こんにちは、2週間ぶりのばしです。
両親の引越しから2週間経過。引越し日前後を含むこの1カ月は何かとバタバタでしたが、ようやく落ち着き、徐々に通常モードに戻ってきました。
靴漁りもこのところ滞り気味でしたが、先週からようやくの再開で大漁(笑)。コロコロ転がす系も順次回復基調で忙しくなってきました。
そんなこんなしているうちに、
【祝】お陰さまで拙ブログが今日で3年目に突入!
です!
第1回が2年前の11月26日(こんな記事)でした。
本エントリーが242記事目。
正直、ここまで続くと思ってませんでした。
アクセス数が徐々に伸び、コメントを頂き、ああ、こんな趣味のブログを見てくれている人がいるんだ、と、感じられることが励みとなった2年でした。
これまでお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
今後も、たぶんこんな緩い感じですが、何卒よろしくお願いいたします笑。
で、
そんな節目を飾るのは、すでにお知らせしていたやつです。
今年最大の大物。
丸2年頑張った自分へのご褒美。
こいつ。
Alligator McHale, the “Royce”
・US8D
・Late 1960s
・Genuine Alligator
・Made in CANADA
初・マクヘイルです。前々から1足は持っていたいと思っていたワニ革のペア。いつものカナダのセラーさんから購入しました。これまで彼から3足買ってましたところ、今回の出品と同時にメッセージが。
曰く、
“Bashi. You should buy the McHale Alligator shoes. They are so rare and in great condition, and have the shoe trees too!”
おお!何という営業力!You should buy、って・・・、見習わねば笑。
で、これが9月上旬のこと。ツリーつきでワニにしてはお安い、とは言え、3万円はお安くない買い物です。私の場合、今年に限って言えば1足あたりの購入平均単価は約5000円です。なんと6足分です。
あ、因みに今年これまでで90足買いました。56足売っぱらってますが笑。
で、8月は買いすぎました。9月もその時点で既に結構買ってましたので、「手持ちの靴何足か売って捻出して、その時点でまだ売れ残ってたら買うわ」、と返信して2週間。無事に購入できました。で、船旅で7週間、ようやく足元に届きました。
到着後、彼から当時のAD画像が送られてきました。
1967年の広告だそう。売り払った靴にも関わらず、ありがたいことにその後もこのペアのことを色々調べてくれたとのこと。右側の大きい扱いのがこいつです。
“by McHALE The “ROYCE””
“Genuine Alligator “
“Ordered to your specifications with a six week delivery time. The ultimate in fine footwear. By special order… Genuine alligator in brown.”
注文後6週間で仕上がるスペシャルオーダーだったようです。他の4足はマクヘイルとバーカー。それらがCA$29~36なのに対してCA$130。約4倍です。
おおっ、そりゃツリーもつくよね。
左の甲部分に「8」「3」の文字。ツリーの表記からは8Cと読めます。が、靴にはD8(=8D)の刻印。まあ、やや細身であることに変わりはありません。
デコラティブな、見たことのない形状。踵に刺さったロゴ入りの金具。真鍮製でしょうか?
スペシャル感満載です。
履き口周りもダメージ等は一切なし。ヒールも削れは僅か。
コンディションは極めて良好です。
おお、嬉しい。
ウエルカム、マクヘイル!
儀式です。
サクッと、メンテです。
いつも通り、まずは左から。
ステインリムーバーで汚れ落とし
そんな汚れてませんでした。ワックスの類はほぼゼロ。
コロニル1909
左だけ塗り込みました。コロニルは爬虫類も大丈夫、と何かで読んだのですが、問題はなく綺麗に光ります。
折角なんで、底も綺麗にしましょう。
底メンテ
コロニルのソールトニック、モゥブレイのクリームナチュラーレ、でブラッシング。
アッパーの仕上げ。こいつ用にちょっといいブラシ買いました笑。
ビフォーアフター。
アップで。
再度、ドーンと、アップで。
おお、すごい迫力です。
このアングル、ワニというよりはオオサンショウウオみたい笑。
若い頃から憧れだったワニ革のペア。
きっかけは、毎度お馴染み、30年前のBRUTUSの記事でした。
写真家の五味彬さんの足元が履きこまれたウエストンのクロコダイル。カッケー、と思いながら眺めてました。
当時は若造には履きこなすのは難しそうと思ってましたが、30年の時を経た今、さすがに五十のオッサンの足元ならばなんとか修まるでしょう。
広告が1967年のものということでしたので、このマクヘイルもざっくり50歳。
アラフィフ同士、仲良くしような。
アリガトール!アリゲーター!
Thank you JIM!