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ボストニャンズ

こんにちは、ばしです。

 

今回は、まじめなおふざけペア。
題して、「ボストニャンズ」。ふざけているのは私だけですが。

 

BOSTONIANS

・茶色のシボ革
・3アイレット
・モカ縫いUチップ
・サイズ:9C/A
・CAT’S PAWのハーフラバーにオサリバンのヒールトップ
・1960年前半~1970年代製

ネットで買いました。ぱっと見、年代不詳のせいか、高くもなく、安くもなく。C/Aウィズですが、外羽根ということもあり、サイズもクリア。1~2ヶ月に1度、仕事履きしてます。

 

BOSTONIAN「S」

ボストニアンの靴です。
インソックに貼付されたシールには「BOSTONIANS」。
「S」って何? ありorなし、どっちが正しい?自社のブランドネームくらいしっかり統一しなはれ、と思うのですが、そんな声などどこ吹く風の、1960年台の大らかなペア。

ラベルだけ複製して安物アンノウン靴に貼って売ったら、それと通って一儲けできそうなのが怖いですね。やりませんけど。今、実は私、仕事がパッケージ屋で、化粧箱とこの手のシールラベルが専門なんですが、やりません。あ、いや、はい、ほんとに。・・・ていうか、ニッチ過ぎて誰も買わない(笑)

 

 

カタログでわかる、ボストニアンの年代

以前にも書いたとおり、ボストニアンの靴は、過去のカタログをWebで参照することができるので、おおよその年代を特定できます。
今回のペアは、1962年のカタログで初めて登場。ざっくり、1960年代のペアと思われます。

60年代頃までのボストニアンは、高級靴志向だったようです。
その後、方向転換して、大衆靴にシフト。高級志向の競争から降りた、ようです。大衆靴ということですから、当然、価格帯も、それに伴いクオリティもダウン。というか、コストダウン、ですね。

 

その後、クラークスの傘下へ、そして、ハノーバーの力を借りて、最後に意地のクラウンウィンザー投入・・・。
このペアは、大衆靴へ方向転換する前の時代のものではないでしょうか。革の質感も悪いくはない。C/Aウィズゆえのスリムな印象。そして何より、土踏まずあたりのシェイプが米国靴らしくないのが気に入っています。

 

CAT’S-PAW

ビンテージシューズを漁っているとちょこちょこ聞く名前です。
ハーフラバー、ヒールトップのビンテージブランド。

今回のペアにはハーフラバー。オリジナルなのか、そうでないのかは不明ですが、ま、こいつならいいかな、と思わせてくれる奴です。

アメリカ、メリーランド州ボルティモアにて1904年に設立。今も存在する進行形の企業のようです。現行品も手に入るようですが、昔のビンテージ品はデッドストックも非常に入手困難になっている模様。

 

こちらはシアーズのPTBについてたトップリフトです。猫のヒールトップ。結構シュールな猫ですね笑。

“CAT’S PAW WON’T SLIP” とあります。CAT’S-PAW=猫の手の平、です。そんな感じで吸い付く歩き易さ。という意味でしょうか?なんかいい感じですね~。

こいつがくっつけば、
ボストニアンは「ボストニャン」に、ネトルトンは「猫ルトン」、へ変身。AirMAXのCAT’S PAW搭載モデルは「ニャイキ」、になるとかならんとか・・・。

あ、すみません、今日はこの辺で。

 

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