こんにちは、ばしです。
ちょうど1ケ月前の記事で書きました。
最近の私の靴の入手先は、
◎リユースショップ(セカスト・トレファク)
◎海外EC(ESTY、eBay)
◎国内EC(メルカリ、ヤフオク)
◎ビンテージショップの4つ。買う頻度は上から並び順に多い。(中略)で、このところ、メルカリで購入することが増えてきました。
さて、実際のところどうなんだろう?去年の実績を調べるのは手間がかかるので、とりあえず今年買った分で振り返ってみました。
昨日、2月20日時点ではこんな感じでした。
◎リユースショップ:9足
◎国内EC:3足(メルカリ)
◎海外EC:2足
◎ビンテージショップ:ゼロ
おー!メルカリで3足買ってます! 三番手から二番手に順位UPしました!
ですが、どの程度増えてるのかどうかは分かりません!
昨年のDATAないし。比較できないし。
けどまあ、51日間で3足ということは、17日に1足です。感覚的に少なくはない。で、なんでそんなにメルカリで買っているのかと言うと、眺めているだけで欲しいやつとかお買い得なやつに出くわすことが多いからです。
ただ、今年はビンテージがメインです。安易には手を出しません。のはずが、もろビンテージなやつ、見初めて我慢できずにゲットしちゃいました。
こいつ。
旧旧チャーチ McLBORN
・SIZE:8G
・ブックバインダーカーフ
・954ラスト
・MADE in ENGLAND
・二都市(旧旧チャーチ)
三都市表記の旧チャーチは2足持ってます。
かねがね、二都市の旧旧チャーチが欲しいと思ってました。たまに顔を出すセカストに昨年から検討中のペアがあったのですが踏みきれないでいたところ、別のペアをメルカリで発見。
外羽根のフルブローグ。羽根の付け根から踵方面へ、カーブを描き流れるようなパーフォレーション。とてもとても美しいサイドビュー。一目惚れです。すっかり気に入ってしまいました。
メルカリの売上金(売れた額を出金せずにプールしておいた額)では千円ちょっと足らなくて、セラーさんに初めての値引き依頼。快くお受け頂き、ソッコーでポチっと行かせて頂きました。
旧旧チャーチ
インソックのロゴの都市名により年代が分けられるらしいです。新しい順に、
「現行チャーチ」1999以降。LONDON,NEW YORK, PARIS,MILANの四都市。
(今はTOKYOが加わって五都市に。)
「旧チャーチ」1980-1999頃。LONDON,NEW YORK, PARIS。別名「三都市」。
「旧旧チャーチ」1960年代後半-70年代。LONDON,NEW YORKの二都市表記。
「旧旧旧チャーチ」1960年半ば以前のビンテージ。都市名なし。
今回のペアは二都市表示です。なので「旧旧チャーチ」。
ざっくり、40~50年ほど前のペア、ということになります。
ざっくり、私と同世代。
954ラスト
これもチャーチの特徴。ラスト=木型のモデルがいくつもあり、「チャーチの○○ラストのペア」などと呼ばれるみたいです。今回は954ラスト。今はもう作られていないみたいです。
一番下の行、「McLBORN」というのがこのペアのモデル名のようです。
サイズ表記はUK8G。履いた感じはUS8.5、DからE、といったくらいでしょうか。このままだと若干大きい。中敷き1枚追加してちょうどな感じです。
バインダーカーフ
チャーチ独特のガラスレザーである「バインダーカーフ」。ガラスレザーなのにクリームが入る、チャーチオリジナルのレザー。プラダ買収以前のものが「ブックバインダーカーフ」、買収以降のものが「ポリッシュッドバインダーカーフ」。製法も、品質も異なるらしい。今回のは「ブックバインダー」。
すでに持っているブックバインダーの旧チャーチがあまりに素晴らしかったことも今回このペアを手に入れた理由の一つです。手持ちの古いチャーチ、並べてみました。
手前のタンカラーのアドレードがブックバインダー。とてもとても美しい、マイファーストチャーチです(過去記事「初チャーチは旧チャーチ」)。
今回のは色目も作りも全く異なりますが、艶感は同様に素晴らしい。ウイングチップは、外羽根のロングウイングか、内羽根のショートしか持ってません。外羽根のショートウイングスタイル、というのも、なかなかに新鮮です。
(※参考:一番奥のブックバインダーでないペアの記事はこちら)。
で、今回のペア。引き続きみていきましょう。こんな状態です。
内側。フットプリントついてます。インソックのロゴもそれなりに薄くなってました。履きこまれた、というほどではありませんが、それなりに履かれていたんでしょうね。
ソールはハーフラバー済。ヒールトップリフトもオリジナルから交換されてます。まあ、普通にガンガン履く分には、気を使わなくていい。かつ、交換したてなのもありがたい。
かかと周り。特にダメージは見当たりません。まあ、一口に古い靴といっても、それなりに高級なのは、大切にされながら履かれていたと思しきものが多いです。
なので、きちんと手入れされ、必要に応じてメンテされていたものも多いですから、古くても気兼ねなく遜色なく履けます。
嗚呼、こいつも、次の世代に送ることを前提に、きちんと手入れせねば。まあ、ビンテージ靴を引き継いだ者の責務、ですよね。大切に履きましょう。
トゥ。甲の履き皺はそれなりについてます。まあ、ダメージと言うほどではないし、問題ないでしょう。これ以上ひどくならぬよう、ケアしながらいきましょう。
「1日1日」、の、積み重ねた日々の重みが感じられます。
「旧旧」、だけに・・・。
まあ、そんなこんなで、いつもの儀式、がっつりメンテです!
のつもりが、こいつ、届いた時点ですでにきちんとケアされている風です。
このトゥの輝きは、ブックバインダーの元からの輝きなのか、ポリッシュされたものなのか、判別付きません。
がしかし、もし後者だとすると、ワックス剥がしてしまった後は、私のスキルではこんなに光らせることはできません。
ポリッシュして履く派ではないのですが、折角なんで、しばらくはこのまま履くことにしましょう。
メンテは、そうだな、何回か履いたあと、もう少し暖かくなってからにしよう。
ということで、再度、全景です。
再度、サイドビュー笑。
うん、うん、良いです。美しいです。満足です。
米国靴も良いですが、英国もやはり素敵です。
思えば、私の手元にやって来た7足目のチャーチです。
2足は私にはでかかったんで、すでに旅立たせました。
ほかに、最近のピール名義のブルックスのペアと、イタリアメイドのシャンガイの、旧チャーチでも現行のものでもないやつが2足あります。
オールドチャーチ、と呼ばれるものは、前掲の写真のとおり、今回のペアを加えて3足になりました。
で、旧チャーチ、なんていうくらいですから、やはり9足要りますよね。
9チャーチ・・・。
違うな。
9旧チャーチだ。
いや、待てよ。
じゃあ旧旧チャーチはどうなる?
99足?
99旧旧チャーチ?
・・・いや、それって、靴屋、だし。
そこは、目指してない。
まあ、ぼちぼちいきましょう。
(参考:他のチャーチのペアの記事はこちら)