こんにちは、ばしです。
私事ですが、今日は父の誕生日。わたしの親父、1940年製です(笑)。
今回は、そんな日に相応しいベリーオールドな米国靴ブランドです。
今年最初に購入したペア。自分へのお年玉。
エドウィン クラップ Edwin Clapp
・SIZE:8 1/2 B
・Hand Lasted
・きれいな明るめ赤茶色
・内羽根クオーターブローグ
・6アイレット
・1940~50年代製
・ところどころにキズあり
1825年マサチューセッツ州で創業。で、1960年代末には姿を消したらしい。いやはや、古いですね。譬えるなら、自分が生まれたときにすでに他界していた祖父に出会ったような感覚、でしょうか。
立ち位置は、「FlorsheimやWeyendergより高級で、Nettletonと同等くらい」とのこと。年代判別法もわかりませんが、ぱっと見で非常に古い。その割には状態は悪くないように思います。
手持ちの靴の中では1958年製のフローシャイムが最も年代の古いペアでしたが、大幅に更新したみたいです。
内羽根、Bウィズ
ネットで購入しました。「普段7 1/2D〜8Cで甲が低い方でしたらジャストで履いていただけると思います。」とのコメントは見つつ、それなりのお値段だったので眺めるだけでおりました。が、年末からのセールで大幅値引きになったこともあり、つい誘惑に負けてしまいました。
内羽根です。ネットで現物確認せずに購入して過去に何度か失敗しているパターンです。加えて、サイズが8ハーフとはいえBウィズ。見たまんま、相当細いです。前回のボストニャンズ(9C/A)と比べててもこんな感じだし。
兎にも角にも古いメーカーで、弾数もあまりなく出くわすことの少ないブランドのようです。写真でしか見たことありませんでした。それもそう多くはない。
なので、万一履けなくとも、史料的意味合いから1足くらい持っておきたい。そんな思いで、2018年の一足目として、元日の夜にポチッ、とチャレンジしちゃいました。
季節限定、初夏と初秋に履いてみたい
足を入れてみての感想です。
履くには履けます。が、素足でないと無理そうです。「普段7 1/2D〜8Cで甲が低い方」って、まんま私のことです。ですが、薄手でも、靴下履いて、は、ちと厳しい感じです。「昔の靴は今より小さめのサイズ感」、をまたも実感しております。
真夏には履きません。汗で一気にダメージ与えそう。素足だと寒い季節も無理です。となると、履ける季節は限定されそう。初夏と初秋に履いてみたい、でなく、実際はそのタイミングでしか履けない(笑)
素足でも結構タイトです。手入れ前ですが、どんな感じかなと左だけ足入れてみました。内羽根の羽根は閉じません。幅はやはり狭い。
が、高さはOK、踵周りのホールド感もジャスト、いい感じでタイト目にフィットします。アッパーも内側も柔らかい。
うん、悪くない。所々にキズはあるものの、ディテールも、非常に綺麗だと思います。
ビン靴専門のネットショップさんなので、ある程度メンテ済でしょうが、それにしても70~80年前の靴です。うちの親父と同世代。いやはや、言葉もありません。
非常に古いビンテージですが、所詮GEAR、履いてなんぼ!の精神で、年に数回ずつでも、傷めぬように大切に、履いていこうと思います。ちょっと勇気が必要ですが・・・。