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息子のフローシャイム

こんにちは、ばしです。

 

この春から大学生になった息子に靴を買いました。

彼が革靴を履く機会なんて、当面は入学式と成人式くらい。わざわざ買わなくとも、とりあえずサイズの合う私の靴でも良かったんでしょうが、どれもこれも中古の品ばかりです。

私の靴を履いてくれたら、それはそれで嬉しい。

ですが、折角の門出です。中古でないのがいい。ということで、本人にも家族にも内緒で勝手に買っちゃいました。

こいつ笑。

 

 

FLORSHEIM PLANE TOE

 

 

オーソドックスな5穴プレーントゥ。色は黒。

サイズは8Dですが、若干ロングノーズ気味で、私より少し大きい彼の足にジャストなサイズ感です。

 

試し履き程度と思われるミントコンディションの青窓レギュラーライン。ソール中央のフローシャイムのロゴも綺麗に残ってます。こんなの、私ですら持ってません。

ああ、うらやましい。

 

 

穴あきのヒールトップもオリジナルのままで削れは全くありません。インソックのフローシャイムの金ロゴも綺麗。

うん?!インソックのロゴの下に見慣れぬ模様が・・・。

はい、左様です。こいつ、カナダ製のフローシャイムなのであります。

最近ちょこちょこ覗いている「ESTY」なるeBayみたいなサイトでカナダのビンテージ靴店から購入しました。

送料込みで97カナダドル。米国製ではありませんが、360度グッドイヤーの分厚いダブルソール。革底で、このミントコンディションを考えると、まあ、お安い。お買い得、かと。

 

タン裏はベージュのフエルト。手触りはかなり滑らかです。フットプリント(参考記事)も皆無で、まさにデッドストックてな感じです。

サイズ表記は「8D」ではなく「D8」。カナダ製はインチとウイズの表記の順番が逆になります。

カナダ製のフローシャイムって、米国製のように年代特定できるのでしょうか?

釘穴あきのゴム製ヒールトップは1960~70の初めくらいまでのようですが、こいつはそんなに古いモノのようには思えません。

 

写真だと分かりづらいですが、そもそも、アッパーの革質がそれほど良くはありません。まあ、若者が履く分にはまったく持って問題ないでしょうし、特段品質面で難あり、というわけではありません。

なんか、少し薄い。ペラっとしていて、ビンテージ靴特有の重厚感、というのは皆無です。だから安かったのかな。

 

海を渡ってやってきたこいつ。

親切なセラーさん、注文後即発送してくれました。

「1 Pair of Shoes」「Feb 24/19」

はい。2月24日に購入しました。この時点ではまだ進学先が確定してませんでしたが、どこかは知らぬがとにかく大学生にはなれるだろう、と、早めに購入。

ところが、待てど暮らせど、一向に届きません。

なんと! 船便だったようです。

 

なにはともあれ、長旅御苦労さん。

ウエルカムトゥジャパン!

 

と、言いたいところですが、到着までなんと6週間かかりました。

やっと届いたと思ったら時すでに遅し。

息子はすでに入学式を終えてしまっていたのでした・・・。

 

 

入学式のスーツの足元は、結局私の黒のキャップトゥ。まあ、嬉しいような・・・笑。

そんな彼が、このカナダ製フローシャイムに足を入れるのは来年1月の成人式になりそうです。

それまでの間、君、悪いけど靴棚でステイです。

それまで、長旅の疲れを癒しておくれ。

あ。待ち疲れるな、よ。

 


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