クラウンウィンザー by ボストニアン

こんにちは、ばしです。

今回は手持ちのビンテージ靴ご紹介、第3弾です。

 

CROWN WINDSOR by BOSTONIAN

 

・サイズ:9 B/AA(かなり細身)
・黒のスムーズレザーの外羽根ロングウィング
・1980年前半のペア

「FLORSHEIM IMPERIAL」とならび、米国靴の名品と言われるのが、「HANOVER L.B.SHEPPARD」と、この「Crown Windsor by BOSTONIAN」です。

このペア、ブランド名はボストニアンですが、実際の製造はハノーバー、という一品です。細かな蘊蓄がある靴ですが、細身のロングノーズな顔が、大のお気に入りの一足です。

 

ブランド略歴

1899年創業。1960年代まではフローシャイムやハノーバーと同様に高級ラインで頑張っていたようですが、その後大衆靴に方針転換。1970年代にはデザートブーツで有名な英国クラークス社の傘下となります。

なもんで、60年代までのペアは高評価で人気ですが、70年代以降のボストニアンの評価はイマイチのようです。

とはいえ、70年後半~80年代にかけて、他メーカーが海外生産に転換する中で、最後まで国内生産にこだわった同社のイタチの最後っ屁。

往年の高級ラインに再トライ、渾身の思いで打ち出したのが「クラウンウィンザー」であり、ボストニアンの中で最も評価の高いラインとなりました。

しかしこの靴、ブランド名はボストニアンですが、実際の製造は同じくクラークス傘下となっていたハノーバーの工場らしいです。共にクラークス傘下に入って以降、同社とハノーバーは兄弟会社のような関係でだったんですね。

すでに高級靴の製造ラインをなくしていたボストニアンが、最後まで高級靴志向で足掻いたハノーバーを頼った、とのことのよう。

ハノーバーの名前はすでに消えましたが、ボストニアンブランドは現在でも続いています。が、他の多くのメーカーと同様、米国外に生産拠点を移しています。あー、残念。

 

年代とともにタグとロゴが変遷

他メーカーと同じように、ボストニアンもおおよその年代判定が可能です。

1940、1950年代と、古くは布のタグの時代に始まり、1980年前後には写真のような牛を配した刻印に。このロゴの時代が晩年のボストニアンの黄金期です。その後、ブランド名のみの布タグ仕様に変遷していく模様。

このあたり、持ってませんで、現物手に入れて具体的にご紹介しますね。

クラウンウィンザーもインソックのロゴの変遷から、初期、中期、後期に分類されるようです。ちなみに、今回の個体は、初期のロゴなので、1970末~1980年代前半製造のペアのようです。

 

 

Comfort Arch

靴の内側、土踏まず部分のこのアーチこそが、ハノーバー製の証です。ハノーバーのオリジナルのモデルや、SearsなどにOEMで提供されたものにも同様の「コンフォートアーチ」があります。UNKNOWNとして売られているペアにこのアーチのあれば、即、買い、だと思います。

あ、このアーチがないハノーバーの靴も普通にあるみあたいです。あれば、分かり易くハノーバー製、です。SEARSの靴で良く見かけます。SEARSのロゴに出会ったら、とりあえず土踏まず廻りを漏れなくチェックしましょう!

話が横道にそれましたが、今回のこの個体、私には大き目サイズですが、幅が非常に狭いので、踵部分にだけ中敷きを入れて、月1くらいで仕事履きしています。

幅がちょっぴりきつめですが、日常使いに耐え得る程度のきつさです。幅出ししてみようかとも考えていますが、もう、これ以上伸びないか?。

 

(左:SEARS, Hanover made、右:アナザ Crown Windsor)

同じ時代の同じロゴ、茶色のクラウンウィンザーがもう一足あるのですが、こちらには土踏まずのアーチがありません。

これも同じくハノーバーメイドなんですかね?詳しい方に見立ていただきたく、そのうち「アナザーウィンザー」を取り上げてみようと思います。

あ。今回は、いつものようにちりばめられた笑いのツボがなかったですね。
え?何?いつもないって??
ごきげんよー!

 

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