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ゆくくる修理(2023年12月&2023年の総括)

こんにちは、ばしです。

 

2月になりました。

いやあ、ほんと早いですね。あっという間の1月でした。で、月が変われば振り返り。なのですが、今回は後回しになっていた昨年12月と昨年12か月間の振り返りです。

流石にね、そろそろやらないとまずいかと。けどまあ、結果はどうあれ過去と他人は変えられないわけで、今更死体解剖みたいなことしてどうなるわけでもないのですが、本年2024年の活動方針を考える上で事実関係を整理&把握しておくことは重要です。てなことで、まずは昨年12月の振り返りから。

こんな感じでした。

 

 

ええ、まあ、もう、ねえ。

ぶっちゃけ、「今更じたばたしてもしょうがない」って感じでした。ですが、だからといって自暴自棄に買いまくったわけではなく、毎度のごとく大変素晴らしいお買い得なやつらとの出会いの多い1ヶ月だったのでした。

で、売りは2足だけ。この2足もまとめてディカウント。まあ、それは構わない。なんせ、これまででかれこれ10足ほど購入頂いているリピーターの方です。お値引きで収支はかなりの赤字となりましたが、おかげで年末に2足旅立たせることができました。さすがにゼロはきついです。感謝です。

てなことで、

まずは12月の内訳から確認していきましょう。
いつも通り、まずは売りから。

 

 

【旅立った靴その①】K SHOES(ケーシューズ)

ぼろいのを金をかけて修理し、手をかけて色まで変えたのですが、少しばかりサイズがきつかった。ということで、ジャンク扱いで旅立ってもらいました。かなり遊んでもらいまして、4記事も書きました。誰かの何かの役に立ちますように。

からっから、K SHOES
BONTA de 靴修理(その5)K shoes
おんぼろ K-shoes の染め替え(前編)
おんぼろ K-shoes の染め替え(後編)

 

 

【旅立った靴その②】FLORSHEIM THE SUTTON 21087

Light Weightでマッケイなビンテージフローシャイム。1968年製で当時のカタログにも掲載されているモデルです。なんとなく出番が少なくて、「誰か履いてくれるなら」と、長年出品したまんま放置しておりましたが、年末に旅立つこととなりました。相当に赤字となってしまいましたが、出番ないままは良くない。これを言うのは最近少し気が引けるのですが、あえて言いましょう。「靴は履いてなんぼ」です。

 

そんなことで売りは2足。
引き続きまして買いの6足。
こいつら。

 

 

【拾ってきたその①】John Lobb Paris

マイファースト・ジョンロブは旧いロブパリ。クロケット製です。サイズはジャスト、良い感じです。あちらこちらにダメージのあるやつで、あちこち自分でちくちくと繕いました。売りに出してもたぶん誰も買わないだろうから、君は僕が履きます。ステイだ。

 

 

【拾ってきたその②】TRAMEZZA

フェラガモ・トラメッザ。サイズ7.5は僕には小さいかと思ったけど、良い感じに履けそうなんで転がすのはやめました。ハイエンドラインのペアというだけあって大変上質な造りです。あまり履いたことのない色目なんで、何に合わせるべきか思案中です。今月中には履き下す予定です。

 

 

【拾ってきたその③】Lloyd Footwear

前回記事のクロケット製のロイド。7.5Eだけど少し大きめ。なおけんたさんより「ロイドのサイズ感は、表記よりウィズが1つ大きいと言われていた」とのお話で、まさにその通りの7.5EEぽいサイズ感です。薄手の中敷きを追加して履き下ろす予定です。シミや汚れが目立ちやすい色目なので汚さぬよう注意が必要ですが、ぱっと明るい色目は軽やかな気分になりますね。春夏に活躍してくれそうです。

 

 

【拾ってきたその④】Hartt

カナダ靴・ハート。見ての通りキャメルスキンです。US8.5と私には若干大きめなのですが、見た目には細身っぽいのでこのまま行けたら嬉しいな。近々メンテ予定。必要に応じて中敷き作成します。

 

 

【拾ってきたその⑤】MATRIX

メッシュのコンビの米国ビン靴。「MATRIX(マトリクス)」という、1953年にクローズとなった「Heywood Shoe Co.」というところが持ってたブランドのようです。詳細もろもろ調べ中。近々メンテして詳しくご紹介予定。

 

 

【拾ってきたその⑥】BROOKS ENGLISH

踵にダメージがあり。雑多な靴コーナーから救出してきたブルックスイングリッシュは、まさかのグリーン製。で、まさかのマイサイズで、うーむ、こりゃリペアして自分で履くしかないな。こいつも近々メンテして詳細ご紹介いたします。

 

以上、買いの6足(修理はなし)でした。

 

 





 

 

【総括①2023年12月】

うーむ。売りは相変わらず不調です。
動きが鈍いのは私の出品物だけなのでしょうか?世の中全般?理由は何?ビン靴の目新しさが減ってきた?ビン靴好きで買ってるけどそろそろ靴棚のスペースがなくなった?あるいはメルカリさんが不調とか?実際、かくいう私自身も12月はメルカリでの購入はゼロなんですよね。

そんな買いは相変わらず好調です。
6足買ったわけですが、1足あたり平均6000円弱(税込)です。結構お買い得と言ってよいのではいか。何より、値段の高い安いというよりも、リユースショップに出物が増えているのかな。日本全国そうなのであろうか?もしそうであるならば、メルカリさんで売れない理由がそれなのかもしれない。

まあ、実際のところどうなのかは知りようもないのですが、私の近所のリユースショップではここにきて当たり🎯多かった。見逃して後悔するのは嫌なんで、もう、買っちゃいましたわ。

 

 

【総括②2023年振り返り】

昨年は年始に以下を指針としたのでした。

 

【その1】ジャパン・ビンテージへの注力
【その2】リペアへの注力
【その3】週3回更新の継続+α

(過去記事「2023年の抱負」参照)

 

細かく振り返るのは割愛しますが、

【その1】【その2】は、可もなく不可もなく。ま、これは相手があってのことですし、リペアもそんな沢山修理にだしてたら費用も馬鹿にならない。「頑張りはしたけど成果はイマイチ」、といったところかと思います。

【その3】は、頑張りました。で、達成といってよいのではないかな。年始早々パソコンが壊れたこともありスタートは躓きましたが、その後はGWと夏休みを除いて週3回更新を達成。振り返ってみれば、年間で【145記事】更新と過去にないほどにパソコンに向かった1年でした。仕事より頑張ったかも!!いや、それは良くないだろ・・・。

 

で、あらためて内訳はと言いますと、

(再掲)

1年を振り返って思うことは、

ほんと、売れてません。売れてないな。売れないね。7月に「14足」という突出したのがありますが、これは14足中7足を人にプレゼントした分を含んでます。それを差し引きますと、厳密に売れたのは【26足】だけ。

ひょっとして、コロナ禍の影響もあるのでしょうか?

新型コロナが5類に移行されたのが5月で、街中に人の往来が戻ったのが夏頃。それまでは巣籠り需要でメルカリでも結構売れたけど、夏以降は皆、外に出て消費するようになってメルカリで買い物する頻度が減ったとか? 同様に、夏以降はリユースショップに持ち込まれること&モノが増えたのでリアルな店でのリアルな出会いが増えた、戻った、とか。

まあ、買いの方は他にも円安などいろんな要素がありそうなのでなんとも言えませんが、売りの方は、特に昨年下半期の6カ月の動向に限っては、ひょっとしたら当たらずも遠からず、そのような要因も若干はあったりするかも。

では、それ以前はどうだったのかと言いますと、

 

うーむ。

やはり売りは減少傾向にあるようです。5年前の2019年は2023年の2倍近く売れていたのに、その後ほぼ毎年売れた数が減り続けてます。一方、買いは前年比で8足も減っているのに、最終的な収支の額は赤字の幅がほぼ2倍となりました。考えられる理由は、

◎実際に売れたのは26足だけ
◎値下げをしての販売が多い
◎高価格帯の靴が売れてない
◎高価格帯の靴を買っている

といったところかと思います。

で、過去5年間で総額が約60万円。ひと月あたり1万円です。ですが、それは純然たる支出ではなく、5年間で増えた85足が資産に置き換わっているわけで、そいつらを売ればまあほんとにお遊び程度の金額には収まるかと。

ただ、それも「売れれば」の話です。問題は、売れ行きが厳しいことです。理由はさておき事実として5年連続ダウントレンドですので、今年これが回復すると考えるのは虫が良過ぎるってもんでしょう。

で、重要なことは、これまでは「ある程度の数は売れる」との前提のもと買い進めてこれたわけで、その前提が崩れるとなるとまた話は変わってきます。メルカリさんに百パーセント依存するのが良くないのか、オークションなどにも手を出す必要があるのか。いずれにしましても、「新たな出口戦略」を早急に考えねばなりません。でないと、これまでのようにはもう買えない。

ということで、具体的な施策はこれから考えるとして、とりあえずそれまでは買い控えます。とはいえ、何も買わない訳にはいかない。魚が泳ぎ続けねばならないように、私もすでにある程度は靴を買わないと生きてゆけないカラダです笑。ということで、

 

①2足売れたら1足だけ買って良い
②年間収支のマイナスは十万円まで

 

当面はこんな感じで行こうと思います。

これなら今以上には増えないし、ひと月1万円までとお小遣いの範囲に抑えられるでしょう。まあね、もちろん収支はプラスにこしたことはないのですが、現実的な視点での最低ラインを年間10万円と線を引くことで買いたい気持ちにも自制も効く。かつ、そんな買いたい気持ちを充足するには売る必要があるわけで、足数だけでなく収支改善効果も見込める。

おお!いいアイデアです。
グッジョブ!俺っ!!

 

ま、そんな感じで2024年も頑張りましょう。

 

(おしまい)

 

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