たまにはイタ靴、たまには布タグ

こんにちは、ばしです。

 

近所のリサイクルショップに数週間前から見慣れぬペアが鎮座しておりました。

マイサイズではないものの、数回履き程度と思しきグッドコンディションなやつ。

12月すでに6足を旅立たせ、気持ちが大きくなっていた私。

有名ブランドのお安いミント品を前に、儲かるかも、と、性懲りもなく拾ってきました。

こいつ。

 

Salvatore Ferragamo

 

・SIZE:8 1/2 EE
・黒
・内羽根ウィングチップ
・Made in ITALY

 

これまでの人生、フェラガモとはほとんど縁のなかった私。海外旅行のお土産にもらったカフスリングが唯一持っているフェラガモです。

みんな知ってるブランドでしょうが、私は、実はあまり詳しくは知らない。なんとなく、華やかな、レディス向けのブランド、との印象です。

そもそも、靴に関しては米国・英国がメインな私。イタ靴はほとんど持ってません。

で、あらためて、ブランド略歴ググってみました。

 

・1898年 サルバトーレ・フェラガモ氏、イタリアに生まれる。
・9歳で妹のために初めての靴を作る。
・12歳にして靴屋を開業。
・16歳で渡米、兄のいるボストンへ。その後、カリフォルニアへ移り開業。
・ハリウッド俳優らを顧客にし「スターの靴職人」との名声を集める。
・傍ら、足を痛めない靴づくりのため、南カリフォルニア大で解剖学を修める。
・1927年 イタリア・フィレンツェに戻り会社設立。
・1933年 大恐慌のあおりを受け、破産・倒産。
・その後、色々あって、復活。
・1960年 同氏、死去。

 

すごい人ですね。「色々あって、復活」の部分、思いっきりはしょっちゃいましたが、ほんと色々あったようで書ききれません。

結局、一代で築き上げたブランドは、家族等により継承・継続しているわけですが、もともとは、「天才的な靴職人」、だったんですね。恥ずかしながら知りませんでした。

解剖学を学び、履き心地を追及した同氏の靴は、「奇跡のフィッティング」と称されるほどの履き心地で、足にぴったりの靴を履くことで、悪かった体調が改善したり、メンタル不全だった人が復調したりと、周囲を驚かせるような逸話が残っているみたいです。

でもそれ、分かります。以前、2足持ってるダブルモンクを誤って異なるペア同士にして履いてしまって、速攻で腰痛になったことがあります(過去記事)。

変なの履いたら、体調おかしくなります。靴って、大切です。

で、フェラガモ。華やかなイタリアのブランド、との認識でしたが、いやはや、深いです。

そんな、レディス靴で有名な同社のメンズのペア。

状態は良い。革の質もよさそう。華奢なイメージのイタ靴にしては、どっしりと貫禄のある佇まい。ですが、高級ラインではないのだろうと思ってました。

理由は、これ。

 

インソックの布タグ。

米国靴の場合ですと、フローシャイム・インペリアルも、ボストニアンも、基本的に布タグは買いではないようです。黄金期のあと、コストダウンに伴い品質が低下した80年代以降の比較的新しい年代のペアに布タグは多い。

今回のフェラガモ。よく見かけるのは、蛇行したような太いゴシックの「FERRAGAMO」の文字が金箔で押されたやつです。

ていうか、それしか見たことがありません。ていうか、フェラガモ以外でも、高級靴のインソックはロゴの箔押しもしくはエンボス加工です。

この見立てに倣えば、イタ靴ですが布タグのこいつも、見た目ほどはクオリティ高くないのかな。なんて思っていたのですが、調べてみたら、おっとどっこい、ハイエンドラインなのでした。

 

TRAMEZZA

フェラガモのメンズシューズには4~5ラインあるそうですが、このトラメッザというラインは、他とは別格扱いのメンズの最高峰ラインだそう。なるほど、新品をググってみると、確かにお値段もすごいですね・・・。

中古とはいえそんなのが普通にお安く転がってる。リサイクルショップって、素敵です笑。

 

「TRAMEZZAトラメッザ」とは、イタリア語で「中間」という意味だそうです。

靴の中間=ミッドソール部分には、粉砕コルクを固めて使用するのが一般的らしい。これを、コルクの替わりに一枚革を使用し、さらに土踏まず部分に金属製でなく木製のシャンクを採用することで、土踏まずをサポートし、フェラガモのこだわる「奇跡のフィット感」を生み出しているそうです。

 

なるほど、素晴らしい。

何より、「奇跡のフィット感」という言葉の響きが兎にも角にも素晴らしい。

私にとっての初・フェラガモです。どれどれ、どんな感じかな、と、試しに足を入れてみたら・・・、なんということでしょう、土踏まずどころか、どこもフィットしません。

そりゃそうです。8 1/2EEです。私にはでかすぎます。

うーん、でかいのは承知の上で買ったんですが、そんな話を聞いてしまったら、試したいですよね、奇跡のフィッティング、ってやつを。相当にお高いペアのようなのでおいそれとは買えませんが、いつか手に入れるべき目標の一つにしましょう。

まずは、私にはでかすぎるこいつで、マイサイズ獲得の軍資金をゲットです。

君、我が家にやって来てくれたばかりで申し訳ないが、メルカリへGO!です!

 

 

なにやら、今回はなりゆきから、同ブランドの広報担当みたいな記事になりました。が、当方、フェラガモ社とは何の利害関係もございません。

まあ、そういう意味では、毎回どこかの広報担当みたいな記事書いてるんですけどね笑。

 

また来週!

2件のコメント

  1. イタ靴は私もあまり持ってません。ラテンよりゲルマンに魅力を感じるタチでして。
    それでも、フェラガモのトラメッザラインはebayでゲットしようとしたことがあります。
    このリサイクル店凄いですね。
    「良いものが安く」手に入るなんて、まさにお宝じゃないですか!
    良いですねえ。

    1. 上場もしている全国チェーンのリサイクルショップなんですけどね。
      大阪の田舎の店舗ですでの、情報が薄いのか、アッパーラインもレギュラーラインも一緒くた、何だと思います。
      もしくは、布タグだから、私同様にお店の人がレギュラーラインと思いこんだのかもしれません。
      まあいずれにせよ、偶にこんなのが転がってるので、リサイクルショップの巡回がやめられない私です笑。

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