こんにちは、ばしです。
2月は逃げる。
とは、よく言ったもんで、あっという間に今日で2月も終わりです。てなことで、今回はようやくの、前月2023年1月の振り返りです。
今年から「リペアが必要な貴重なやつを拾ってきて修理して履く」「修理は費用をかけてプロにお願いする」ことに積極的に取り組むことにしましたので、それに伴い「ゆく靴くる靴」を一部リニューアルです。
・プロに修理してもらったペア数もカウントする
・売り&買い&修理トータルでの収支管理とする
ことにしました。まあ、大した話ではありません。シンプルです。修理せねば履けない靴はおおむねワンコイン前後と安いものも多いわけですが、それは修理されてないからの話。
修理されていたらその分値段もお高くなっているわけで、修理費用は「ゆくくる」に合算するのが現実的で実態に則しているかな、と。管理も簡単ですしね。ま、そんな感じで進めてみようと思う次第です。てなことで、「ゆく靴くる靴」あらため、
「ゆくくる修理」
さっそく1月の振り返りです。
おお、景気よく真っ赤です。
お買い得とはいえお安くもない米国本格靴を3足ほど買いましたので、まあ、赤字はしょうがないです。赤字の30,451円のうち、修理費用は2足で8,500円。修理内容からしますと、妥当もしくはやや安いくらいです。
なのですが、毎月このペースだときついな。修理費用を含めてもプラスもしくはプラマイゼロ、を目指すには、それなりに転がして稼がないといけませんね。
まあ、残り11か月あります。
じっくり策を練ることにしましょう。
さて、個別の振り返りです。
いつも通り、まずは「売り」から。
【旅立った靴その①】AVON HOUSEのローファー
10月末に買った転がす専用のジャパン・ビンテージ。インスタで繋がってるNさんの旦那さんの足元へと旅立っていきました。
購入頂いて、結果としてサイズがあったのかどうか、いつも気になります。その点、相対で知り合いのところに旅立たせるのは良いですね。いい感じでフィットしたとのお知らせでした。靴も喜んでいることと思います。
【旅立った靴その②】G.H.BASS “LEWIS”
クリスマスにゲットしたミントなバスのローファー。予定通り旅立たせました。
エイルサルバドル製の「ルイス」。なかなか素敵なペアでした。マイサイズに出会ったらまた買ってみようと思う次第です。
【旅立った靴その③】Alfred Sargent のローファー
去年の夏ころにひろってきた小さめサイズのやつ。家内と娘には少し大きかったようで転がしましたが、ありゃりゃ、赤字になってしまった。
ろころで、アルフレッドサージェント、知らぬ間に倒産してたみたいですね。ありゃ、そんなことなら売らなきゃよかった。マイサイズのチャッカも先月手放したところです。あらためてマイサイズの素敵な奴を1足、早めに入手する必要がありそうです。
お、たまたまでしょうが、3足ともローファーですね。皆さん春を迎える準備ですかね。私も負けてられないな。
さて、引き続き買いの6足、いってみましょう。
【拾ってきた靴その①】HY-TESTのペニーローファー
セイフティシューズなハイテスト。
私も負けずにローファーです(笑)。
ブロガー・しんのすけさんの足元へと旅立ったこいつ、サイズはかなり大きめでしたが、かなりかっこいいです。他メイカーですが、ebayでマイサイズのスチールキャップ入りのローファーが出てまして、買うかどうか、いつ買うか、どう買うか、悩み中です。
【拾ってきた靴その②】Florsheim The Kenmoor 31131
ブックバインダーコヴェントリーカーフのフローシャイム。がっつりメンテしました。
せっかく海外から取り寄せたのに、残念なことに小さくて履けませんでした。春が来たら早めに転がしましょう。
【拾ってきた靴その③】STEPHAN SCHNEIDER
グレーの靴が欲しくて拾ってきた通称「ゾウさん」。今どきの海外アパレルブランドのペアです。
少しだけ大きかったので、オイルヒーターに乗せて熱でアッパーを縮めました。まずまず、いい感じです。オールシーズン履けそうなんで、活躍の機会は多そうです。
【拾ってきた靴その④】Dr.Scholl’s のダービーシューズ
COPEGではない「ショール」のラインのペア。
春になったら履き下ろすと決めてます。
出番は近そうです。
【拾ってきた靴その⑤】MADE IN MARCHE
先週の記事の「シルエットクイズ」の第5問だったやつ。
このシームレスヒールの正体は、シルバノ・ラッタンジのカジュアルラインなのでした。思ったより小さくて、こいつも転がすべく出品中です。売れたら全景ご紹介、と思ってたのですが、なかなか売れない涙。売れても売れなくても、近々ご紹介予定です。
【拾ってきた靴その⑥】NUNN BUSH のヴァンプ・ローファー
素晴らしき1960s、ビンテージ・ナンブッシュのアンクルファッションド。
左爪先内側の出し縫い糸が切れてます。3月になったら修理して、4月になったら早々に履き下ろします。楽しみです。
以上、買いの6足でした。
数も多いですが、中身の大変濃く素晴らしい6足です。
相変わらずいい買い物してるな、俺、と、自画自賛です。
さて、新企画。
【修理してもらった靴その①】HY-TESTのペニーローファー
1月の1足目。セメント製法だったこいつ、ソールが剥がれかけていたのでした。で、さっそくBONTAさんで修理してもらいました。
剥がれたセメント製法のソールをマッケイのように縫ってもらいました。
一安心、一安心。
【修理してもらった靴その②】LUDWIG REITER
12月にワンコインで拾ってきたおんぼろルーディックライター。
爪先がもう、ひどい有様。これが、
綺麗に蘇りました!
って、これだと修理の跡が分からないですね。
爪先を足して、スチールつけて、ハーフラバーしてもらいました。これだけやってもらって5700円です。ほんとにいいのかな、この値段で。BONTAさんいつもありがとうございます。
【総括】
いきなりのマイナススタートは心外ですが、まあ、正月明けです。自分へのお年玉です。景気よく行きましょう。そんなことよりも、内容が大変素晴らしい。買った靴も、売った靴も、修理した靴も、どれもこれも大変素晴らしいペアばかりです。
素晴らしいペア=名のあるメイカー、というわけでは必ずしもないわけですが、こんだけ中古靴を目に、手にしてきますと、それなりに靴を見る目も肥えてきたかな、なんて風にも思います。
なもんで、見方も結構シビアになってきているように思うのですが、2月も素敵な奴をバンバン拾ってきてる私。こんなに出会いが沢山あって、ほんと嬉しい限りです。
嗚呼、靴の神様、ありがとうございます。
で、二月も終わる頃になってなんですが、
今年も一年、よろしくお願いいたします。
(おしまい)