こんにちは、ばしです。
8月です。暑いです。
暑さの所為でこの週末はメンテをサボってしまいました。なもんで、8月の1回目の今回は、4月に買った1足目。半月ほど前にメンテしたものの記事にし損ねていたペアです。紹介モレがあるのは気分が良くないので、サクッとご紹介。
Alfred Sargent のローファー
創業1899年、英国の老舗シューメイカー・アルフレッドサージェント。
綺麗なベージュのハーフサドルローファーです。
サイズはUK5。約24センチ相当。小さめメンズサイズ、大きめレディスサイズ、といったところでしょうか。
ソックシートの文字の擦れもほとんどなし。あまり履かれていないペアのようです。
トゥにほんの少し汚れあり。
強力リムーバーに協力してもらって綺麗にしましょう。
あ、いや、ほとんど変化なし。
サドル部分にあったシミ汚れは、
こちらもあまり変化なし。
まあね、もともとが履きこまれておらず程度の良いユーズドです。
ほら、トップリフトの減りもほとんどありません。
せめてソールはピカピカにしよう。
すっきり綺麗になりました。レノマット以外の写真を端折りましたが、いつもの手順でメンテしました。よし。これで安心して出品できます。
ええ、そうなんです。今回も我が家の淑女たちは履いてくれない、というか、やはりサイズがでかかったようで、転がすことにしました。
まあね、サイズは合わないであろうことは予想してました。
じゃあなんで拾ってきたかと言いますと、お察しの通りです。
激安でした。メンズの雑多な靴コーナーに鎮座していたのを救出してまいりました。これ、値決め間違ってますよね。と言いたいところですが、
4月7日の写真です。この時点では税込み9980円でした。
我が家にやって来たのは4月24日。わずか2週間と少しでなんと80%オフになってしまったのでした。なかなか売れなかったのね。
今回のこいつ、「BOOKOFF SUPER BAZAAR 25号八尾永畑店」で拾ってきたのですが、実はこのペアを最初に見かけたのはここではなく、「kindal カインドオル フレスポ東大阪店」だったのでした。その際もメンズの靴コーナーに鎮座しておりました。確か税込み4000円ほどだったと記憶してます。
そのときも永らく売れずにおりました。不憫だな。とはいえ、履けない靴に4000円は出せないな。などと思いながら眺めておりましたので、よく覚えていたペアなのでした。
なもんで、カインドオルからいなくなったときは、ああ、やっと買い手がついたね、よかったね。などと喜んでいたのですが、なんと家の近所のブックオフで再会です。見かけたときは、そりゃあもうビックリです。それも、カインドオルから姿を消してから1ヵ月前後のことです。
な、なんで、君がここに?それも、以前の倍以上の価格で笑。どないなっとんねん。で、そこから最終的に8割引きです。ほんまに、どないなっとんねん。ああこれは不憫、しゃあないです。これも何かの縁と持ち帰った次第です。
さて、今回記事にするにあたりこのペアのことをあらためて調べてみましたところ、こんなのを見つけてしまいました。
「ラクマ」さんに出品されていたペア。同じモデルのようです。実はラクマさんでモノを買ったことがなくて。ていうか、ほとんど見たことなくて。すいません。
写真右の説明文を抜粋させて頂きました。
14年前にロニースコッツ系列のお店で購入。定価 23,000円くらいだったと思います。しっかりとした造りで、・・・購入後、数回履いただけです。革はきれいですが、お写真の通り、ちょこちょこ擦り傷、擦った色付きがあります。
調べてみましたところ、「ロニースコッツ」さんというのは、九州で展開しているレディスのセレクトショップだそう。そんなショップで新品価格23,000円の英国本格靴が、中古とはいえ3,300円とは。下落率に愕然とします。
出品されてた際の写真です。どうやらこのペアもUK5サイズ。今回のとサイズも同じみたいです。
品番もほかの印字も全く同じようです。ん?? ていうか、ひょっとして、そのものズバリ、この個体なんではないのか?
別の写真拝借。トゥの傷、特に親指の少し内側付近の縦長のが特徴的です。
ありゃりゃ。これは間違いなさそうです。左足の二本線も痕が残っています。キズというのはなかなか隠せませんね。
さて、ここまでの経過を振り返っておきましょう。
「ロニースコッツで23,000円」
↓
「ラクマで3,300円」
↓
「カインドオルで4,000円」
↓
「ブックオフで9,980円→その後1,780円」
↓
我が家へ
「ラクマ」のタイミングで大阪にやってきたのでしょうか。九州から長旅ご苦労さんやったね。まさかこんな風に、新品時からの経過を辿ることができるとは思っても見ませんでした。中古の靴の流通はますます盛んになりそうですし、今回みたいに履歴を特定できるものは他にもありそうです。
実際、以前転がした青窓フローシャイムのぺア(過去記事)でそんなことがありました。手放した後、3人くらいの足元を渡り歩いているのをメルカリで見かけたのですが、トップリフトが交換され、ハーフラバーが装着され、ついにはビンテージスチール、と、出品されるたびにバージョンアップされて価格も都度アップしておりました。そういうのを見かけたら、なんだか嬉しい笑。
ところで、アルフレッド・サージェント。
今回で手にするのが4足目です。過去の3足、いずれも中古でしたが、こんなやつらでした。
1足目(過去記事こちら)。
茶色いチャッカ。3年ほど前にリユースショップで拾ってきました。
英国のアパレルブランド「DAKS」向けの1足です。ずっと売りに出してますが一向に売れない。この秋冬は自分で履いてみようかな。UK7.5。ジャストマイサイズです。
2足目(過去記事こちら)。
PTB。お安く拾ってきて、ハーフラバーして、1年ほどで転がして、結構儲かったペアです。
こいつもUK7.5もマイサイズ。流石の作りで状態も良く、素敵なペアでしたが、PTBばかりそんなに要らないと転がしたのでした。ちょっぴり後悔です。
3足目(過去記事こちら)。
黒のBOOTS。丸洗いして、紐も新品の太目に交換しました。カッチリしながらも柔らかく、素敵なブーツでした。
ですが、サイズは6.5。私には小さい。埃をかぶって棚の端っこに押しやられていたのが不憫で、綺麗にして転がしました。元値が千円ほどだったので、素敵なランチ代程度儲かりました。
そう、これまでは転がしたらそれなりに儲かったアルフレッド・サージェント。そりゃあね、歴史ある英国製の本格靴です。これまでの3足は「黒」や「ブーツ」と重めの印象のペアがばかりだったのですが、
今回は「ベージュ」の「ローファー」。本格ながらも軽やかです。夏仕様です。今ならまだ、今年の夏にまだ間に合うかな。早々に転がして儲けるつもりだったのですが・・・、今回は少し勝手が違うようです。
メルカリさんで「3,500円」で出品中なのですが、なかなか売れません。「いいね」もほとんどつきません。もう少し値を下げないといけませんかね。ラクマの時と同じ「3,300円」で売れたとすると、
3,300円-手数料330円-送料850円=2,120円
おお!340円儲かります!嬉し、、、くはない。悲しくもないけど。
逆算しますと、
1,780円+送料850円+手数料292円=2,922円
まあ、実際には梱包の資材も必要ですから、3000円で売れたらトントン、それ以下なら赤字、ということのようです。
よし、善は急げ。早速に3000円に値下げしよう。
でもって、7月中に旅立たせよう・・・。
そう旨くはいかないんですけどね。
(おしまい)