Freek2Freek

休日の仕事の褒美は中古靴

こんにちは、ばしです。

 

今年も残すところ40日となりました。

この2ヵ月ほどずっと、仕事がバタバタと忙しい。年末に向けた今年最後のヤマ場です。ただ、いくら忙しくても長時間の残業は嫌です。よほどのことが無いとやらない。丸1日がっつり頑張ったあとに疲れた頭やカラダで仕事をすると思わぬミスなどにつながりやすい。なので、金曜日に仕事が終わり切らないときは翌週に持ち越すか、あるいは週末に職場に赴きます。

週末の誰もいない電話も鳴らない静かな職場は集中できて良い。誰にも邪魔されずにササっと済ます。これが一番効率的かつ効果的です。で、それに加えて、密かな楽しみがあります。これまでの経験では、休日に仕事に出た帰り道は素敵な出会いに恵まれることが多いように思う。

 

神様がご褒美を用意してくれている。

そのように思えるのです。あ、念のため、「靴」です。「ラヴアフェア」、とかはない。残念ながら。で、ひょっとしたら用意してくれてるのは神様ではなく爺さんや婆さんほかご先祖様が、なのかもしれない。いずれにせよ、そんなことで、特段予定がなければたかだか2時間程度でもそのご褒美を目当てにわざわざ休日に職場に出向くことも少なくない。

馬鹿です。ええ、馬鹿なんだけれども、これがなかなかに馬鹿にできません。先週土曜日もそんな感じでありました。この日は車で出向き2時間程で仕事を片して、いつもとは違うルートで回り道寄り道しながら自宅へ。3軒巡った3軒目でネクタイ3本マフラー1本に靴1足を拾ってきました。おお、なかなかに大漁です。神様かご先祖様か知らんけど、

グッジョブ!

個別にさくっとご紹介です。

 

 

まずはネクタイから。

ネクタイは沢山あるからもう要らない。

と思っておりましたが、聞いたことあるようなメイカーのダメージないのが安かったので思わず・・・。数本しか持っていないニットタイが多数売りに出ていたので、厳選して2本をチョイス。ほか1本を加えて計3本を持ち帰ってきました。

ニットタイは全部で10本以上あったかな。その他、同じメイカーのものが多数ありましたので、遺品整理か生前整理か、同じ方の持ち物であったのではと推察いたします。

内1本を昨日早速締めてみた。

ニットタイってあまり締めない。

なもんで、何に合わせたらよいか悩む。とりあえず紺ブレにチノパンと無難な感じにしてみた。で、ひょっとしたらネクタイ以外にもこの方のアイテムが持ち込まれていたのかもしれません。それにしても、ニットタイが10本以上だなんて、普通の人は持ってないですよね。きっとかなりの御洒者な方だったんでしょうね。

 

 

次はマフラー。

J.CREWのマフラー。

J.CREWに惹かれて、というわけではない。そもそもマフラーは去年までにいやというほど買い漁りました。なので、必要ないといえばそうなのですが、税別300円と安かったし、そして何よりこの色柄です。

ハリーポッターみたいです。
魔法使いになれるかも。
寒かったんで、昨日早速巻いてみた。

エクスペクトパトローナームぅ~。

メタルボタンの紺ブレでホグワーツの生徒っぽくしてみたけどどうでしょう。生徒というより先生か。いずれにせよ、私がこのマフラーのお陰で目出度く魔法使いになれた暁には、1米ドル80円くらいの円高にして、海外からビン靴を買い漁ろう。その程度なら私が魔法を使ったことはマグル達にもばれない。きっと。

 

マフラー関連記事:
このところ英国モノがお気に入り
このところ英国モノがお気に入り(2)

 

 

最後、今回の目玉。

靴です。
これが今回のメインディッシュです。

「nitoel」

とあります。「ニトエル」と読むのだそう。調べてみましたところ、大阪にあった女性の靴職人さんによるオーダー専門店のものらしい。5年ほど前にご自身の出産に伴い一旦工房をクローズされたとのことのようです。女性の靴職人によるレディス靴がメインだったようにお見受けしますが、メンズのペアもあったみたいですね。珍しいのかもしれない。

造りは大変本格的かつ素敵な雰囲気のローファーです。アウトソールはダブル?厚手のシングル?いずれにせよ、かなりごつい、で、ヒドゥン仕上げのようです。で、全体的にごついんだけれど、とても味のある柔らかな雰囲気を醸しています。そんなやつが素足でちょうど、マイサイズの税別900円。これを褒美と言わずして何が褒美か。

このペア、素足でジャストなので出番は来春以降となりますが、次の週末あたりからメンテナンス着手予定です。詳しくはまたその内に。

 

 

てなことで、あらためて今回の釣果。

ビニール袋代を合わせて税込み1985円。

2千円でお釣りです。うーむ、物価高なんてどこ吹く風、であります。思いますに、今の時代は「新品か中古か」ではなく、「新品と中古」の両方をバランスよく買うのが賢い買い物の仕方なのでしょうね。「OR」ではなく「AND」です。

もちろん、経済的に余裕がある方は「新品と新品と新品」の購入で経済を回していただきたく存じますが、それほど余裕がない時や新品でなくても構わないときは、中古も積極的に選択肢に入れてみてもいいかも。

安い中古を購入することで節約して、本当に新品で欲しいものは新品で。で、中古で節約できた分を上乗せすれば、当初よりもワンランク上の新品が買えることもあるでしょう。中古のマーケットがものすごく育って、以前よりも遥かにそこかしこで購入が可能な時代になりましたので、折角の今のこの環境に乗らない手はないのではないかな。

ただ、残念なことに、

私の場合は皆さんとは少しばかり勝手が違う。「欲しいモノ」=「ビン靴」=「中古」、であります。そう、そもそもが新品を購入できない。いやまあね、「デッドストック」という手もなくはないのですが、「デッドは履き下せない病」に絶賛罹患中な私としては、やはり程度の良い中古の方が良い。

なんだけど、そんなやつはお安くはない。なもんで、先の論法が使えません。なもんで、代わりに魔法でも使いたいわけですが、うーむ、それも簡単ではなさそうです。

 

次は杖を漁ろう。

 

(おしまい)

 

モバイルバージョンを終了