1909

なんかわかりませんが、まあ、いい感じではないでしょうか。右も下半身だけ同様にしあげちゃいましょう。

左の擦り傷はどうしようもないですが、まあ、きれいになりました。さて、アッパー。いきましょう。

 

TAPIR LEDER OIL

そんなに汚れてませんし、オイルアップです。

ゴムのトゥ部分も塗っちゃえ。

 

モゥブレイ トラディショナルワックス

油分含んだワックス塗ってみました。うーん、なんともかんとも。

 

コロニル1909

結局仕上げはこいつで。なんかもう、おまじないみたいなもんです。
右も仕上げて、ビフォーアフター。

【BEFORE】

【AFTER】

いい感じです。

 

【BEFORE】

【AFTER】

おお、いいですね。

クマさんのロゴもいい感じです。

よし、旅立つ準備は万端です。早速出品です。

さて、もう1足、行きましょう。と思ったら、暗くなってきました。
もう1足は翌日朝から、早起きしてメンテです。玄関先は朝日が差し込んで眩しすぎるので、近所の公園で作業です。

 

PAJAR CANADA

結構前から近所のセカストのメンズの雑多な靴コーナーにあったこいつ。明らかにレディスかと思うのですが、理由はこれかな?

SIZEは「8」。私、US8Dですが、どう考えても私の足は入りません。メンズコーナーに置いていて売れるわけのないお買い得なやつ。暖かそうだし、女性か育ちざかりの子供の足元へと届けましょう。まずは左からお手入れです。と、その前に。

底に色々と小石が詰まってます。ドライバーで除去です。

で、さらにリムーバーで綺麗にしました。全体像だとこんな感じ。

↑これが、
↓こう。

うん、すっきりです。気持ちいい。さて、アッパー、さくっと行きましょう。

 

ステインリムーバー

アッパーは、レザー?かな?たぶん。

乾いて擦れて白くなってます。

 

TAPIL LEDER OIL

お、色目がだいぶ濃くなりました。

爪先、乾いたらまた白くなるかも。

 

茶のワックス

爪先だけ、ペネトレイトブラシでごしごしやってみました。

まあ、ないよりはいいでしょう。

 

コロニル1909

仕上げはこいつで。

おお、いい感じですね。まあ、ソールの減り具合(減っていない具合)を見ても、そんな履きこまれたペアではありません。これが本来の状態でしょう。右も仕上げて、ビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

おお、蘇りました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

角度、違いますが、みすぼらしい感じはなくなったかな。

全景。外くるぶし上あたりに、ブランドロゴのパッチがついています。
PAJAR=パジャール、という、私にとっては初見のブランドです。

 

同社のホームページです。

 

カナダ発
先進のデザインと性能を高い次元でバランスさせた本格GEAR
パジャールのブーツ&アウターが日本の冬を熱くします!

とのこと。1963年設立のカナダ発のダウンウエアとブーツのハイブランドだそう。カナダのウィンターブーツの「ROLLS ROYCE」だそうですが、さきほどのSORELとどっちがどうなんでしょうね。

しかしまあこのブーツ、あたたかそうです。

足首部分だけでなく、つま先までモコモコです。で、見えませんが、中敷きもモコモコ。さすが、極寒の地カナダで生まれたアウトドア・ギヤです。

くるぶし内側、擦れてますね。補色し忘れました。アッパー外側はレザーのようですね。

鳩目と呼ぶのかわかりませんが、紐を通す金具部分に若干の錆が出てます。道具であることが伺い知れて、なんだかうれしい気分です。ま、私には小さくて履けないんですけどね。

 

さて、カナダブーツ、2足ともメンテ完了です。2足並べて記念撮影、のはずが・・・。

なんと!

先にメンテしたSOREL、早々に旅立つこととなりまして、早々に梱包しちゃいました。おお、LOBB’Sのマイナスをとりあえずカバーです。そうそう、ついつい忘れそうになりますが今月はセドリモードなのでした。

で、翌月曜朝。通勤途中のセブンイレブンから発送したところ、こいつもやはり翌々日着予定。行く先は北海道方面でしょうか。

旅立つ背中、ではないですが、バックシャン。達者でな。
雪の降る街で、きっと、がっつり活躍してくれることでしょう。

残るは、PAJARですね。

こいつも早く旅立つことを願って、バックシャン。
ああ、君よ、君は一体いつ頃まで我が家にいることになるのでしょう。大阪に雪が積もるようなことがあれば、娘に履いてもらうんですけどね。

雪が積もるまで、待つか。
まあ、それはそれでありかもね。しかし、大阪だといつのことになるのでしょう。待ちくたびれてるうちに、ビンテージブーツになったりして。いや、その前に、来年のクリスマスあたり、サンタにはホワイトクリスマスをお願いしてみようか。なぁんて、鬼もサンタも笑っとるな。

 

あ、いや、その前に、売れてくれていいんですけどね。

 

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