ワックスでWERNERを磨く

こんにちは、ばしです。

 

三寒四温。

とはほんとよく言ったものです。大阪も春の陽気かと思えば逆戻りの寒さ、の繰り返し。春はもうすぐそこまで来ているのでしょうが、背中は見えているのに手が届かない感じ。

ですが、このところ幸いにも週末は好天に恵まれることも多く、屋外での靴の手入れも寒さに震えながら、ということも減ってきました。

先週末は2足。前回記事の型押しフローシャイムと、今回のペア。昨年暮れに購入したのですが、色目が気に入らない。で、届いて早々炙ってみたものの、仕上がりがいまいちで放置したままでした。

その後に購入した靴で、未メンテで、まだ履き下ろしてないやつがあります。順番に、早く履きおろしていかねばなりません。

追加メンテしました。

 

COLE HAAN WERNER CAP-TOE

同社の創業初期の復刻モデルであるWERNER。
1足目は黒のウイングチップでした(参考記事「イカしたCOLE HAAN」)。
2足目の茶のキャップトゥは、トゥの傷をパテで埋められた上に着色されておりました(参考記事「WERNERを炙ってみた」)。

わお、なんたるスカーフェイス。左の爪先がパテで埋められて色を塗られていた方で、まだら模様の薄い色目の部分が除去しきれなかったパテの残骸です。前回は、モゥブレイの紺やワインのクリームに、KIWIのパレードグロス塗りこんで炙りましたが、左右の仕上がり、趣はバラバラ。

こいつ、もうすぐ我が家にきて3ヵ月を迎えます。早く履いてやらないといけないと気になってたところ、新しいワックスも調達しました。道具を変えて、再度の挑戦です。

 

今回は、サフィールのビーズワックス(クロと茶)、ミラーグロスでやってみました。

まずは茶を指で塗り込む。

まあ、このままでもしっかり光りますね。
次いで、黒を塗り重ねてみました。

押し込むように、塗り込む。

で、ライターの登場。前回、クロスビースクエアを炙ったときのターボライターです(関連記事「Crosby Squareを炙ってみた」)。一応、火の大きさが調整できるようなので、小さめに設定してやってみました。

音はすれども、火がついているのかどうか、見えづらいんですよね。

とりあえず、こんな感じに。うん、いい感じといえばそうなのですが、パテの跡はどうにもならない。

何度やっても変わりません。

てなことで、こいつを投入です。

焦げ茶のコバインキ。アッパーに使う用ではありませんが、やってみましょう。

ぽんぽんと叩くように、薄い部分に塗ります。塗るというよりは、載せる感じ。あんまりうまくはいきませんが、目立たなくなればそれでOK。

どうでしょう? 少しはましですかね。定着すればよいのですが。
乾かしている間に、右も同様にやってみました。

どうでしょう? 左右のバラツキ、少しばかり改善したような。
さて、次のステップです。

ミラーグロスを塗って、炙ってみました。

!!!

なんということでしょう。色が薄く抜けてしまいました。
なんたる不覚。皆さん、ミラーグロスを塗って炙るのはやめましょう。
再度黒のビーズワックスを数度ほど塗り込み、その後追加でミラーグロス投入。ビーズワックスは左右とも2度ずつ塗ってみました。

色目のばらつきは是正されたかな。怪我の功名ってやつです。がしかし、コバインキでごまかすつもりの左トゥの斑も、結局元の木阿弥です。

よし、これはもう、トゥ全体を光らせて誤魔化すしかなさそうです。ちょうど、というか、なんというか。ガスはまだあるのにライター火がつかなくなってしまいました。100円のと200円のとがあって、けちって100円のやつにしたのがいけなかったかな。

ま、そんなこともあって、ワックスオンリーに軌道修正です。ミラーグロスを塗って、磨いて、を左右ともに5回くらい繰り返してみました。

うーん、どうでしょう。まあ、最初よりはましかな。
ビフォーアフター。

 

【購入時】

 

【BEFORE(炙りその1)】

 

【AFETR(炙りその2&ワックス)】

うん、爪先は濃くなったような気がします。

正面から、当初のビフォーと今回を踏まえたアフターで確認です。

 

【購入時】

【AFTER】

うん、当初よりは随分と好みの感じに変化しました。しかし、こうして振り返ってみますと、パテで埋められ色塗られた当初のトゥの状態、なかなかいいですね。ぱっと見そうと分かりません。おぬし、なかなかやるな。誰か知らんけど。

で、そんなパテの跡、取り切れず斑に残ったままですが、まあ、いいか。
光ることで、なんとなく目立たなったような。

まあ、間近で見るわけではないし、アップじゃなければわからんかな。
ワックスは、定期的にリムーバーで落としてやるのが基本的な扱い方、のようですが、こいつは落とさずに、定期的に塗り重ねて行ってみよう。

ライターで炙らなくとも、それなりに仕上がっていくような気がしてきました。ムラ感がましになったら、アンティークっぽい雰囲気が増していくのではないか、と。

 

さて、こいつ。

仕事で履けるのでしょうか?
形は仕事向きですが、なんといってもこのムラムラ感です。
カジュアル向きか?

最近、カジュアル向きなペアが多いんですよね。まあ、茶色を買った時点でその可能性、ぐっと、広がります。ぐっど、です。

ま、オンオフどっちでもいいや。
とりあえず近々履き下ろしてみよう。

 

履いてなんぼです。

 

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