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米国ビンテージ靴ノススメ【三章】

こんにちは、ばしです。

 

一昨日からスタートした「本格ビンテージ靴ノススメ」の第3弾です。


【序章】 ビンテージ靴の世界へようこそ
【二章】 ビンテージ靴の魅力について 
【三章】 ビンテージ靴のメンテナンス方法 ★
【四章】 ビンテージ靴を沢山見てみよう
【終章】 ビンテージ靴を手に入れよう

(まだの方はぜひ序章からお読みください。)


 

靴すらまだ手に入れてもいないのにメンテナンスの方法か、と思われるかも知れません。ごもっともです。ですが、手に入れた時点でメンテナンスグッズがない、というのは避けねばなりません。折角のGWの時間をふいにしてしまっては元も子もありません。

また、新品の靴の手入れとは少しばかり異なる手順が必要になるのがビンテージ靴です。そして、ビンテージ靴のメンテナンスの知識は、実は、購入後だけでなく購入前の時点から役立ちます。

転ばぬ先の杖。

早速いってみましょう!

 

 

【Ⅲ】 ビンテージ靴のメンテナンス方法

左から、
1960年代製のU.S.NAVYサービスシューズ
1973年12月製のFLORSHEIM IMPERIAL KENMOOR
1970-80年代製のSEARS by HANOVER
1958年4月製のFLORSHEIM U-WING

 

30年も50年も前の時代に作られたビンテージ靴。
手入れには、その古さゆえに必要な手順がありますが、細かな説明はさておき、まずは基本的なステップとメンテナンスグッズをご紹介します。

 

(注意!)ここではカーフなどの一般的な革の靴を想定してます。「エキゾチックレザー」や「コードバン」などは、それに適したメンテナンスが必要となりますのでご注意ください。

 

 


メンテナンスの基本手順


 

基本的に、「お肌のお手入れ」と同じです。

買ったらまずは「メイク落とし」です。
メイクの濃さによって必要なクレンジングの種類も異なります。
そのうえで、「水分補給」「栄養補給」です。
ここでも、どんな商品を使うかによって、うるおいやツヤといった効果に差がでます。これも化粧品と同じですね。

左足だけメンテナンスしたときの写真です(この写真の記事はこちら)。
左上がWAXがべったりだったBEFORE。最後の「E」が切れてますが気にしないで。
で、左下③がメンテナンス後。比べてみたらお分かりのように、ワックスなしでも十分に綺麗に光ります。

このあと、お好みであらためて「メイクアップ」(ワックスがけ)。
これは、してもしなくても、どちらでも、好みでよいかと思います。
基本的に私はワックスをあまり使わないので、メンテナンスはこれで終了です。

 

 


メンテナンスグッズ


まずは、私が普段使用しているモノをステップごとにご紹介します。

 

【STEP①】汚れ落とし

左から、
「M.モゥブレィ ステインリムーバー」
「LEXOLレクソル  レザークリーナー」
「saphir サフィール レノマットリムーバー」

まずは「ステインリムーバー」。これは必需品です。
ほかの2つは汚れが酷いときに使用します。必要なら順次買い足す、最初からは不要です。布にとって使用します。

 

【STEP②】保湿

左から、
「M.モゥブレィ リッチデリケートクリーム」
「100円ショップのヒト用クリーム」
「グリセリン」

まずは「デリケートクリーム」。もしくは、100円ショップのヒト用クリーム。写真のはDAISOで買いました。私は両方を併用してます。使い方は、指に直接とり、塗りこんだあと布で拭き取ります。
グリセリンは、濃度30%程度に薄めたものをコットンパフ等に浸し、アッパー全体を覆います。たまにしか必要にならないので、ここでは割愛します。
「デリケートクリーム」か、「100均のヒト用」か、どちらかを準備しましょう。

 

【STEP③】栄養補給

左から、
「コロニル1909 シュプリーム クリームデラックス」
「M.モゥブレィ・プレステージ クリームナチュラーレ」
「サフィール ノワール クレム1925」

どれも定番かつこだわりの逸品ですが、まずは「コロニル1909」の無色がおススメです。安くはないですが、これ一つあればオーケーな万能クリームです。これも指に直接とって塗りこんでから乾拭きします。クリーム類は指で塗りこむことで、体温で適度に温まり、より浸透しやすくなるそうです。

 

 


~寄り道~
基本のステップさえ踏めば問題ないかと思いますが、今回取り上げた挙げたグッズ等を一通り使用してメンテナンスした際の記事をいくつかピックアップしておきます。参考になれば幸いです。

黒いKENMOOR」(黒)
旧旧リーガルをがっつりメンテ(中古のリーガルその10)」(茶)
マイファーストNettleton」(黒)
マイファースト FOOT-SO-PORT」(茶)


 

 

【その他】

他に準備しておくものは次の通りです。

「シューツリー」は、そもそも、ビンテージに限らず革靴を長持ちさせるための必需品です。写真右上のは私が二十歳のとき、30年前に購入したものです。消耗品ではないし痛みませんので、最低1つは持っておきましょう。そして、手入れの際にもあった方がベターです。形状はどんなものでいいですが、靴よりも小さいと意味をなしませんので、サイズ選びには注意しましょう。

(参考記事:「絶対持つべきもの、シュートゥリー」)

 

「ブラシ」は、ステップ①の前、埃を払う際に使用します。本来は、③のあとの仕上げのブラッシング用とで2個あるのが理想です。左の白いのが3000円くらい。他の2個は1500円くらい。安いほうがひとつあればとりあえずはOKです。

「ぼろ布」は、ステップ①②③それぞれで準備しましょう。
私は、①と②では古い綿のTシャツやネルシャツ、③ではユニクロのエアリズムなどの化学繊維のものを使用しています。専用のウエスなども売ってますが、着古したもので十分かと思います。

まずは上記で十分かと思います。他にも、STEP②と③の間に「油分補給」行ったりもしますが、それも最初からいきなりである必要は全くありません。あれこれ欲しくなりますが費用も掛かりますので、最初は最低限でOKです。欲しいと思ったら、順次買い足していきましょう。

 

 

<まとめ>これだけは買い揃えておきたいモノたち

 ◎M.モゥブレィ ステインリムーバー
 ◎コロニル1909 シュプリーム クリームデラックス
 ◎100均のヒト用クリーム
 予算に余裕があれば、
 ◎シューツリー
 ◎ブラシ
 ◎100均のではないデリケートクリーム

<注意>ビンテージシューズの予算を念頭に置いておきましょう!

 

 


ビンテージ靴特有の手順が必要な理由


ここでは、前述のような手順が必要な理由をご説明します。
ビンテージ靴は、それまでの手入れや保管のされ方により、状態が悪くなってしまっているものも少なくありません。
具体的には、こんな状態になってしまっているペアが沢山あります。

◎からっからに乾いてしまっている
◎ワックスがいやというほど塗り込まれている
◎カビが生えてしまっている

代表的なものが上記3つです。で、

 

ビンテージ靴最大の敵=「乾き」

これだけは、最大限の注意が必要です。最大の敵です!
そもそも古い時代に作られたビンテージシューズ。手入れしながら最近まで履かれていたもの以外は、靴棚や倉庫の奥などに何年も放置されたまま、といったものも少なくありません。また、空調の効いたお店の店頭で売れないままで長年過ごしてきた、なんてものもあり、程度は様々ですが、相対的に乾燥してしまっています。で、

買ってすぐに足を入れたらアッパーが裂けた(泣)

なんてことが実際に起こっています。
乾燥は革にとって大敵で、ときに致命的なダメージを与えます。
年代物のビンテージ靴をネットで購入。届いて、喜々として手入れの前に足を入れてみたら履き口が裂けてしまった・・・。
折角手に入れたのに、足を入れる前に靴をダメにしてしまい涙する。
私も一度だけですが経験があります。

泣くに泣けません涙。

ですが、過度な心配は無用です。そもそも、ほとんどのビンテージ靴はこれほどまでに乾燥はしてません。だからこそ、油断ゆえに、ごく稀にこのような事故が発生するのですが、適切に処置すれば未然に防げることです。その処置こそが「保湿」です。
水分とうるおいを与えることで、致命的なダメージを与えてしまうことを回避できるだけでなく、高級靴としての本来の輝きをも取り戻してくれます。

そして、そのために必要となるのが「古いワックスへの対処」です。

 

 

保湿と栄養補給のために「すっぴん」にする

靴の手入れの仕方は人により様々です。光らなくなってきたら、汚れてきたら、とりあえずワックスを塗る。そんなケースも珍しくはありません。
何度も厚く塗り重ねられたワックスは、しっかり除去しませんと、

①保湿や栄養補給の上での妨げになります。

デリケートクリームも栄養クリームも、古いワックスをしっかりと除去しませんと、それが妨げになって靴本体まで届きません。
また、そのまま放置すると、

②ひび割れ等の原因にもなりかねません。

前の持ち主がどんな手入れをしていたか分かりませんし、どのような温度・湿度のもとで保管されていたかも分かりません。
手に入れたら、まずはリセット。ビンテージ靴なりのメンテナンスを施すことは、新しい持ち主としてその靴を迎えるための儀式。
私は、いつもそんな風に考えながらメンテナンスを施してます。

 

3つ目のカビのケア。これは、カビ用のクリーナーなんかもありますし、ある程度換気のよいところにおいておけば、それなりにマシになります。
まあ、すぐにそんなペアに遭遇することも少ないでしょうから、ここでは割愛します。ちなみに私は、カビ臭いやつはぬるま湯にドボンとつけて丸洗いして乾燥させることが多いです。

(写真の記事はこちら

サイドバー(スマホなら一番下)のカテゴリーから「革靴の丸洗い」を選択頂くと、過去に丸洗いしたペアの記事がありますので、必要に応じて参照ください。

 


むすび


ビンテージ靴のメンテナンス方法、お判りいただけたましたか?
まあ、やることはシンプルで、注意すべきは乾燥です。
これさえ気を付けておけば、あとは自分なりの好みのやり方で楽しみましょう。

具体的なメンテナンスの進め方やビフォーアフターは、拙ブログの記事を参照ください。ほとんどの記事で、取り上げたペアのメンテナンスの状況とビフォーアフターを写真つきで掲載しています。

ソールのケアをどうするとか、コードバンの場合どうするかなどの紹介記事もあります。また、靴に関するほかのサイトでもいろんな情報がありますので調べて参考にしてみてください。

なお、今回紹介したメンテナンスグッズ等は大体AMAZONで買えます。末尾にピックアップ・ご紹介しておきますので必要に応じて参考になさってください。

 

 

ということで、今回はこれにておしまい。

 

明日はこちら。

【四章】 ビンテージ靴を沢山見てみよう

どんなシューメイカーがあって、どんな靴があるのか。
専門店やWEBショップでの宝探しの上で必要な、事前にあった方がいい具体的な情報のインプットが目的です。
予備知識を仕込む上で有用なビンテージ靴関連のサイトをご紹介します。

それではまた明日。

ごきげんよう!

 

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