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布タグREGAL(中古のリーガルその15)

こんにちは、ばしです。

 

ビンテージ靴好きな人にとっては、「布タグ」って、特別感があると思います。

ビンテージの品の中でも、特に年代が古いものについていることが多い。
そのため、布タグそれだけで触手を動いてしまう、という方も多いのではないでしょうか。

今回のは、年代はそんなに古い時代のモノではないですが、状態も良く、そうそう見かけないこともあって拾ってきました。

7月の1足め。

こいつ。

 

布タグREGAL

旧旧ロゴのリーガル・インペリアルです。
個人的に、古いロゴの時代のレザーソールのリーガルは「買い」だと思ってます。

最近のレザーソールのも悪くないんだと思います。が、このところ長らく新品の靴を買ってませんで、何とも分かりません笑。
で、そんな旧旧ロゴのレザーソールのインペリアルをは2足持ってますが、2足とも布タグはありません。

ロングウイングばかりたくさんあってもしょうがないのですが、今回のは貴重な「布タグ」つきということで、「確保!」と相成りました。

 

何度も紹介してますように、「旧旧ロゴ」=「日本製靴時代のペア」です。

日本製靴がブラウン社と技術提携したのが1961年。
商標を買い取り、「リーガルコーポレーション」に社名変更したのが1990年。
なので、このペアは1961年~1989年のいつか、に作られたペアということになります。

ライナーは後方が革で前方がファブリック。カナダ製フローシャイムみたいな色目です。タン裏も革。で、中にクッション入ってます。手間かかってます。

ロゴやタグなどの仕様を加えたら、さらに細かい年代判定が可能なのかも。
ですが、すみません、あんまり詳しくありません。「布タグなし」よりも時代は古い、ということは間違いないので、恐らく1970s~80s前半くらい、と思って間違いはなさそうです。

 

さっそく、手入れです。
いつも通り、まずは左から。

 

ステインリムーバー

 

そんな汚れてません。

黴臭くもない。

 

 

LEXOL

いつも通り。

コバ周りもしっかりときれいにしましょう。

 

リッチデリケートクリーム

いつもの100均の「デリケートクリームもどき」を使い切ってしまったので、本家登場させました。

 

TAPIR レダーオイル

油分補給&保革&追加の汚れ落とし。

 

コロニル1909シュプリームクリームデラックス

仕上げ。

安定の仕上がりです。

右も同様に仕上げてメンテ完了です。

 

ビフォーアフター。

【BEFORE】

【AFTER】

 

【BEFORE】

【AFTER】

うん、良い感じです。
私の中では、
リーガルと言えばロングウイング。
リーガルといえばシボ革です。

ザッツ・シボ革、といったサイドビューです。
このペア、状態はかなり良い。まあ、だから拾って来たんですけどね笑。

 

ヒールトップ。綺麗です。削れも僅か。9割ほど残ってます。

セカストで誕生日から1か月間使える10%オフのクーポン使いました。
この状態で6000円でお釣りなら、私でなくとも持ちかえりますよね。

で、見ての通り、サイズは「25.5EE」です。

リーガルの靴はサイズ表記より大き目、なんてことをよく聞きます。
こいつも確かに大き目です。
USサイズだと「8.5E」くらいのサイズ感のように思います。
ですが、私の、これまでのリーガルの靴の印象と比べると少し異なる印象です。

幅広甲高の日本人向けの木型によりリーガルの靴ですが、私の印象は「幅広」で「甲は普通」との印象でした。

比較的最近のリーガル。
ロングウイング・801R。

既に手放したこのペアはサイズ表記は「25」でした。
このペア、メダリオンがサイコーにカッコいい、好みでした。が、長さはちょうど、幅は広すぎ、甲は高くない、といったサイズ感で、幅狭めな私には少々疲れる靴でした。

足幅が大きめの靴、履いたことありますか?
靴の中で足が右に左に、と動いて、歩いているとものすごく疲れます。私が若い頃の日本製の靴は幅広なものが多くて、幅狭めの私の悩みの種でした。

で、今回の25.5EE。足を入れた感じでは、幅はそれほど広く感じません。801Rよりだいぶ狭い印象です。替わりに、甲は高めの印象ですが、そもそもが外羽根ですので、紐で調整が可能です。

まあ、そもそもワンサイズ上なので中敷きでサイズ調整が必要なのですが、幅は狭くてちょうどいい感じです。まあ、持ち帰った最大の理由が、私にとっては意外に感じるこのリーガルらしくないサイズ感だったりもするわけなんですけんどね。

あらためて、全景。

おおー、流石の貫禄です。
ザッツ・リーガル、です。

リサイクルショップで見かけるリーガルの靴は、最近のモノの方が値段が高くて、このくらいの年代のものが非常に安い値付けがされているものが多くて、大変お買い得です。かつ、スタイルも米国ビン靴ライクなものが多い。

旧旧ロゴインぺリアルのレザーソールとイーストコーストコレクションは、サイズと状態が良ければ、買ってみて損はないかと思います。

思えば3足目の旧旧ロゴインペリアルレザーソールです。
3足並べて記念撮影です。

長靴の中に「REGAL」の文字があるのが旧旧ロゴです。
長靴の下の「REGAL」の書体も独特です。

(奥側のペアの記事:「旧旧リーガルをがっつりメンテ」
(手前のペアの記事:「中古のリーガル(その14)」

 

今回の布タグ2235。
他のリーガルの靴を全て手放したとしても、最後まで売らないやつになりそうです。
レザーソールだし、梅雨が明けたら履き下そう。

 

たまにはリーガルも悪くないですね。

 

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