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BONTA de 靴修理(その6)

こんにちは、ばしです。

 

話は少し遡りまして、父の初七日が過ぎた4月後半の金曜日。

BONTAさんに修理をお願いしていた靴をとりにゆきました。そういえば、親父が亡くなる数日前に依頼していたのですが、なんやかんやバタバタしていてすっかり失念しておりました。

修理の方は相変わらずのスピード対応で、持ち込んだその週の金曜日には仕上がっていたのですが、翌週の金曜まで1週間放置したまま。受け取り時の精算につき、代金もまだお支払いしておりません。おお、こりゃまずいと、仕事帰りに早速足を運んだ次第です。

 

今回お願いしたのは2足。順にご紹介です。

 

 

【1足目】クロケット製のエドワードマイヤー

履き皺もきつく、それなりに使用感はあるものの履き心地グッドな東欧靴。赤茶のPTBはオン・オフ問わず活躍してくれそうです。一度だけ履きました。サイズ感も申し分ない。お、これは登板頻度多くなりそう。てなことで、購入前の算段の通り、履き口のパイピングの擦り切れ、早めに手当てしてもらうことにしました。

 

【BEFORE】

左足(向かって右)は完全にいってますが、右足(向かって左)もやばい。なもんで、両足ともにリペアをお願いしました。

【AFTER】

うん、いい感じです。
特に酷かった右をアップで。

 

【BEFORE】

【AFTER】

腰裏上部の縫い目をほどいて、再度かぶせてミシンで縫う、との修理方法の方が見た目には綺麗とのことだったのですが、手間がかかる分お値段もそれなりにかかるとのこと。せっかく安く手に入れたペアですし、転がす予定もないので、今回は簡便なやり方でお願いしました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

そもそも目立たない箇所ですし、足を入れたら内側なんて誰にも見えません。
外側は多少見えはしますが、凝視されたとしてもリペアしたことはばれなさそうです。まあね、ゆくゆくは「チャールズパッチ」が施された靴を履きたい私です。目立ってもばれてもノープロブレム、そもそもがあまり気にならないんですけどね。

元の破けた革の上からさらに巻き直してあります。その分だけ分厚くなってはいますし、リペアされたことも分かります。

 

分かりはしますが、

とてもとても綺麗な仕上がりです。

流石プロです。満足です。

うん、オーケー。
スタンバイオーケー。
いつでも出動オーケーです。

 

さて、もう1足。

 

【2足目】フローシャイムのサンダル

グルカサンダルってやつが欲しいと思っていたところ遭遇したフローシャイム。見た目にはどこも悪くなさそうに見えるのですが、、、。

このバックル部分。

がーん。

ゴムが伸びてヨレヨレです。いまにも引き千切れそうです。ちぎれるのは構わない。修理すればよい。なのですが、街中で履いてる内に千切れてしまって、金具のパーツが行方不明、なんてことになったら目も当てられません。

こいつは履き下す前にリペアすることにしました。

ゴムを交換、とも思ったのですが、着脱の際はベルトを緩めますので、別に伸び縮みする必要もありません。ゴムの替わりに革で補修してもらうことにしました。

 

【AFTER①】

この下がどうなったかと言いますと、

 

【AFTER②】

革です。ゴム、ではない。

 

【AFTER③】

 

革だと安心感があります。ゴムだとまた伸びそうです。革でも多少は伸びるでしょうが、より頑丈で長持ちするでしょう。経年による劣化の心配も少ない。この手のスタイルの靴の場合、ストラップの付け根はゴムのものが多いですが、必ずしもそうである必要はありません。

 

写真は今年買ったウイーンのZAKのペア

このモンクストラップのバックル付け根部分もゴムではなく革でした。このペアはタイトめジャストサイズなのですが、ゴムでないから、伸縮しないからといって履き心地が悪いわけでもない。ほう、こういうのもあるのね。なんてこともあって、今回のサンダルは悩んだ結果、ゴムではなく革にした次第です。

それに、何より、天然素材の方がなんとなく気分も上がります。

 

とはいえ底はラバーソールだし、ストラップの付け根も履いたら見えないし、誰にもなんも分からんのですけどね。

ですが、
それこそが、粋、というか、
自己満足、というか。

とはいえ、エドマイヤーとは違い、フローシャイムの修理は想定外です。誤算です。このフローシャイム、かなり安く手に入れたはず、だったんですけどね。修理代を加えたら高くもなく安くもなく。おかしいな・・・。

 

これぞ「古靴あるある」ですな。

ザットイズ・趣味の世界。

 

(おしまい)

 

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