こんにちは、ばしです。
前々回にちらりと紹介しましたが、半年ぶり、久々にリーガルを拾ってきました。
近畿大学のキャンパスのほど近く、昨年オープンしたばかりのリユースショップ。たまに車での通勤の際、帰り道にふらりと顔を覗かせてます。
大学生が足を運ぶからでしょうか、品揃えは若者向け、まずまずのようです。
で、そんな最近の大学生には、昔のリーガルはあまり人気が無いようです。黒のプレーントゥなら就活用などでのニーズもあるでしょうが、茶色のスリッポンなんて、見向きもされないみたい。
最初はそこそこいい場所に陳列されてましたが、いつの間にやら「雑多な靴コーナー」に移されてました。
おお、これは不憫、てなことで、毎度のごとく持ち帰ってきました。
こいつ。
REGAL,EAST COAST COLLECTION
・size:25EE
・1枚仕立てのUモカ
・レザーソール
・Made in JAPAN
2足目のイーストコーストコレクションです。1980年代から20年以上続いた、リーガルにしては英国靴を意識した作りの高級ラインです。
すでに旅立った1足目は、同じく茶色のタッセルスリッポンでした。アッパーの革質もよく、相当にしっかりしたつくりでしたが、私には若干小さかった。
比べるとこんな感じ。
サイズ表記は前回同様「25EE」ですが、形状のせいか、幅は今回の方が若干余裕があるみたいです。
アッパーはどちらも茶色ですが、今回のはだいぶ黄色っぽい茶色です。写真ありませんが、ソールはどちらもオールレザーで、トップリフトが楔形のゴム、というのも同じ。インソックのロゴも同じデザインですが、今回のは金箔仕様です。こちらの方が新しそうです。
とはいえ、古いペアです。まずは手入れ。
・ステインリムーバー
・レノマット
・グリセリン保湿
・コロニル1909
・サフィールクレム1925
順を追って、こんな感じ。
ステインリムーバー(汚れ落とし)
布にとって全体的にまんべんなく汚れを落とします。汚れそのものはそれほどでもないよう。そんなに変化ありません。
レノマット(頑固な汚れ落とし)
外側、小指のあたりが左右ともに大きなシミ?汚れ?があります。薄茶なので結構目立ちます。ステインリムーバーでは変化がないので、強力リムーバーであるレノマットを投入。が、あまり落ちない。
お、アッパーの薄茶とシミのコントラストが、レノマットのパッケージの色目とシンクロしている!まあ、だからどう、ということもないのですが笑。
グリセリン保湿(保湿)
古い上に、永らく空調の行き届いた店内にいましたから、カラカラです。乾燥した状態で足を突っ込むと、履き口あたりが裂けることもあるようです。
グリセリン(ドラッグストアで購入)に水を加えた濃度30%程度のグリセリン水をコットンパフ(100均で購入)に浸し、アッパー全体にまんべんなく貼り付けます。今回は特に、履き口周りをしっかりとケア、です。
小一時間放置。水分を吸って、全体的に色目が濃くなりました。が、どうしてもトゥやヒール外側に水分を吸い切らない部分が発生してしまいます。そのまま乾かしても、斑(まだら)な仕上がりにはならないのでしょうが、万一のことがあると嫌なので、吸うかは分かりませんが、さらに1時間放置。
こんな感じ。
まあ、これが限度なのでしょう。丸一日放置しても、きっと、50歩100歩でしょう。このまま乾かしてみて、斑模様がどの程度残るのか、検証してみましょう。
てなことで、次回に続く~。
週末に手入れです。
3連休ですね。私は高速を飛ばして少し遠方まで(といっても大阪府下ですが)新規開拓の予定です。
素敵な出会いがあると嬉しいな。
皆さんも素敵な週末をお過ごしください。
(関連記事)
私にとって憧れであり、リーガルのトップシリーズだったイーストコーストコレクションも、現代では窓際族に成り果ててしまっているのでしょうね。
エーボンハウスもそういう扱いですけど、時代の移り変わりの残酷さを強く感じています。
でも、だからこそ格安で手に入れられるんですけどね。
手入れの結果が楽しみです。
それから、私も可哀想な小羊を保護してきました。
なおけんた様
いつもまでも若いつもりなのですが、ほんとに、時代の移り変わりを感じますね。
まあ、「最近の若いやつ」、ってのが、いつの間にやら自分の子供の世代になってきてますし、そういう意味では彼らが興味持たないのも納得、ではあるんですけどね。
エーボンハウスなど、バブル期のDCブランド絶頂期の「ちゃんとした」ブランドの品は、
時代を超えて色褪せないですよね。私も、自分用はもちろん、息子用に勝手にコートやジャケットなど拾ってきて、訳も分からず着させてます。
ブログを拝見して、私も、次のリーガルはミレニアムコレクションが欲しいな、と。
ただ、実物、見たことありません。出回っているのもみたことありません。
まあ、地道に探します笑。