Alden 54421

こんにちは、ばしです。

 

今回は9月に買った1足目。

「ごしちご」ではありません。

分かるわな笑。

学生時代からの憧れの靴をようやく手に入れました。

こいつ。

 

 

Alden V-Tip

 

Vチップです。
モディファイラストです。

今更かよ、と思われるかもしれません。そうなんです、今更なのです。が、これまで一度も持ったことがなくずっと欲しかったペア。それがオールデンのVチップ。

 

この靴の存在を知ったのは十九か二十歳の頃。

30年とちょっと昔。リーニューアルされて、誌面サイズが少し大きくなったばかりの雑誌「POPEYE」の記事で見かけたのが、私にとっての初オールデンでした。ただ、その時は「エミスフェールのヤコブソンモデル」と紹介されていて、メーカー名を知ったのはずいぶん後のことだったと記憶しています。

それから7年後。最初の購入検討の機会が訪れます。

結婚がきまり、結納ってやつをやりました。で、「結納返し」なるものがあるらしい。何か記念品を買ってもらえるとのこと。予算は十万円くらい。で、コードバンVチップ(当時は7~8万円でした)と腕時計が候補となり、「より永く使えるもの」ということで腕時計(レビュートーメンランドマーク)に軍配があがったのでした。

最初の購入の機会はこのように過ぎ去りましたが、もしその時に買ってたら、今頃はもう履きつぶしてかもしれません。そもそも、7万も8万もする靴は買ったことがありませんでした。その後もずっと、だいたい高くても3万円前後の靴を4~5年で履きつぶす日々。

で、5年ほど前から今の趣味である古靴漁りをするようになり、中古のVチップに遭遇することに。なんか懐かしい感じで、見かける度に嬉しくて足を入れてきましたが、どれもこれもサイズがしっくりこない。もしくは、値段がとても高い。こんな高い靴だったっけ??

海外でなら比較的安く買えるのでしょうが、モディファイラストのマイサイズにで出会ったことがないのでサイズ感が分からない。加えて、オールデンは同じサイズでも個体差が結構あるというような噂も。新品を買うつもりはそもそもないので、ああ、こりゃあ出会ったやつに片端から足を入れて、しっくりくるものを気長に待つしかないな。

そんなそんこんなで数年。

ようやくリユースショップでマイサイズなやつに出会えたのでした。

品番は54421。タンカラーの品番のようです。サイズは8D。以前出会った8Dは少し大きく感じたのですが、これは程よい感じです。おお、ようやく出会えました。で、今回のは値段も安い。税込み14000円ほど。中古のVチップにしてはかなりお買い得かと思われます。

 

ただ、一般的に言って、安いのには必ず理由があります。今回はおそらくふたつ。

理由その1。

ITSHIDE(イッツシェイド)のコマンドソール。オールデンのソールはいろんな種類があるみたいですが、こいつはデフォルトではない。リソールされてるようです。US靴にUKソール。好まない人も多いのかな。私は好みです。余談ですが、このコマンドソール、もとからこんな細いんでしょうか。それとも、凹凸部分も含め、土踏まずあたりを削ってシェイプさせてるんですかね。まあ、どっちでもいいんですけどね。

 

理由その2。

アッパーの状態。かなり薄汚れてます。見た目にキレイではありません。爪先だけでなく踵周りも似たような感じです。

これはなかなか手が伸びないかも。ですが、汚いだけでキズ・皺・クラックの類はほとんどありません。

見た目に汚くて、ソールも張り替えられていたら、相当に履きこまれたペアと思われて当然だと思います。実際どの程度履きこんだものなのでしょう。

 

靴の内側、こんな感じです。

ロゴも擦れてますし、奥の方、見えづらいですが、フットプリントもそれなりについてます。ただ、腰裏にはスレも破けもないし、そもそも履き口ほか糸のほつれも皆無です。

見た目ほどには履きこまれてはいないのではないか。キレイにして、いろんな色をぶち込んで、履き育て楽しめるのではないか。ということで、購入意欲が全般的に減退する中でも積極的にゲットした次第です。

 

ウエルカム! 
ブイチップ!
これ履いてブイブイ言わせたる。

と、その前に儀式です。

いつも通りまずは左から。

 

とその前に。

小石、ほか、おまけつき。笑。

ドライバーで除去。

さて、いつもの手順。

 

ステインリムーバー

 

LEXOL

コバ周りだけでなくアッパーも歯ブラシでゴシゴシ。

汚れ、取り切れませんね。

 

RenoMat リムーバー

強力リムーバー投入。

うーん、まあ、とりあえずこのままで。

 

リッチデリケートクリーム

 

ブートブラックリッチモイスチャー

 

ここまで、いつもの手順。次いで、ニューフェイス。

 

クリストフポーニー レザーセラム

目立った皺やクラックはありませんが、予防の意味から投入してみました。

ここまでの同様の手順を右にも。

汚れ、少しはましになったかな。まあ、どうしても落ち切らない場合は「木は森に隠せ」作戦。今回はやりませんが、濃茶やネイビー塗り込んで色を徐々に変えていくつもりです。

とりあえず、このまま一晩放置です。



翌日午後。

まあ、なんともかんとも。
仕上げていきましょう。

 

コロニル1909 ミディアムブラウン

補色も兼ねて、茶色。

 

コロニル1909 ニュートラル

意味があるかどうかは分かりません。ルーティンなんで。

 

サフィール ビーズワックス(ミディアムブラウン)

アッパーには入れてません。ハブラシでコバと出し縫いに塗り込む。少しは引き締まった、ような。

 

右も同様に仕上げて、靴紐も新品に交換です。

どーんっ。

ムラがありますが、まあ、よい。

 

【BEFORE】

【AFTER】

丸紐より平紐が好みです。紐の色がアッパーよりも濃いのは嫌いです。
アッパーと同じ色目の平紐にしました。ていうか、他の選択肢は私にはない。

 

【BEFORE】

【AFTER】

まあ、なしにはなった、かな。

 

【BEFORE】

【AFTER】

まあ、なしにはなった、でしょう。
よしとしましょう。
足入れてみましょう。

素足なんで、ややゆとりあり。靴下履けばちょうどです。

落ち切れない汚れもシミも、まあ、それほどは目立たないかな。

 

次は濃い色入れて、場合によってはワックスもいれて光らせよう。
さすれば、もっときれいになるでしょう。反比例して玄関周囲は酷いことに。ま、だいたいいつも、こんな感じに撮っ散らかります。

 

 

そんなこんなで、
マイファースト・オールデンのVチップ。

 

このペア、オンオフどちらでも履けそうです。かつ、このソールです。晴れの日も雨の日も、全天候OKです。雨に備えてワックスも入れといた方が良さそうですね。まあ、それは次の機会に。

ともあれ、三十年来の恋が実りました。
こいつは、毎日がハレの日、だな。
下駄のごとく履き倒してやる。

 

めでたし、めでたし。

(おしまい)

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