こんにちは、ばしです。
先月9月頃より、リユースショップの雑多な靴コーナーに古靴が帰ってきたようです。と、何度か報告してますが、10月後半になりまして、買いだけでなく「売り」の方も動きが活発になってきました。
実は、9月はほんと動きがなく、1足しか売れませんでした。
買いもわずか。けれども、私にしては値の張る靴を買ったおかげで、大幅な赤字に。
単月の収支としては過去最悪、あまりにひどく、つまびらかにするのは憚れます。
よし、「ゆく靴くる靴」は、9月と10月分の2ヶ月分まとめて記事にして、もろもろ、誤魔化そう。
そんな思いを胸にスタートした10月。
前半は、先月からの引き続きで、リユースショップで掘り出し物をちょろちょろと拾ってきてます。方や、売りは動きが鈍い。なかなか売れない。
いや~、今月も売れないとほんとに困るんですけど。
なんて思っていたら、月半ばを過ぎた頃からようやく動きが。
先週末から週初めにかけて、4足旅立っていきました。
ようやく、ようやく、です。
で、靴以外にもピーコートが売れたり。
本格的な秋冬の到来を前に、衣替えの作業のせいでしょうか、皆さんようやく物欲が刺激され始めたのかもしれません。
今回はその中の1足です。
こいつ。
JALAN SRIWIJAYA ダーティバックス
ジャランのダーティバックスです。
雑多な靴コーナーに、ノーブランド扱いで鎮座しておりました。
見ての通り、ミントコンディション。
というか、試し履き程度のほぼ新品です。
踵の減りも皆無です。なのに、値札にはいつものお買い得な金額が。
おお、これはいい!サイズも8とマイサイズ!
と、試着もせずにレジへ直行です。
持ち帰って足を入れてみますと、で、で、でかい・・・。
そう、インドネシアで生まれ、英国ノーザンプトンで修行を積んだ同社のこの靴のサイズは、「US8」ではなく「UK8」なのでした笑。
JALAN SRIWIJAYA ジャランスリウァヤ
1919年創業のインドネシアのシューメイカー・ジャランスリウァヤ。
当初は外国人向けのミリタリーブーツを手掛けていたとのことですが、その後経営者の子息がノーザンプトンで修業を積み、インドネシアでハンドソーンウエルテッド製法の靴づくりを実現。2003年に同ブランドが誕生、との経緯らしい。同社のホームページにも説明がありますが、OTOKOMAE男前研究所さんの記事がより詳しく参考になります。
本ブログでは2度目の登場です。
1足目は黒のキャップトゥでした。
2年ほど前にアンノウン扱いの拾ってきました。
思えばこいつもミントなやつでした。
「でした」というのは、そう、とっくに転がして手元にありません。
このペアも私にはでかくて、持ち帰ってきて売りに出したら、1週間ほどで旅立ってゆきました(過去記事)。
インソックには手書きで「For UNITED ARROWS」とあります。
UAのジャラン別注品でした。
今回のダーティバックスのロゴはこちら。
「Fortuna Shoes」「Jalan Sriwijaya」「Bandung」とあります。
「Fortuna Shoes」が、ジャランブランドを掲げるシューメイカー名で、
「Bandung」が同社のあるインドネシアの町の名前だそう。
コストパフォーマンスの高い本格靴として何かと話題で、最近よく見かけるようになったジャラン。中敷きのロゴは手書きのものと、以下の写真のような刻印タイプのモノを見かけます。
何が、どのように違うんでしょうね。
ちなみに、同ブランドの日本語のホームページのペアのロゴはこの刻印タイプで、インドネシア本国・Fortuna Shoesのホームページのロゴは今回のダーティバックスと同タイプです。
本国のHPのスクショお借りしてきました。
パンチングレザーのカッコいいアッパーに、中敷きは手書き。
現地価格で300万インドネシア ルピア=約22,000円(2020/10/22時点)。
輸入すれば関税等がかかるわけですが、それにしてもお買い得な本格靴と言って間違いないのでしょうね。
今回のペアはそもそもミント品につき、メンテの必要がありません。
ビフォーアフターはなしですが、あらためてこんなペアです。
英国製です。と、言われたら、おお、確かに、と言ってしまいそう。
アッパーの革質も適度に厚くて、しっかりとした造作です。
ヒールカップも立体的でボリューミーです。
スエードもきめ細かです。
色目も綺麗。
秋に活躍しそうなペアです。
私にはデカすぎるんで、冬が来る前に次の持ち主へ届けようと出品しましたところ、我が家での滞在日数10日ほどで旅立っていきました。
Buyee
で、今回のこのペア、日本ではなく、海外の方が、「Buyee(バイイー)」なる代理業者を通して購入されたらしいです。初めて知ったのですが、日本国内サイトの商品を代理購入して海外へ発送する、そんな業態・サービスのようです。
まあ、確かに便利ですよね。
私も、「SEKAIMONセカイモン」なるサイトを経由して海外からの商品を購入したことがあります。まあ、eBayやETSYでは、直接買った方が手数料もかからないので最近は直接取引ばかりです。
ただ、海外発送に対応していない「POSHMARK」(アメリカのフリマサイト)なんかで目ぼしいのを見つけたときに、観るだけで終わってしまうんですよね。逆に私の替わりに代理購入してくれる会社とか、ないのかな。いや、きっとあるんでしょうね。まあ、手数料とか高くついたら嫌なので、買うのは今まで通りでいいかな。
ただ、売り手としては、「メルカリでは日本国内」のみ、と思っていたのに、海外にまで広がるというのは、裾野が広がってありがたいですね。
これなら、最初から海外の人のみをターゲットに、ジャパンメイドの品も売れるかも笑。
まあ、私は基本的に米国&英国靴がメインですので、靴以外にあれもこれもと手を広げるつもりはありません。
ですが、出品時の説明は日本語だけでなく英語もあった方が親切でいいのかも。いや、そうなると手間がかかって面倒だな。いや、日本語と英語の併記はプロの業者っぽくて日本のユーザーの印象良くないかも。
などと、やりもしないのに心配ばかりが先に立つのでした。
すみません、なんか今回は支離滅裂ですね。
転がすだけでは、つまらない、物足りない。
やはり、ちゃんとメンテ、手を入れられたほう楽しいですね。
よし、この週末はおんぼろ古靴漁りの旅に出よう。
どのペア履いて出かけよう。
いい出会いがありますように。
皆さんも素敵な週末をお過ごしください。