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茶色いスエードローファー

こんにちは、ばしです。

 

ブログの更新は週2回が基本です。

毎週火曜と金曜の朝に「カキーン」とやってます。
ですが、ご存知の通り、このところ日曜も頑張ってます。
で、記事を書くにはネタが必要です。

拾ってきた靴をメンテして、ビフォーアフター、なんてやるのが基本パターンですので、このところ今まで以上にメンテナンスに頑張ってます。その甲斐もあり、買ってからほったらかしにしていた靴がどんどん綺麗になっていってます。

ということで、前回に引き続き今回も、2月に買って放置したままだったやつ。
週末にメンテしました。
こいつ。

 

BARBICHE スエードローファー

バブル期に全盛だったBIGIグループのブランド・BARBICHEバルビッシュ。
メンビギを卒業した大人向けブランドとしてスーツを中心に展開していた今は亡きDCブランドです。1978~85年まで菊池武雄氏もデザイナーとして在籍していたらしいですが、これはいつ頃のものでしょうかね。まあ、ざっくり、1980s~90s初めころまでの品のように思われます。

米国ビンテージ靴の黄金期が1960~70年代。その後、景気の後退とともにコストダウンを余儀なくされ、高級シューメイカーのクオリティも徐々に落ちていきます。

今回のペアは、時代も違うし、日本製だし、アパレルブランドの靴だけど、好景気の頃のものだけあって品質は決して悪くはありません。そういえば、最近、この時代の日本のアパレルブランドの日本製のペアをちょこちょこ見かけます。で、お安いのが多い。

今回のペアはメルカリで、こみこみ2000円でゲットしました。

アーチサポートっぽいインソック。サイズ表記は25M。
「M」は、ウイズMedeium。
「25」は、25メートル、ではありません、念のため笑。25kg、でもな・・・。

で、金箔押しのロゴがカッコいい。
筆記体で「footmaster」、高級感も漂ってます。

マッケイ製法。フットプリントもついてますが、べったり、というほどではありません。ライナーは奥までオールレザー。当時、20歳前後の若造には、値段も敷居もお高いブランドだったと記憶してます。まあ、時代も時代ですし、それなりにコストもかけていたのではないかと。

ソールはレザーソール。見た目ほど履きこまれてはいないようです。

埃っぽく乾いた感じのアッパー。みすぼらしいです。が、手入れしたら綺麗になりそうです。てなことで、早速、ではないな笑、ようやく、メンテです。

 

ブラッシング

スエードですので、ブラッシングで積年の埃を取り除きます。汚れはありますがダメージはなさそうです。

右のトゥ。こちらも綺麗になりましたが、ペンキ?ではなさそうですが、白いしつこい斑がとれません。ソールのコバも可哀そうな感じになってます。
おお、こいつは蘇って見違える奴です。楽しみ笑。

 

水をスプレー

スエードシャンプーを投入する予定ですので、説明書にあるとおり、全体を湿らせます。
ですが、湿らせるつもりが、なかなか湿りません。
はじきます。はじくはじく。防水スプレーがガンガンにふりかけられているのかもしれません。

スプレーを振っては指でゴシゴシ染み込ませました。全体的に均一に湿らないと、ムラの原因になるらしいです。ただ、かなり乾燥しているからでしょうか、湿らしてもすぐに乾いた感じになってしまいます。バケツにドボン、が良いのかもしれませんが、それは次の機会にしよう。

 

スエードシャンプー

スポンジでくるくると円を描くように、、、とありましたが、歯ブラシでがしがしやってみました。スエードシャンプーを振りかけて、がしがしやって、汚れごと拭き取る。
手ぶれがスゴイ。すみません。こんな感じになりました。

おお、なんか小奇麗になったような。
汚れが取れ、適度に湿り、さっぱりした感じです。
次いで、

 

100均グッズで保湿

いつものDAISOヒト用ローションが切れてしまいましたので、以前買ったやつの残りを投入。とろっとしていて、原液のままだと少し濃そうです。水で薄めて使ってみました。

スムーズレザーのグリセリン保湿に該当するステップ(のつもり)です。
スプレーで全体を保湿。防水スプレーの膜がなくなったからでしょうか、ようやく、いい感じで染み込みました。

左右で雰囲気違いますが、まあ、良いのではないでしょうか。硬かったアッパーもようやくしなやかになってきました。この後は、乾燥させて、防水スプレーふりかけてメンテ終了です。

乾かす前に、ソールも綺麗にしておきましょう。ソールトニック塗って、ニュートラルのワックスで磨く。コバ周りも入念に綺麗にしよう。

はは、ひどいです。
茶のワックス塗り込んでみました。
こんな感じに。

うん、十分です。
良い感じです。

自転車のカゴに入れて風通しの良い場所で一晩乾燥させました。
こんな感じに。

おー、なんかいい感じではないでしょうか。
ツリー入れて乾燥させてので、アッパーの凸凹もましになったかな。

最後に防水スプレー振りかけて、再度乾燥させます。

革いいたら、メンテ完了です。

どーんっ。

おー、いい感じ。

ビフォーアフターだとこんなです。

 

【BEFORE】

【AFTER】

まずまずでしょうか。

 

【BEFORE】

【AFTER】

おー、大丈夫そうですね。
早速足入れてみました。

若い頃、親父に勧められて観たフランス映画「太陽がいっぱい」。
映画の冒頭のシーン。主演のアロン・ドロンの足元が素足に茶色のローファーなのですが、これが滅茶苦茶かっこいいんです。
ちょうど、このくらいの色目だったような。
以来、素足に茶のスエードローファーは、10代の頃から常に憧れです。

トップリフトは修理が必要そうです。近所のミスターミニットでとも思いましたが、時間もたっぷりありますし、自分で近々やってみるつもりです。

腰裏もインソックも保湿しました。
サイズ表記は25ですが、素足だと少し大きめな印象です。
薄手の中敷き1枚足してちょうど良さそう。

 

季節も良くなってきましたし、早くこいつ履いて街中を闊歩したいな。

どんな服に合わせて履こうかな。
コロナ終息まで、家の中でじっくり考えることにしましょう。
時間たっぷりあるし。
で、これでダサかったら恥ずかしいな。
当面は家の中で、一人でファッションショーです。

GWまでが勝負です。
まあ、不便もありますが、今しかしない、出来ないことを楽しみましょう。

 

おしまい。

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