SEARS(隠れハノーバー)をメンテナンス

こんにちは、ばしです。

 

前回に引き続き、今回も古靴のメンテナンスです。昨年12月に拾ってきたこいつ、メンテナンスしました。

 

SEARS(HANOVER MADE)

・SIZE:8EE
・年代:1970年前後
・5アイレット、ダブルソール
・360度グッドイヤーウェルティッド
・オリジナルではないCat’s-PAWのヒールトップ
・シボ革、黒、プレーントゥ

SEARS、というのは、百貨店の名前です。そこのオリジナルブランド。靴メーカーに製造委託(OEM)していたわけですが、今回のペアはおそらくハノーバー製と思われます。土踏まず部分の「Comfort Arch」がハノーバー製の証です。

幅広の靴、このままでは私には大き目サイズ。メンテして、中敷き追加して、マイサイズに仕立ててみました。

 

メンテの基本的手順

【1】ブラッシングで汚れ落とし
【2】専用クリーナーで汚れ落とし
【3】保湿
【4】靴クリーム・ワックス塗布
【5】余分なクリーム・ワックス拭き取り磨き
【6】仕上げのブラッシングします

これ、前回のロイヤルインペリアル(記事こちら)と同様です。というか、2ペア同時にまとめてメンテしてみました。

で、SEARS。なかなかに履き込まれたペアでした。特に右。甲周りの皺がきつく、トゥ外側にキズ?白い塗料?みたいなのも。とりあえず、左だけメンテしたらこんな感じに。

 

うん、まずまずきれいになりました。が、左の甲の履き皺がすごいです。
こりゃ、元にはもどらないでしょうね。右も手入れしてみました。
こんな感じに。

左は綺麗です。右は・・・、皺がわかりづらい角度の写真になっちゃいました。

底はこんなです。

レザーソールにCAT’S PAWのヒールトップ。
で、靴底ですが、なにやら文字が刻印されていることが判明しました。

読みやすくするために画像加工してますが、菱形の中は「STERLING OAK」、その下の文字は「”○○○○10-11 IRON」でしょうか。スチールキャップでもないのですが、なんの意味なのでしょう。

オリジナルでなく、オールソール済み、なんでしょうかね?
結構くたびれてるペアですしね。いずれにせよ、意味不明です。
ご存知の方おられましたらご教示ください。

とりあえず、メンテは、まあこんな感じで終了です。
このペアは、週1程度で、仕事で日常履きするつもりで購入しました。なので、フィット感が大切。でかめで、ワイズ広めの外羽根。以前登場したアレンのDELLWOODと同じ匂いがします。

数枚重ねの中敷きでのサイズ調整を試みてみました。

 

中敷き自作

市販のものでもよいですが、自作してみました。
正しいやり方などはありませんが、私の場合こんな感じでやってみました。

 

【1】型どり

靴のサイズにあった型紙を作ります。まず、新聞紙の上に靴を置いて、靴底に沿って線を引いて底と同じ大きさの型を作成します。それを靴の中に入れて、底とアッパーの境目にそってギュギュっと指の腹で押し込み、今あるインソックの型をつけます。

 

【2】型紙づくり

【1】の指で押した型にそってマジックペンで縁取りして、はさみでちょきちょきと。新聞紙のままだとひらひらして型紙にならないので、厚紙で同じ型紙を作成。左右共通、1枚でOKです。で、厚紙の型にそってコルクシートと革に型紙通りに線を引きます。

 

【3】はさみでカット

線に沿って切り抜きます。基本は、革+コルクシートの2枚貼り合わせ。サイズ感により、革やコルクシートの厚みを変えたり、コルクシートを2枚重ねにしたりします。踵だけ2枚重ね、なんてのもありでしょう。

 

【4】両面テープで貼り合わせ

全面にべったり、でなくてOKです。ずれないよう、部分留めでOK。

今回は、DAISOとCAN★DOで買った厚さ3mmのコルクシート2枚+薄手の革で作ってみました。作業時間は15~20分程度です。お手軽です。コルクシートは薄手のものもあったように思います。3mm×2枚が分厚すぎるようでれば、3mm+1mm、とかで作り直してみます。

コルクシート+100円ショップの市販の中敷きでも構いません。革を使う場合は、一番上となるので、コルクシートより若干大き目が良いようです。なので、コルクは縁取りしたマジックの線の内側、革は外側でカット。革の色に意味はありません。たまたま家にあったので。

父が手帳や財布など、仕事で革製品を作っていたこともあり、実家に当時の残骸が多々残ってまして、こないだ持ち帰ったのを使ってみました。ま、ワインレッドの中敷きなんて、人とかぶらないでしょうし。

完成しました!
早速装着です!

いい感じです。
履いてみました!

写真写りはいまいちですが、サイズ感は、あえて、ちょっときつめです。

 

で、この作業の際の注意点ですが、

【その1】
少しタイトに感じるくらいでちょうど良いと思います。今回は特に、2枚重ねたコルクシートが履いて馴染んでいくうちに沈み込んでいきますので、徐々にフィット感が増してくると思います、

【その2】
左右1枚ずつです。片方だけ2枚作らないように気を付けてましょう。コルクシートは向きがないのでOKですが、革は必ず左右異なる向きのものが必要です。右だけ2枚、左だけ2枚、にならぬよう、切る前にもう一度確認を。

【その3】
当たり前のことではありますが、試し履きの際はくれぐれもいつも履く靴下を履いて試してみましょう。靴下の厚さでサイズ感相当に変わります。余談ですが、中枠追加したらサイズはタイトフィットになりましたが、当初入れていたシューツリーは入らなくなりました。そのくらい、サイズ感、変わります。

【その4】
コルクシートをハサミで切る際、コルクの粉がそこらじゅうに散りますのでご注意ください。新聞紙を敷くなり、屋外でやるなど、散らかして奥さんに叱られぬよう注意しましょう。

 

 

中古のビン靴だけでなく、ジャストサイズを買った新品靴も、履き込んでいくうちに革が伸びて緩くなってきます。最近、少し緩くなって、しっくりこないな、なんてペアにもお勧めです

履いてく内にコルクが沈んで、自作の中敷きにいい感じに自分のフットプリントがついて、履き心地が蘇ること請け合いです。
で、あらためてその靴への愛着が湧いてきますよ、きっと。

週末の暇つぶしとしてもお勧めです。

 

ぜひ、お試しあれ。

 

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