こんにちは。ばしです。
最近、靴の売却でお世話になっているフリマ会社、皆さんご存じのメルカリさん。最近はTVCMもやってるんですね。先日上場されたらしい。おめでとうございます(祝)。
で、そのメルカリさんから、定期的に1000円分のポイントがプレゼントされてきます。先日、そのポイントの期限が切れるというまさにその日に、2週間後が期限の1000ポイントが新たに付与されました。
今日中に使えば、2000円分もお得・・・ふん、そんな策略に安易に乗っかるわしではないわ!と、強がってたのですが・・・結局、乗っちゃいました(笑)。で、届いたのが、こちら。
42ND ROYAL HIGHLAND キャップトゥ(箱つき)
出品者さんのコメントにはなかったのですが、なんと、箱に入って届きました。箱つきの古靴は初めてです。めっちゃクイックレスポンスな出品者さんの、何と素敵なサプライズ! なんとも嬉しい限りです。見習わねば。
で、こいつ。42ND ROYAL HIGHLAND。日本の靴メーカーです。手にするのは初めて、の、MADE in JAPAN。
ホームページ拝見しました。
”今から約30年前、英国の妥協なき靴づくりの精神を取り入れた日本人に合う靴をコンセプトに42ND ROYAL HIGHLANDをスタート(同社ホームページより)”
とのこと。今年でブランド創立35年だそうです。おめでとうございます(祝)。
で、このペア。箱にも、インソックにも、
HANDCRAFTED FOOTWEAR
ESSENCE OF SCOTLAND
SINCE 1953
とあります。
「HANDCRAFTED FOOTWEAR」
おー、いいですね!わくわくします!
「ESSENCE OF SCOTLAND」
どういう意味なのでしょう?ENGLANDとどう違う?調べてみましたところ、ブローグ(トゥ先端の飾り穴)やウィングチップといったデザインのルーツが、16-17世紀のスコットランドとアイルランドに住むケルト系民族が履いていた靴にあるらしいです。
それが、イングランドに伝わり、カントリーブーツに採用され、その後、短靴の製品が誕生した、との経緯らしい。だから、ESSENCE OF SCOTLAMDなんですね。うーん、深いです。なのに、グッドイヤーでなくマッケイなこいつ。うーん、よー分からん(笑)。
で、
「SINCE 1953」
1953?35年前だと1983では?うーん、どういう意味なんでしょう。会社設立が1953年で、42ndブランドが1983年から、ということなのでしょうか?ご存知の方おられましたらご教示ください。
いずれにせよ、このペアが何年前のものかは分かりませんが、結構古いものではあるみたいです。まず、顔が古臭い(笑)。今の42ndの靴は、全体的にスマートなシェイプの効いたスタイルです。こんな風に、丸いぽてっとしたフォルムのこの手の顔は、42NDさんに限らず、感覚的には1980年~90年代の英国靴の顔のように思われます。
で、箱も同じく古いです。5年10年前のモノではなさそう。くっついていたセロテープの劣化加減からいっても、少なくとも20年以上は経っていそうです。
で、このペア。カラッカラに乾いてました。このまま履いて大丈夫か? と、不安になるくらい。ということで、グリセリン保湿してみました。興味本位でなく、真にその必要性を感じてがっつり保湿を施したのはこいつが初めてです。
ステインリムーバーで汚れを落とした後、コットンパフを水で濃度30%程度に薄めたグリセリン水に浸し、アッパーはもちろん、底面も含めてびっちり貼りつけて、ビニール袋に入れて2時間放置。ガンガンに水分を吸って、こんな感じになりました。
出品者さん曰く、新品で4万円程度だったとのこと。私が学生だった1990年前後。ドクターマーチンのソールを装着した42NDのドレスシューズが確か29800円で売られていたと記憶してます。同じ時期のモノだとすれば、レザーソールのこいつは確かに4万円前後なのでしょう。良く見てみると、そこかしこにダブルステッチ。うん、確かにモノは間違いなさそうです。
半日ほど乾燥させた後は通常の手入れ。で、仕上がり、ビフォーアフターでこんな感じです。
うん。良い感じです。比較してみて、手入れ前の「乾いた感」がより実感できます。からからに乾燥した古靴にいきなり足を入れると、履き口周りが裂けることがあるらしいです。皆さんもお気をつけください。
で、この雰囲気のキャップトゥ。もう1足持ってました。3月に拾ってきたポールセンスコーンがまさにこんな感じです。並べて記念撮影。
??なんでしょう??このサイズ感??
実はこいつ、23.5センチ。箱にもちゃんと「3 1/2」の表記が。これ、娘のです!マーチン好きの彼女へのプレゼントなのでした。私と同様に、彼女も今月が誕生月です。
小さいながらも6穴の内羽根。いいですね~。レディスサイズ、だから、マッケイなんでしょうか?小さいとグッドイヤーは難しい?のでしょうか。
余談ですが、このポールセンスコーン。エドワードグリーンの旧工場製と書いてました(過去記事)が、その後、色々調べてみたら、クロケット製の可能性が高いことが分かりました。この場をお借りして訂正します。
で、あらためてこの2足。まさに親子みたいです。製造年代は恐らく同時期、もしくはそんなには違わないと思われます。ということは、親子ではなく兄妹ですな。あ、メーカー違うし、従兄妹ですかね。
で、そんな初・42NDは、送料込3500円のところ、件(くだん)の2000ポイント使って実質1500円でした。ガンガン履けるよう、ハーフラバー装着予定です。もちろんDIYで。でないと、靴本体より修理代の方が高くついてしまします。次の週末に作業予定です。
いやはや、次から次へとやること多くて、なかなか暇になりません。
誰の所為? 自分の所為? いやきっと、それは、古靴への愛の所為・・・。
あ、すみません、我ながらキモかったです。
おぇっ。
また来週~(笑)