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拾ってきたビンテージブーツをメンテナンス

こんにちは。ばしです。

 

古着屋やリサイクルショップを巡る際、自分の靴だけでなく息子や娘に良さそう、なんて思うと勝手に拾ってきてしまう私。

以前は購入を躊躇うことがほとんどでした。サイズが合わない、デザインが気に入らない、てなことで、履いてくれなきゃどうしようもないですものね。ですが、いらなけりゃメルカリで売って、他の人に履いてもらえばいいということが分かり、最近は気軽に買ってしまいます。

今回は、そんな、こいつ。

 

VTG BOOTS(詳細不明)

 

気になるペアを見つけた場合、2000円でお釣りがくる価格だと大体持ち帰ってきてしまいます。今回は、一目見て古そうなこいつ、どんな由来のものか調べてみたくて拾ってきました。

メンズコーナーに鎮座していた24センチ相当のこいつ。古着好きの娘にと拾ってきたところ、なんと!凄く気に入ったとのこと!グッジョブ、俺!

で、あらためて、メーカーも年代も不詳ですが、結構古そうです。
内側には数字とアルファベット。

 

 

460 2941-17
3680 BS 108

「460」がたぶんサイズ表記。6Dかと思われます。先日旅立っていったDACK’Sもこんなサイズ表記でした。

Uチップスタイルの9穴ブーツ。もともとはスムーズレザーだったのでしょうが、それなりに履きこまれて足首周りはシボ革みたいになってます。

ソールはこんな感じ。

 

 

 

LIGHT TREAD
NEOPRENE OIL RESISTING

初めて見ました。

ググってみたところ、LIGHT TREADのトップリフトは、古くは第二次世界大戦時のミリタリーブーツ、最近ではバイク用のブーツなんかに使用されていたみたいです。

NEOPRENEのラバーソールも同様で、ミリタリーブーツやワークブーツなんかに装着されていたようです。が、残念ながら今回のと同じ形状・デザインのものが見当たらず、年代を推測できる手掛かりさえ見つかりません。

 

インソックにはアーチサポート&中央に直径3センチほどの丸いヴァンプ。WRIGHTなんかにもヴァンプがついてますが、あれはたしか菱形だったような。写真でだけですが、丸いヴァンプのペアを見かけたことがあります。どこのメーカーだったっけ・・・。

 

 

 

トゥのステッチは太いの2本に細いの2本で計4本。スチールは入っていないようです。で、履き口以外のステッチは全てダブルステッチ。全体的に、がっちり、しっかりした作りです。

アッパーはキズ・皺だらけでそこかしこにクラックありますが、分厚くしっかりしてます。ライナーは布。タン裏のフエルトは結構残っているので、それほど履きこまれたわけではないのかも。

 

 

で、このままではみすぼらしいので、手入れです。

 

 

いつもはこんな感じですが、今回は保湿は軽め。クラック部分が結構目立つので、ワイン色のクリームをしっかり塗り込んでみました。まずは左。

 

 

右も塗り込んで、ビフォーアフター。

 

 

女の子ですし、ラベンダーカラーの中敷き追加して、メンテ完了です。

 

実のところ、まさか娘が気に入ると思っていなくて、いくらで売ろうかと思案していたのでした。いくらで売れるのか?試せないのがちょっぴり残念だったりして・・・笑。

恐らく、USメイドなのでしょうが、結局詳細分からず終いです。ま、いいや。

勝手な推測ですが、1960~70年代頃のペアではないでしょうか?

父親が生まれた時代に作られたブーツを娘が履く。

 

なにやら、不思議な気分です。

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