こんにちは、ばしです。
そろそろ梅雨入り、でしょうか。
それまでに履き下ろしたいメンテ済みの靴があるのですが、どうやら間に合いそうにありません。そもそもそれは4月購入分の靴で、5月購入分はまだ1足も手入れ出来てませんので、それらを含めた履き下ろしのタイミングを考えますと、「梅雨入り云々」というのは、まあ、大した話ではない。
なもんで、せめて大阪が梅雨入りするまでに、先月5月の振り返りを行っておこうと思う次第です。このところ、振り返りが月半ば~後半になることが多かったのですが、やっぱり駄目ですね。それだと、前月までの反省なりを踏まえての改善などを当月に反映させる時間的余裕がほぼありません。
段取り八分、という言葉の通り、物事はやはり余裕を持って、早め早めに計画的に進めるに限ります。6月の段取りのために、今回は5月の振り返りです。
こんな感じでした。
うーむ。
可もなく、不可もなく。これを踏まえて6月どう行動するか。は、後ほどとしまして、まずは個別の振り返りです。いつも通りまずは売りから。
【旅立った靴①】Breather Wright
昨年7月におんぼろいのを拾ってきてがっつりメンテしたのはライトのペア。私には小さくて長らく出品しておりましたがようやくの旅立ちです。
メンテ前はこの状態でしたので私もかなり頑張ったわけですが、その回復の仕方を見ますと、この靴のアッパー自体の力が大きかったのだと再認識です。
6~7千円で売れるかと予想しておりましたが、、結局5千円台の着地。メンテナンスの手間賃分だけだけ儲かりました。まあ、それも掛けた手間を考えますと微々たるものなわけですが、とりあえず赤字にならなくてよかった。何より、新たな持ち主が見つかってきっと靴も喜んでくれていることでしょう。
てなことで、売りはこの1足だけでありました。
てなことで、買いの4足の様子などご紹介。
【拾ってきた①】和創良靴
メルカリでゲットしたこいつ。「TUFFソールのローファー」とのことで実質アンノウンブランド扱いだったのですが、なんだかすごい良さげな気がして、安かったこともあってポチってしまった。
現物を手元に調べてみたところ、どうやらこいつ、宮城興行さんのオーダーラインである和創良靴のペアのようです。アッパーはフランスはアノネイ社の「ハイランド」。かなりお買い得な買い物となったのですが、爪先あたりの幅が若干微妙で・・・。詳しくは近々ご紹介。
【拾ってきた②】Florsheim The Kenmoor 30736
アメリカから届いた茶色のロングウイングはVarsity型のフローシャイム・The Kenmoor。Varsityタイプを持ってなくて探しておりましたが、100ドルから35%オフのオファーが届き思わずポチってしまいました。
ソールもヒールもソックシートもオリジナルではないのですが、アッパーはまずまず、状態よさそうです。こいつ、1972年製でして、メンテしたらそれなりに蘇ってくれるのではないかと。久々にグリセリン保湿からやってみようと思ってます。この週末あたり作業予定です。こいつも詳しくは近々ご紹介。
【拾ってきた③】 Grenson Footmaster
久々のグレンソンは英国のセラーから。ソックシートには「GENUINE ANTELOPE」の文字。アンテロープ、レイヨウ、KUDU、など、様々な呼び方があるみたいですが、カモシカに似たウシ科の動物のようです。
アンテロープのペアは以前購入したことがあったのですが、届いてみたら小さくて履けず。早々に転がしたのですが、その後もずっと機会をうかがっていたのであります。円安の折、海外からは送料を考慮しますとそれなりに費用がかさむわけですが、こいつはなんとお値段8ポンド+送料とお買い得でしたので、思わず・・・。こいつも近々メンテしてご紹介。
【拾ってきた④】ジャパンビンテージ
メルカリで遭遇した黒いスリッポン。
こいつ、何者かと言いますと、
「Maruzen」とあります。
そう、丸善です!お買い得な三交製靴製の靴が出品されていないかとパトロールしておりましたところ遭遇。「ラギッドシューズ」や「マナスルシューズ」より旧い年代と思しきジャパンビンテージが激安だったこともあり保護しときました。私には小さいんで、メンテしたら旅立たせる予定です。こいつも詳細は今月中に記事にします。しばしお待ちを。
以上、買いの素晴らしき4足のご紹介でした。
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【まとめ】
先々月より「原点回帰」ということで、買いはフローシャイムとアレンエドモンズを基軸としておりますが、時折思いがけず激安なペアに遭遇してしまいますと思わず・・・、といった5月でした。実際、6月も月初からそんなやつに遭遇してしまい、1足だけ買っちゃってます。
チラ見せ。
夏に備えてイントレチャート。
2千円ほどでこんなやつがまだまだ転がってますので、フローシャイムとアレンだけにこだわり過ぎるのもいかがなものかと思う。なんて、言い訳してみた。
ですが、冗談を抜きにして、今月は少しペースダウンした方が良さそうです。
(再掲)
5月時点での増減数は「+4」。
かなりいいペースで来ているように思えます。ですが、収支はマイナス9万円弱と、このままでは年間マイナス20万円コースです。まあ、それでもひと月あたり2万円弱です。五十代半ばのほかに趣味のないオトコの小遣いの使い方としてはさほど問題ない金額かとは思うものの、素敵な靴を履きつつ靴代ゼロを目指す身としましては、やはりかかる費用は少ないに越したことはありません。
そもそも、これまでの推移はどうだったのか。
あらためて振り返ってみた。
記録を取り始めてからの推移です。下から2行目、昨年までの6年間の平均に着目ください。
増減は【27足増】。月平均【2.25足】。
収支は【▲109,670円】。月平均【▲9,139円】。
昨年末までの状況でいえば、キャッシュフローベースでは毎月のお小遣いの範囲といえる。かつ、ストックが165足あります。それらが1足平均4500円で売れたらチャラです。
厳密には、165足の中には家内・息子・娘の靴も含まれます。私の手持ちの靴は120~130足ほどかと思われますが、それらがまとめて75万円で売れるかと言えば・・・、まあ、75万円は無理としても50万円以上にはなるのではないかな。まあ、そういう意味でいえば、金のかかってない趣味と言ってウソではないと思うのですが、「今ここ」での状況を鑑みれば、やはり多少ブレーキをかけたほうが良さそうです。
ではどのくらいブレーキをかけるべきか。直近5年の月々の変遷を参考にして考えたいと思います。
まずは足数の増減から。
黒の●が本年2025年です。
単月の増減ではなく累計のグラフです。青のライン=2021年を除き、ここ3年は常に増加傾向にある。そんな中で今年の黒いラインはこれまでのところは低く抑えられています。折角なんで年末までこのペースを維持したい、と思う。
次いで、収支の面ではどうかといいますと、
過去5年ともマイナス。
中でも緑のライン=2023年だけ突出して悪いです。ほかの3年は3年とも▲8万円程度なわけですが、今年は5か月経過時点ですでにそれを突破しています。これまでの経験からいえば、たとえ単月といえども、売り買いの収支をプラスにすることは容易なことではありません。なので、今月はグッとこらえて、マイナス幅を小さくしたうえで下半期に臨む必要がありそうです。ということで、
6月の方針です。
①徹底的に売りに注力する
②買っていいのは2千円以下だけ
③買いの上限を税別1万円までとする
今月はこれで行こう。上記により、足数の増減は最低でも現状横ばいとし、収支についてはマイナス幅を半分程度にまで改善しておきたい。思えば、このところ「Mコロ(MOTTAINAIコロコロ)」以外では出品をサボりがちです。新規の出品に力を入れよう。上記の方針をこの先もずっと続けろと言われたら辛いけど、単月であればなんとか頑張れるのではないかな。
実は、今月6月は私の誕生月なのですが、もうね、記念の品は我慢しよう。というか、今回紹介した「Florsheim The Kenmoor 30736」は、ほんとは到着が6月頃かと思ってたんですよね。そうなれば今年の記念の品はそいつで、との算段だったのですが、思いのほか早く届いた。そんな経緯もありますので、今年の自分への誕プレはザ・ケンムール、ということにします。
そうと決まれば話は早い。誕生日は来週の火曜日です。週末にメンテして履き下ろそう。実は、4月に買った靴のメンテナンスもすべて終わってません。加えて、去年買った靴で修理が必要なのが何足も手付かずのまま残ってます。自分でリペアするつもりが1年以上放置プレイです。今月買い控えたとしても、遊び相手にもブログ記事のネタにも事欠きません。
6月はおとなしくしとこうと思います。
(おしまい)