こんにちは、ばしです。
ついこないだ春が来たと思ってたのに、
いつの間にか夏も間近。マジか。屋外で靴メンテする季節ハズカム、です。なのですが、実は、蚊に悩まされる季節ハズカム、でもある。
半袖だったり素足だったり、肌の露出面積が大きいのであちゃこちゃ蚊に食われます。足指とか刺されるとかなりつらいです。去年か一昨年に買った蚊取り線香を5月頃から焚いているのですが、あまり効果が感じられない。古いからかな。
ということで、新兵器購入しました。
こいつでウインブルドンを目指すっ。
のではなく、こいつ、やぶ蚊キラーです。ホームセンターで千円でお釣り。電池式(別売り)なのですが、スイッチを入れた状態で親指上の赤いボタンを押すと網部分が帯電します。その状態で蚊にスマッシュをかますと感電しよる。
いや、これほんとにすごいです。
ヒットすると「バチッ!」って結構大きな音がします。びっくりしますよ。本格的な夏を前に、少しばかり罪悪感を感じながらも確実に撃退できていることへの手応えを感じて思わずニヒルな笑みのこぼれる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、前置きが無駄に長くなりました。
今回は、先日墓参りの帰り道に拾ってきた3足のうちの2足目です。1足目は昨日記事の「Adult madras」。モロモロ追加施術予定です。3足目は今日この後、スマッシュかましつつメンテ予定。2足目は夏らしいこんなやつでありました。
COLEHAAN ホワイトバックス
USメイドのコールハーンです。
セカストで見かけるのは結構久しぶりな気がする。それほど古いものではないでしょうけれど、それなりに貴重になりつつもあると思われます。
サイズは【US9.5D】。この書体、お判りでしょうか。コールハーン名義ですが製造はおそらくウォークオーバー。ウォークオーバーは一旦クローズし、その後にイタリア資本のもと復活しています。復活後も幸いにも製造は米国なわけですが、このペアはおそらく旧い時代のウォークオーバー製かと思われます。そんなやつは保護です。
夏向けだし。これから活躍するペアです。
そんなのが990円でした。激安です。
理由はこれ。
結構汚れが目立つ。
右足には青の線も。
まあ、全体的に目立つほどに汚れています。
ソールの減りはそれほどひどくはないのですが、
内側も結構シミが酷い。ユーズドに馴染みのある人でないと手がでないでしょうね。
コバ回りもかなり古びてます。
キレイにして転がそう。
まずはコバ回りから。
LEXOL
歯ブラシで掻き出す。
コバインク(ブラウン)
少し濃すぎたかな。
TAPIR レダーオイル
オイルも入れてみた。
爪先は汚い。
消しゴムで綺麗にしよう。
どうだ!
効果なし。
右足も同じ手順でメンテしましたが、
薄汚れたまま。
自分で履くならこのままでも良いのですが、転がす用です。キレイにせねばクレームやトラブルの元です。
丸洗い
ざぶんと丸洗い。今回は「オキシクリーン」を投入してみた。
お湯をたっぷり張って、しばし時間をおく。
アッパーにしっかりと水が浸みたら、オキシを溶かしたお湯に2時間ほど浸ける。
☆★
2時間後。
お湯がだいぶ汚くなりました。
しっかり濯ぐ。と同時に、歯ブラシでガシガシと。
しっかり、しっかり。
再度30分ほど綺麗なお湯につけおいたら、
お、少しばかり綺麗になったかも。
タオルに包んで脱水。
7分ぐーるぐる。
どうかな。どきどき。
うげっ。
爪先に当初なかったはずのシミが・・・。
ソールとの境目にも新たな汚れが出現。
乾燥を助けるための脱水が悪影響を及ぼしたのかもしれない。特に爪先。アッパーの汚れではなく、ソックシート等の地の色が染み出た水が、脱水中に回転の所為で爪先側に滞留してしまい結果色が染みついた、だとか、恐らくそんな経緯ではないかと推察する次第です。うーむ。薄い色の靴に脱水機はNGかもしれないな。勉強になりますね。
言うてる場合か。
とりあえず風通しの良い場所で陰干しです。
乾燥したら汚れが目立たなくなっている、なんてことはよくあることです。今回もそうであることを祈ろう。
☆★☆
翌日。
願いは届かず。
甲の革部分のシミ汚れはすっかり綺麗になったのですが、
元はなかったシミ汚れが、
ここにも、
ここにも。
嗚呼、やってしまいました。
ですが、このままでは捨て置けない。
持ち帰ってきた責任があります。
なんとかせねば。
続きはまたそのうち。
(おしまい)
その後の記事:
「COLE HAAN ホワイトバックスのその後①白は白く」
「COLE HAAN ホワイトバックスのその後②木は森に隠せ」