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自分でパティーヌ・その1【準備編】

こんにちは、ばしです。

現在、下駄箱の靴の整理中の私。

個々のペアを眺めていて思うことは、いやー、靴って、永く履けるものなんですね、あらためて。デニムなんかの衣類と比べて、革は経年劣化の程度が緩やかだからこそ、こうして何十年も前の、今なお現役で履ける靴たちが私の元へやってきたわけです。

お気に入りの靴はこの先も大事に履いていきたい、と、定期的にメンテするわけですが、傷んでどうしようもないのもあります。それがお気に入りのペアだったら・・・。

で、以前にも登場したこいつら。

 

アレンエドモンズ・デルウッド過去記事

 

 

おんぼろフローシャイム過去記事

 

まだまだ履けますが、アッパーの色抜け、キズ、ひび割れ、など、相当にひどい。近々ゴールデンウィークでもありますし、この機会にがっつりメンテナンスして蘇らせたいと思います。

 

自分でパティーヌ

パティーヌとは、革に色を塗り重ねる染色技法のことです。独特の美しいムラが特徴で、ベルルッティの靴なんかで有名になった技法らしいです。

アメリカ靴をベルルッティにしたいわけではないですが、単に単色で塗り直すというのも面白くないので、少しだけ、ムラと色気のあるペアに仕立て直せたらなと思っています。

DIY的に自分でパティーヌ、を実践されておられる方が結構いて、そういった方々のブログを参考にしつつ、東急ハンズで下見をした上で計画を立て、道具を購入しました。

 

 

(1)アセトン(脱色)

まずはこいつで色を落とすらしい。ジッポオイルやエタノールなんかを使用することもあるようですが、一番ポピュラーなのがこのアセトンみたいです。AMAZONで購入。500mL入りですが、キャップや緩かったのか、隙間から揮発したのか、届いたら440mLしか入っていない(笑)。809円。

 

(2)ローバスバチック(染色)

こいつをお好みで適度に薄めて、色を塗り重ねます。水で薄める水性タイプのがローバスバチック。アルコールで薄めて使用する「ローバススピラン」てのもあるらしいです。バチックの方が100円安いのと、水で薄める手軽さからこちらにしました。紺と黒を購入。各369円。

 

(3)レザーフィックス(色止め、艶出し)

「水性万能仕上げ材」とあります。革のクラフトの世界で定番のものらしいです。光沢もつくグロスタイプもあるみたいですが、初心者なんで、まずは定番ものからやってみたいと思います。1180円。

 

(4)その他

100円ショップで筆、使い捨てのポリ手袋、パレット代わりのプラスチックカップなんかを購入。各108円。

 

これでまずは準備完了です。

実際は1・2・3の間に時間を置いたり、乾かしたり、乳化性のクリーム塗り込んだり、といった手順があるみたいです。その辺は、実践しながらレポート予定です。

まずは、アレンのデルウッドから実施の予定です。目指すは、少しだけ青みのかかった黒。ナスの漬物のイメージ。

 

あ、なすび、ピンボケですね。撮り直したいけど、食べちゃったし。

で、次いで、おんぼろフローシャイム。こちらは、場合によってはバチックを追加購入して、青でなく紫がかった漬物でないナス、を目指そうかと。

 

ほんとは、1000円前後の古靴拾ってきて先に実験しようかとも思いましたが、めんどうなのでやめます。ぶっつけ本番で行ってみようと思います。上手くいったら、500円くらいの靴を蘇らせて高値で売ってやる。うししっ。

お楽しみに!

 

(関連記事)

自分でパティーヌ・その2【実践編(前編)】

自分でパティーヌ・その3【実践編(後編)】

おんぼろフローシャイムをパティーヌ(前篇)

おんぼろフローシャイムをパティーヌ(後篇)

 

 

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