こんにちは、ばしです。
いやはや、一旦全体、どうなってるのでしょう、まったく。
ねえねえ、聞いてください。リーガルさんとは、若いころの出会いの気まずさもあって、いまも昔もあんまり相性良くないんです。・・・って、書けば書くほど、遭遇率が上がって来たこの数週間、なのです。
なんで?
過去の罪滅ぼし?良さを知ってくれって?
なら、なんで、靴棚に空きスペースを作るべく、売りに精を出しているこのタイミング、なんでしょうね、まったく(笑)
ま、そんなこんなで今回は結構レアと思われるこいつ。性懲りもなく拾ってきました笑。
ALAN FLUSSER by SHETLANDFOX
・SIZE:5 1/2 E
・茶色のショートウィング
・1980年代~1990年初頭
・Made in Japan
相当にレアなペア、と思われます。シェトランドフォックスによるアランフラッサー。で、極めて、極めて、グッドコンディション。探しても、こんなの、みつからなーい。
アラン・フラッサー
ファッション業界で凄く著名な方だったと思います。学生時代、雑誌なんかで良く見かけました。
いわゆる、アメリカントラッド、アメトラに飽き足らず、プラスアルファを提案し続けて一世を風靡した、アメリカ、というか、1980年代を代表する正統派のスタイリスト?ファッションリーダー?、みたいな方。著書もたくさんあるみたいです。
確かに、このペア。いわゆるアメリカン、な顔ではなく、どことなくヨーロピアンな雰囲気。ロブスとか、タニノクリスチーとか、そっち系の顔ですかね。セカストで最初に見かけたときは興味なかったのですが、2度目の出会いで嵌まってしまいました。
シェトランドフォックス
何度も書いてきたとおり(過去記事)、若い頃、リーガルさんとは相性良くなかったんです。当然、興味関心の程度も低い。なもんで、恥ずかしながらつい最近まで実は、シェットランドフォックスがリーガル製であることを知りませんでした(笑)
初めてこのペアを、こいつのインソックの「アランフラッサー」の文字を見たとき、思ったんです。あ、古そうだけど、どうせ、アランフラッサーの名前冠してひと儲け企んだ当時のMADEINJAPANだな、と。
ライセンスもの、って、やはり品質に劣るモノが多い。過去、沢山みてきました。バブル崩壊直後はそんなのばっかだったし。で、そんなやつは安くてもスルー。だったのですが・・・。
先日再び立ち寄ったところ、あ、まだ売れずにいやがる。なぜそのような気分になったのか、自分でも分かりませんが、とりあえず一度くらい履いてみようかな。と、足を入れてみたら、、、これがまた、何故だかマイサイズ。
5 1/2E、って、インチ?センチ?リーガルさんのサイズ表記はなぜこんなのばかり? なぜ「5 1/2E」が、25.5センチ、7 1/2Dの私の足にちょうど良いのか、誰か説明しなはれ笑。で、あらためて、隅々を眺めてみたら、ヒールトップにこんなのが・・・。
・・・ったく、それならそうと早く言えよ!
あ、早口で3回言え、ていう意味じゃないからね、念のため(笑)
ていうか、最近までその意味を良く理解していなかったシェトランドフォックス。
赤シェトランドフォックス青シェトランドフォックス黄シェトランド・・・・
いやいや、そうではなく。私でなくとも誰も気づきませんよ、普通。そもそも、大半の人はアラン・フラッサー、って、知らんし。
で、よーよー良く見てみたら、、、ま、確かに作りはちゃんとしてます。アッパーもきめ細かい。ソールの作りもきちんとしてます。ステッチも結構細かいです! 昨日セカストに置いてる中古のシェトランドフォックス(最近のやつ)覗いてきましたが、勝るとも劣らない技でした。
で、あらためて、このペア。結構素晴らしいです。なかなかにハイクオリティ。
サイズ感は、内羽根ですが余裕あり。幅も広く、いわゆる、1980年代当時の「幅広甲高の日本人向けの木型」を体現するペアです。
アッパーの傷はほぼ皆無。革の質も悪くない。ヒールは2~3mm減っているものの、極めてグッドコンディション。やるやん、リーガル。こんなのあるなら、もっと早く言ってよ!
・・・あ、でも私、メインは一応米国靴、なんです。
リーガルのレアなペア。そんなこいつを欲しい!という方がおられそうなペアですね。
よし!こいつはそんな方の手元、もとい、足元に送り届けたいと思います!
どこにいますかね?
いるのなら、手でも足でも、挙げとくれ~
(関連記事)