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ゆく靴くる靴(2022年10月)

こんにちは、ばしです。

 

11月です。

早いもので今年も残り2ヶ月。流石に「素足にローファー」、は、来春までお預けかな。先月10月は下半期の始まり、と同時に本格的な秋の始まりでもあります。少しずつ肌寒くなってきて、ネクタイにジャケットにコートと、物欲が刺激される季節の始まりです。

当然、靴も欲しくなる。

なもんで、結構売れました。で、御多分に漏れず同類の私です、結構買っちゃいました。メンテ作業も個別のご紹介もまだなペアが沢山あるのですが、それらを記事にするのを待っていたら12月になってしまいそうです。総括は早めにしておきましょう。今回は10月の振り返りです

こんなでした。

 

 

おー、やばいです、激しいです。
そんなにたくさん売って買って、あんたはタコかイカか、と、叱られそうです。が、収支はプラスです。改善基調です。尚且つ、内訳についての説明を聞けば納得な内容なのです。補足をさせて頂きますと、

◎転がす専用4足を含みます
◎レディス靴を1足旅立たせました
◎レディス靴を1足拾ってきました

との内訳です。一覧だとこんな感じ。

買いの「転がす専用」5足のうち4足は、当月購入・当月出品・当月売却済。残りの1足は月末に拾ってきたばかりなもんで、メンテもまだ、出品もまだです。11月に旅立たせる予定のやつです。

レディス靴は、以前買ったものの誰も履かず、永らく出品していたものがようやく旅立ちました。替わりに、という訳ではないのですが、娘か家内によさげのを1足、新たに拾ってきました。

つまり、自分用に限って言いますと、「売り3足」「買い4足」。ニアリー・イコールです。ほぼほぼイーブンなわけです。そんな言い分なわけです。

 

個別に、さくっと振り返りましょう。
いつも通り、まずは売りから。

 

 

【旅立った靴その①】FOOTSTOCK ORIGINALS

息子に買ったセミブローグ。なのですが、彼の足元はマーチンばかりです。

雨の日用にと何度か私も履くのですが、あまり出番がない。売り出して随分立ちますが、ようやく旅立ちました。我が家での滞在期間2年半。赤字なやつです。

 

【旅立った靴その②】マイファースト ROBLEE

お安くゲットした9月の1足目・ロブリー1960s。

「マイファースト~」なやつですし、手放すかどうか悩んだのですが、最近また茶色の靴の割合が増えてきた。新参者が分け入るにはなかなか競合が多くて、出番が少なそうです。黒靴の割合を増やしたいとの思惑もあり、早めにサヨナラした次第です。

 

【旅立った靴その③】フランス製サービスシューズ

3年前の春に拾ってきた白いサービスシューズ。

1955年1月製。かなりビンテージなやつなのですが、白系の靴は何足かあってすでにお腹いっぱいです。私には大き目サイズだし、靴棚スペースを空けるべく、旅立ってもらいました。

 

【旅立った靴その④】Allen Edmonds Dalton

奈良で拾ってきたレアカラー・コードバンのブーツ。

インスタがご縁で東京に旅立っていきました。我が家での滞在時間1日弱。「転がす専用」の面目躍如といったところですが、マイサイズだったらもっと嬉しかったかも。

 

【旅立った靴その⑤】GRENSON 5068

こいつも転がす専用だったやつ。

真っ赤なソックシートの「G2」ラインのブーツ。若い人向けでしょうか。メンテして、無事に転がしました。達者でなー。

 

【旅立った靴その⑥】BARNEYS NEW YORK シングルモンク

こいつも転がす専用です。

ジャストマイサイズ。だったのですが、緑のペアはあまり履く機会がなさそうです。いや、だから転がす専用なんですけどね。シューメイカー不詳のイタリア靴でしたが、なかなかに秀逸な出来のペアでした。

 

【旅立った靴その⑦】HUMAN WOMAN

レディス靴です。イタリア製ですが、こいつも秀逸な出来でした。

娘か家内にと拾ってきたのですが、好みに合わなかったようです。いやあ、あれですね、レディス靴ってデザインも色も豊富だからか、好みが別れるんですかね。このところ空振り続きです。

 

【旅立った靴その⑧】アンノウンシングルモンク

カッコいいやつ、近所の雑多な靴コーナーから拾ってきました。

スーツとか結婚式の足元にばっちしだと思んですよね。メンテして転がしました。ええ、転がす専用です。このペアについては詳しくはそのうちに。

 

てなことで、旅立った8足でした。
いやあ、よく売れました。で、どれもこれもなかなか素敵なペアばかりです。ええ、そんな奴しか持ち帰りません。

てなことで、10月に持ち帰った10足。
いってみましょう。

 

 

【拾ってきた靴その①】Allen Edmonds Dalton

さっきのやつです。

さっきの写真。

 

【拾ってきた靴その②】GRENSON 5068

これもさっきのやつです。

これもさっきの写真。

 

【拾ってきた靴その③】BARNEYS NEW YORK シングルモンク

こいつもさっきのやつ。

これもさっきの写真。

 

【拾ってきた靴その④】アンノウンシングルモンク

これも。

この写真も。

以上、ここまでが10月の「転がす専用」。
買って、出品して、旅立った4足です。
以下、それ以外のやつ。

 

【拾ってきた靴その⑤】Nunn Bush custom grade blind blogue

1950sと思しき「ど・ビンテージ」。ナンブッシュカスタムグレード。

古さの割には状態はなかなかグッドでした。今週あたり、履き下ろす予定です。楽しみ。

 

【拾ってきた靴その⑥】FLORSHEIM 30725

奈良巡りの釣果。1960sのフローシャイム。

こいつも近々履き下ろします。

 

【拾ってきた靴その⑦】POULSEN SKONE U-WING TIP

Uウイングです。ポールセンスコーンです。私が買わねばならないやつです。

クロケット製です。おそらく1990s。近々メンテ予定です。

 

【拾ってきた靴その⑧】AVON HOUSEのローファー

近所のセカストで拾ってきました。

1980sのようです。転がす専用です。近々メンテ予定。

 

【拾ってきた靴その⑨】銀座フタバヤのローファー

先週北河内エリアを巡ってきた際の戦利品です。

「Futabaya」「GINZA」。日本製のハンドメイドです。コンビのローファー、前から欲しかったんで。自分用です。近々メンテ予定。

 

【拾ってきた靴その⑩】Dynamite Joe

レディスの本格靴です。これも北河内遠征でゲット。

娘か家内、履くでしょうか。近々メンテします。北河内遠征については、近々個別に記事にする予定です。

 

以上、拾ってきた10足でした。
以下、番外編。

 

【拾ってきた番外編その①】中古のリーガル

中古のリーガルです。

ベルトです。リーガルシューズと同じ革を使用したらしい。です。早速使ってます。使い心地は・・・、ジャストマイサイズ。調整しました。

 

【拾ってきた番外編その②】百科事典

ブログ仲間のしんのすけさんの記事に触発されて早速ゲットしました。

辞典です。兎にも角にも詳しい。いつか何かの役に立つでしょう。

 

【拾ってきた番外編その③】マネークリップ

ビン靴といえばフローシャイム。フローシャイムといえばシカゴ。土産物か何かでしょうか。箱付きデッドです。近所の古道具屋にて。500円でお釣りでした。

真ん中の建物は「SEARS TOWER」。おお、シアーズです。ですが、2009年7月に「Willis Tower」に名称変更されているらしい。建物自体は1973年完成とのことなので、このマネークリップの製造年代は1973年以降2009年までの間、ということになりますね。年代幅、広すぎますな。

 

【拾ってきた番外編その⑤】ダッフルコート

北河内を巡った際に拾ってきました。寒くなってくると欲しくなるのがダッフルコートです。あ、いや、まだ大阪はそんな寒くはないのですが、備えあればなんとやら、ってやつです。

「48」「M」。実際はLサイズ相当、ちょうどなサイズ感です。「PACO HOME」。聞いたことないブランドです。おそらくバブル期の品と思われるのですが、生地が分厚く、それでいてとても滑らかです。ダッフルコートは1着持ってますがあれは処分して、より上質なこいつと入れ替えることにしよう。

 

【拾ってきた番外編その⑥】オールドグッチのネクタイ

オールドグッチのネクタイ。全部を先月買ったわけではありませんが、8本中4本も買ってしまった。

8本ありますので、「オールドグッチWEEK」ができます。ええ、やりました。ネクタイは靴よりも安いですし、かさばらないですし、収集するにはいいアイテムかもしれないな。毎月1本ずつ買い進める予定です。

 

 

【総括】

売りました。買いました。靴も。靴以外も。

思いますに、私って、日本で最もリサイクルショップに頻繁に足を運ぶアラフィフの一人だと思う次第です。で、そんな風に足を運び店を巡って、あらためて思うことは、いやあ、服って、ほんととんでもない量がありますね。

日本国内にある分だけで、世界中の人が着る服がまかなえてしまうのではないか、といった印象です。よくもまあ、捨てずに大切にとっておいたもんだとも思えます。そりゃあ、アパレル業界も不況になるってもんです。

最近は「SDGs」に「フードロス」なんて言葉が一般的になりました。要は、

「もったいないMOTAINAI」

ていうことなんだと思うのですが、服も靴もまたしかり。各家庭のクローゼットに眠っているものを合わせると、一体全体どれほどの量になるんだろうな。などと、あらためて思う次第です。

だからというわけではないですが、ここ数年は靴だけでなく服やネクタイなんかもユーズドを買う機会がほんとに増えました。靴を目当てに店に赴くわけですが、靴以外にも素敵なものに出くわしてしまいます。で、安い。結果、最近の私の場合でいいますと、身に着けるものの7,8割方がユーズドです。

実際、リサイクルショップがかなり盛況のようです。

そもそも「MOTTAINAI」との言葉のある日本ゆえのことでしょうが、昨今はそれだけでなく、足元の経済環境によるところも大きいようです。程度のいい中古が安く手に入り、大変経済的です。

私の地元にも沢山のリユースショップがあります。で、一昔前の客層は若い人や日本に住まう外国人の方々の割合が多かったように思うのですが、最近は老若男女問わず、どの店も結構にぎわってます。新品にとっての手強い競合です。

ですが、今、我々がそんな風にユーズドにありつけるのは、その昔に新品が売れたお蔭なわけです。そういう意味では、先々もユーズドを楽しむためには、「今、ここ」で新品も一定量売れ続ける必要があります。「新品か中古か」ではなく「新品も中古も」。そう、

「or」ではなく「and」

そういった考え方がますます重要かな、なんて思う次第です。ただね。私の場合、靴に関してはビンテージが専門です(←ホンマカ)。新品を求めてもどこにも売っていない、タイムマシンがなきゃ買えない、それがビンテージです。

「今はなき*****」

そう、そのフレーズは私の琴線をかき鳴らしてやまない。で、人にはそれぞれ役目があると思うんですよね。そうだ、役割分担しよう。

 

新品は他の人に任せた。

 

(おしまい)

 

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