Allen Edmonds Lambert

こんにちは、ばしです。

 

もうすぐクリスマスですね。

自分へのプレゼント、今年は何にしようかな。早く決めないと、1年が終わってしまう。なんだけれども、年の瀬も押し迫って来たというのに、11月に買った靴のメンテがまだ終わっておりません。まあね、12月に買った分については、お正月休みに弄って順次記事にアップ、で構わんでしょう。

ですが、11月分は流石に年越しはしたくないな。てなことで、順次残り分の作業を進めております。残るは2足。先週末に1足メンテ済ませました。ようやくのご紹介です。

 

 

Allen Edmonds 4218 Lambert

久々のアレンです。

今回は黒です。実は、10月の最終週は「アレンエドモンズWEEK」だったのですが、その時に発覚したのでした。何がって、

マス目にアレンが6足。

全て茶色です。茶の6足に黒のディクソンを加えた7足でアレンWEEKだったのですが、そう、黒は1足しかないのです。おお、これはいかん。黒のアレンがそろそろ必要かも、とのことで、なんかいいのないかと探していたのでした。

そんな矢先に出会った今回のアレン。送料込みで1万円ちょっとと、海外からにしてはお安めのやつを見つけまして、ぽちっと行かせて頂きました。転がしたって損も得もないですが、自分で履く用には程よいと思われます。

基本的にアレンは自分で履きます。「転がす専用」に買う気はあまりありません。何を隠そう、釘を1本も使わない柔らかでしなやか履き心地に魅了された私は、結構なアレン・ファンなのであります。

 

 

今回のアレン。

縦文字のロゴです。

それほど古いモノでもありません。アレンは過去のカタログがWEB上にアップされてます。そちらで確認しましたところ、こいつは「2007年製」のようです。

 

 

“Lambert ランバート”というモデルらしい。

2穴でプレーンなアレン。こんなアレンあったのね。初めて見ました。調べてみましたところ、2007年の春のカタログに「NEW」との但し書きで登場しております。左の一番大きいのがそれです。なんだけれども、翌2008年のカタログでは姿を消してしまっているようです。なんでかな。

15年前ですので、ビンテージと呼ぶには少し早いですが、ロゴで言えば2世代前。かつ、僅か1年で姿を消したモデルですので、あと10年もすれば「幻のビンテージ・アレン」と呼ばれるかも、呼ばれないかも。期待大です。

まあ、自分で履く用ですので、新しくても古くてもどっちでもいい。アレンはアレンです。手持ちのアレンもこの縦文字ロゴのモノが多い。履き心地は検証済です。

 

さて、早く履き下さねば。
メンテいたしました。
いつも通り、まずは左から。

 

 

ステインリムーバー

 

LEXOL

 

デリケートクリームもどき

 

リッチデリケートクリーム

 

ブートブラックリッチモイスチャー

 

TAPIR レダーオイル

 

コロニル1909(ムショク)

左足はこれにて完了です。

特段、汚れも乾きも古いワックスもありませんでした。まあね、そもそもそんな古くないですし、シボ革ですからワックスべったり入れて光らせる必要もありません。

むしろ、

このシボ革の雰囲気は下手に色を入れずにおきたい。

なんといいますか、黒なんだけれど凹凸の「凹」の部分の色目が薄いんですよね。近くで見ますと、黒とグレーのツートンで、何かのエキゾチックレザーなのかなと思ってしまうほどに色目のコントラストが効いています。

メンテすることでクスミがとれて、シボ感が際立ってくれたら嬉しい限りです。さて、右も同様の手順で済ませたら、ビフォー・アフターで確認です。

 

 

【BEFORE】

【AFTER】

まあ、まあまあですかね。すっきりはしました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

お気づきかどうか。
丸紐よりも平紐の方が似合うかな、と、靴紐を変更しました。

ま、そんなこと気づかぬくらい魅力的なシボ感です。まあ、近くで見ないとそうと分からないんですけどね。

で、お気づきかどうか。
こいつ、ハーフラバー装着済です。

土踏まずの落書きは意味不明です。

左足にも。で、このハーフラバー、どうやら後での加工ではなく、最初からこの仕様だったみたいです。雨の日も履けるし、ハーフラバーは嫌いではありません。むしろありがたい。

サイズはUS8Dとマイサイズ。

なはずが、どうでしょうね。足を入れてみました。

ほんの少し、ゆとりあり、です。

薄手の中敷きを入れるか入れまいか。非常に悩む感じの微妙さ加減です。まあ、フィッティングはタイト目が好みな私です。薄手の中敷きをINしてみようかな。

さて、これで黒いアレンが2足になりました。

おお。いい天気です。今朝、つい先ほど撮影してきました。

左の「Dickson」。2002年頃にリリースされたペアですが、こいつも数年で姿を消してしまいました。まあね、このセンターシームはデザイン的に好き嫌い、好みがわかれるところでしょうから、短命なのも理解できます。

ですが、今回のペア。

Vフロントダービーです。

特に気をてらったデザインではありません。なのに、なぜ短命に終わったのでしょう。不思議です。今回あらためて「Vフロントダービー」について調べてみたのですが、結構フォーマルなスタイルと位置づけられているようです。

 

プレーントゥダービーほどカジュアルではない。キャップトゥほどフォーマルではない。ですが、2穴もしくは3穴の外羽根スタイルは、羽根部分の面積が小さいがゆえに、パンツのスタイルにすっぽりと隠れがちです。

結果、非常にドレッシーなスタイルに仕上がる、との理由からフォーマル寄りのデザインとみなされているようです。

なるほど。

確かに、甲の部分がすっきりしていて、羽根が隠れたらかなりドレス感はありそうです。まあ、私的にはドレス感の程度はどっちでもいいんですけどね。

ところで、たまたまなのですが、今週は「VフロントダービーWEEK」なのでした。週の締め、7足目として、今日このあと早速履き下してみる予定です。

 

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ところで、

靴の名称って、いろいろあってややこしいですよね。

外羽根は「BLUCHER(ブルーチャー)」と呼ばれたり「DERBY(ダービー)」と呼ばれたり。内羽根は「Balmoral(バルモラル)」に「Oxford(オックスフォード)」と、当初は訳が分からなくなったものです。

違いは何か。前者が米国式な呼び名で後者が英国式、ということのようです。同じモデルが米国だと「WINGTIP」で英国だと「FULLBLOGUE」、と呼ばれるのと同じ類のことのようです。

今回の「Vフロントダービー」は、ダービーとあるようにどちらかと言えば英国式のスタイルのようです。アメリカでの人気は今一つだったのでしょうかね。そういわれてみれば、Vフロントのペア、結構な数を持っておりますが、米国製はこいつだけです。ほかはイングランドかカナダ製です。

 

いやあ、今も昔も、
皆さん色々と拘りなどあるんでしょうね。

よし、
そんなもろもろはオレが呑み込んでやる!

あ、いや、
呑まれているのは私の方だったりします。

 

やっぱアレンはサイコーです。

 

(おしまい)

 

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