こんにちは、ばしです。
大阪サミット開催中の金曜日。
仕事帰りに立ち寄ったリユースショップで、お安いヴァンプローファーを拾ってきたのですが、実はそのあと、別のもう1軒でもう1足ゲットしておりました。
値札には「履きこまれてカッコいいBerwickのワークブーツ」とのコメント。
値段も、Berwickの中古相応、1万円でお釣りな感じの価格です。
サイズは私には小さい。
それほどお安くもない。
ですが、手に取ってレジに直行です。
なぜって、儲かるやつです。
こいつ。
ALDEN 99289
・SIZE:6 1/2 B/D
・コードバンのスプリットトゥ
・Made in USA
腰裏リペア済み。クラックが散見されるガサガサのアッパー。
履きこまれたワークブーツっぽくはあります。
ていうか、もう少し、最低限の手入れはしようよ笑。
ちなみに、このお店では、ALDEN、Berwickの両方のペアが棚に並んでました。
この99289は、弾数は多くないものの、ノルウィージャンスプリットトゥと呼ばれる周知のモデルかと思うのですが、なぜ、Berwick、なんでしょう?
先月転がしたタッセルローファーはインソックのロゴが完全に読めなくなってました。
こいつは、読めなくはないかも。
まあ、理由はどうでもいいです。
とりあえず、ラッキーでした。
転がす前にがっつりメンテです。
夏も近いし、ここは思い切って一肌脱がせましょう!
コードバンの脱皮
アッパーは全体的にガサガサ、クラックもあり、弄繰り回しても今以上に悪い状態にはなりそうもない。気兼ねなく、がっつり脱皮に取り組んでみました。
ステインリムーバーで汚れを落としたうえで、耐水のサンドペーパー。
まず#800、次いで#1500、最後に#2000で仕上げます。
【#800】
おお、なんか怖いです。
ですが、躊躇うことなくゴシゴシと全体ムラなく擦ります。
クラック部分は特に念入りに。
これが、
こんな感じに。
次いで、
【#1500】
セカンドステップも、全体ムラなく擦ります。
ここまでがっつりやるのは初めてです。
こんな感じでよいのでしょうか?
で、最後。
【#2000】
見た目の変化以上に、手触りが順を追うごとに滑らかになっていくようです。
フローシャイムのコードバンよりも少し分厚いように感じましたが、どちらもホーウィン社製のシェルコードバン、気のせいですかね。
ベロ部分はあえてそのままにしてます。
で、次のステップ。
【コードバンクリーム】
まずは左から。
全体に指で塗り込みました。ヌメっとしてますが、まだギラっとはしてません。この状態で次のステップへ。
【かっさ棒で毛羽立ち抑え】
一般的には「アビィレザースティック」を使用するようですが、お高い。
で、代替品として購入した同じ天然水牛角製の「かっさ棒」。
足の裏なんかをこいつでぐいぐい押しこむマッサージスティックです。
こいつでアッパーをがしがしと擦ります。ここも、耐水サンドペーパーと同様に、躊躇わず、思いっきりこする。遠慮は無用です。
先日、シェルコードバンのリーガルを拾ってきた際に初投入。前回はクリームを拭き取った後に使用しましたが、今回は拭き取る前に使用してみました。
こんな感じに。
ほお、なんか、独特な光沢が現れてきました。
ウエスで拭き上げます。
おおっ!
う、美しい!
右も同様の手順で、コバ周りはワックス入れて完了です。
ビフォーアフター。
おお、なかなかに蘇りました。
バーガンディだからでしょうか、色ムラも宝石のように思えてしまいます。
なかなかに美しい。
私には小さくて履けないのが残念です。
さて、うまく転がってくれるでしょうか。
余談ですが、今回の記事タイトルは「コードバンの脱皮①ALDEN」です。
今回、思いのほか上手くいったので、②③④・・・を想定してのことです。
手持ちの他のやつらも、そのうち順次餌食です笑。
お楽しみに~。
思えば、最近急にALDENづいている私。
4月に、マイファーストALDEN。自分用のモディファイラスト。
5月は、アンノウン扱いのタッセルローファー。すでに旅立ちました。
6月は、今回のこいつです。で、
7月は・・・、もう、買っちゃいました!
こいつ。
50歳にしてようやくのebayデビューです。
誕生日だった6月に買って、7月に入って届いた自分へのバースデイプレゼント。
今日、この後メンテです。
楽しい週末になりそう。
皆さんも素敵な日曜日をお過ごしください。