こんにちは、ばしです。
先月ドイツから届いたUSメイド2足。
1足は、3穴のLYTTON’S。
詳しい方からコメントで、Plymouth Shoe Company製造だと教えて頂きました。
内側の印字などのスタイルが全く同じらしいです。
(参考:SUPER8SHOESさんのPlymouth Shoeのペア)
で、こいつ、9Bサイズ、なのに中敷きなしでほぼジャストサイズ。
無事ローテーション入りしました。
もう1足は、フローシャイム。
こちらが本命だったのですが、自分では履けない。なもんで、放置したままでしたが、先週末にようやく重い腰をあげてメンテしました。
こんなやつ。
FLORSHEIM PUNCHED CAP TOE
一見して、なかなかに古そうなやつです。
よっしゃ! 掘り出しものゲット!
のはずが、届いてみれば、小さくて履けません。いや、厳密にいうと、細い。
足を入れたら入るには入りますが、たぶん歩けません。
一気に熱が冷めましたが、なかなかに変わったフローシャイムです。
メンテしながら細かくみてみることにしました。
ライニング
・SIZE:8C/AAA
・品番:2158
・アルファベット表記:GE
8Cはなんとか入る私。ですが、AAAというのは届くまで全く分かりませんでした。細いです。履いた感じでは、踵側がC、爪先側がAAA、といった印象。
品番は2158と4桁。フローシャイム社が懇意にしているショップ向けの別注品が4桁、との話もあるようですが、こいつもそんなやつなのでしょうか。
で、「GE」。この後で触れますが、釘穴ありのゴムヒール仕様ですので、1964年7月製の可能性が高そうです。その割には、コンディションは申し分ない。
ソール&ヒール
ソールはカラス仕上げ。
ヒールは釘穴ありのラバーヒール。
ソールの消耗も僅か。インソックのロゴの擦れもほとんどありませんので、ラバーはオリジナルのままで、余り履きこまれていないペア、のように思われます。
で、こいつ。
ヒールトップの側面に数字が。
「30349」とあります。なかなかに達筆です笑。
左右とも同じ場所に同じ数字の表記があります。
どういった意味・目的のものなのでしょう?
わからないことだらけです。
アッパー
7穴スワンネック。ベリーベリークラシックで、素敵です。アッパーの革質もきめ細かく、ミシンのステッチも細かい。
残念ながら右足に軽いクラックが。
まあ、使用には問題ない程度です。
うーん、履けないのが悔しい。
中敷き、ほか
ソックシートには「The FLORSHEIM Shoe」の刻印。中央に「UNION MADE」とその下の番号は「②」。
タン裏はフエルト、青窓のレギュラーラインの仕様です。
とりあえず、メンテはこんな感じでした。
ステインリムーバー
そんな汚れてませんでした。
グリセリン保湿
乾いてる風でもないですが、念のためアッパーと踵内側に、グリセリン水を投入。
霧吹きで直接吹きかけて放置です。
コロニル1909で仕上げ
いつも通り、で、ブラッシングして終了です。
ビフォーアフター。
全景。
茶色に白のステッチが映えます。素敵です。
ですが、あらためて、細い!
eBayの写真ではこんなに細くは見えなかったのに。
まあ、人は物事を見たいように見るといいますから、私のミステイクなのでしょう。
で、この細さ加減。なんか既視感があります。デジャビュです。
こいつでした。
Nardさんで購入したエドウィンクラップ。こいつも小さくて履けません。
サイズは8 1/2Bです。フローシャイムは8C/AAA。
並べてみた感じでは、足入れ時のサイズ感は同等程度、かと思われます。
が、なぜだかフローシャイムの方が長い。
で、爪先が鉛筆みたいにとんがってます。
名付けて、えんぴつフローシャイム。
とんがった部分は、えんぴつの「芯」相当、その分だけ、長い笑。
写真も含め、こんな細いフローシャイム、初めてお目にかかりました。
別注品、だからでしょうか?
そもそもこいつ、メンズ用?
レディス、なんてことはないんでしょうかね。
いずれにせよ、なんだか、訳の分からないやつです。
皆さま、何かお気づきの点などありましたら、ご教示ください。
今回は、そんな感じで、消化不良のまま、
おしまい。