こんにちは、ばしです。
夏は素足にローファーな私。
普段の革靴はUS8.0Dを履きますが、ローファーについては素足ですのでハーフサイズダウン、US7.5を履きます。で、ついこないだ手持ちのローファーたちを履き納めましたので、そんな季節は終わったばかりなはず、なのに、今回はまたローファーの話題です。
なぜ今「秋はローファーの季節云々」、
という話かと言いますと、「履く」わけではない。「買い」の話です。夏が終わり当面出番がないからなのでしょうか、このところセカストで安いローファーに遭遇することが多い。
夏に冬物、冬に夏物を狙って安く買い漁ることの多い私としては、靴の購入に関しても季節はあまり関係ない。いや、むしろ、逆張りで攻めることで安く買えるのならこんなありがたいことはない。
ということで、ビンテージを中心に目ぼしいやつは躊躇なく拾って来ております。自分で履くか転がすかは別としまして、順次メンテにも着手中。個別のペアの詳細は都度記事にてお知らせするとして、今回は秋の終わりに縁あって拾ってきたローファーたちをお披露目です。で、その前に、
そもそものきっかけはこいつでした。
(きっかけ)Bass Weejuns 6180
磔(はりつけ)Weejuns。板と針金とねじ釘で磔の刑に処して、反り返ったアウトソールをリシェイプしたこいつ。ローファーではありませんが、春夏向けのアンラインドなモカシンシューズです。
こいつを拾ってからというもの、似たようなアンラインドのローファーに立て続けに遭遇中です。
まず最初がこいつ。
(その①)Bass Weejuns
先程と同じくバスのペア。ソックシートが紛失しており、どこにも「Bass」「Weejuns」との文字はない。ですが、この出で立ちは間違いなくWeejunsですよね。
税別500円。これぞまさにワンコインローファー。サイズ表記は7D。「737」がモデルナンバーでしょうか。幸いにも印字がある程度判読できますので、まずはこれを手掛かりにしていこう。加えまして、
踵にオウルアイクリートが装着されています。ビンテージ靴でもたまにしか見かけない仕様です。印字とこの踵の特徴を手掛かりに、製造年代などなにがしかの情報を引き出せたら嬉しい、そう思い拾ってきました。近々メンテ予定。
お次はこれ。
(その②)Scotch Grain ミレニアムローファー
雑多な靴コーナーで発見した折り目正しきコインローファー。一見してベリーミントコンディションかつ本格的な造り、なのになぜこんなに安いのか意味不明な税別1900円。
MILLENNIUM2000
とあります。ミレニアム、つまり西暦2000年を記念して作られたスコッチグレインのモデルです。
サイズは24.5センチと小さめです。私の足は入りませんが、こいつは先週日曜日に手を入れました。といいますのも、色々と確認したいことがありまして・・・。
何をかといいますと、それは次回詳しくお伝えします。
最後にもう1足。
(その③)Brocktonian
先日仕事で奈良へ。通りがかりのセカストを覗いてみたら、雑多な靴コーナーに鎮座しておりました。
見ての通りミントコンディション。
というか、ほぼデッドストックなコンディションです。ソックシートが紛失しており詳しいことは分かりませんが、「Brockton ブロックトン」といえば、19世紀後半のアメリカ靴業界の黎明期に産声を上げたFoot-JoyやStacy Adamsといった古株どころの発祥の地です。
印字。なんとか判読できます。
サイズはUS8Dのようです。私の足だと靴下履いてジャストっぽい。安いのは季節外れゆえ、なのでしょうかね。それ以外に理由が見当たらない税別900円。年代ほか不明なことだらけですが、メンテで乾きを癒しつつ、いつの時代のどこの何者か、探ってみようと思います。
てなことで、記念撮影。
3足で税別3300円なやつら。
順次詳細をご紹介の予定です。といいますか、本当は今回を「スコッチグレイン」の記事にする予定だったんですけどね。前回の「靴磨き選手権2024・準決勝観戦記」の記事に注力し過ぎてしまい、力尽きてしまいました。まあ、そんなこともある笑。
しかしまあ、あれですね。
こんなに安いのは旧さや小さめサイズなことなどもあるのでしょうが、一番の理由はやはり「季節外れだから」、なのでしょうかね。私にとってはありがたい限りではあります。ただ、3足中マイサイズはBrocktonianの1足のみ。残りの2足の行く先は未定です。まあ、来年の夏まで、出番まで時間はたっぷりあります。
どないでもなるでしょう。
(おしまい)
ローファー3足getいいですね。
私も最近近所のセカストで KENT in tradition というブランドのローファーをgetしました。
どうも日本のブランドのようですが、
▪サイズ表記が”8″
▪サドルの形状がフルストラップと珍しい
▪パッとみるとオールデンのカプリラストのローファーににているような気がする
と気になるポイントが多いのでコイツの詳細を色々調べていますが、情報が少なく調査が行き詰まっています。
そういう状況も古靴ライフの醍醐味なのかなと言い聞かせています。