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Crosby Squareを炙ってみた

こんにちは、ばしです。

 

 

時系列に、買った順番どおりに履き下していく。
まあ、多少の前後はあるのですが、基本はそうです。

買ったものの、まだ履き下していないペアが3足あります。内1足は、去年買って、メンテ済みなんだけれども、仕上がりがイマイチで放置したままのやつ。

こいつ。

あ、写真はこいつ「ら」ですね。
右のキャップトゥ。コールハーン創業期の復刻モデルである”WERNER”の2足目。
1足目は黒のウイングチップでした(関連記事「イカしたCOLE HAAN」)。

そうそう、こいつです。8.5Dなんだけどジャストサイズなやつ。スペードソール、土踏まずの絞り込みをブレイクラピッドで再現したMade in ITALY。こいつが素晴らしかったこともあり購入したキャップトゥがさきほどの写真右のペア。

トゥにひどい傷。な上に、薄めの茶色がなんとなく間抜けな気がして、ワックス塗って炙りましたが、仕上がりが今一つ気に食わぬ。な上に、左右で趣が異なる(参考記事「WERNERを炙ってみた」)。

 

再トライです。で、その前に、ほかのペアで実験です。やり方や効果を見極めた上で、WERNERに再トライしよう。

 

ということで、先ほどの写真の左のペアに白羽の矢が立ちました。

 

Crosby Square, Air Film

1年半前ほど前、購入時の写真です。ぼ、ぼろい。US8.5D、なのですが、ジャストフィット。メンテして、こんな感じに。

だったのですが、数度履いて、元の木阿弥。こんな感じに。

あちゃー。ひどいです。仕事でこれはきつい。なもんで、買って1年半も経つのに、数えるほどしか履いていないような。そんなこいつのメンテを兼ねて、こいつを実験台に色々試したうえで、WERNERをいい感じに仕上げよう。

 

てなことで、まずはいつも通り、左から通常のメンテナンス。

 

ステインリムーバー

 

デリケートクリーム

 

TAPIR LEDER OIL

 

コロニル1909

 

右も同様に

うん、右の爪先は相変わらずひどいです。

履き口にダメージはないものの、踵にも細かなヒビ割れが多数。

トゥ。右だけでなく左も結構ひどい。

要は、全体的にぼろさ加減がどうしようもない。

そんな君に、じゃじゃん。

新しいライター、ゲットしました。
ワックスを塗って、こいつで炙る。セオリーはありません。試しながら、トライアンドエラーです。

まずは左。内側にビーズワックス(茶)を塗り込んでみました。

おお、ターボなライターです。普通のライターでよかったのにね。まあ、買ってきちゃったの、意図せず、たまたまこれです。やってみましょう。

炙ってみました。

鱗みたい。隙間にワックスが足りないのかな。

ペネトレイトブラシで塗り込んで、再度炙ってみました。

わお。やばいです。炙りすぎか?火加減が難しい。

クリーム変更です。黒のサフィールクレム塗り込んで、炙る。

軽めにしてみました。これでもやりすぎ?多分、ターボが強すぎ笑。

ビーズワックスの黒を投入。全体に塗り込んで、軽めに炙ってみました。

うん、まあ、左右で異なりますが、炙りの効果はよくわからない。
右もやってみました。

どうでしょう?

分かりづらいですが、ましにはなっているようです。

踵回りも塗りこんで炙ってみました。が、もともとの茶色の色目が濃いせいもあって、前回のWERNERの時のような目立った変化はありません。こいつに関しては、炙りが必要かどうかは不明笑。まあ、やらんよりはやった方が艶感は増すような気がします。とりあえず、なんでもかんでも塗り込もう。

ミラーグロスを塗り込んでみました。

この状態に、

ネルシャツの端切れににワックスをとって、

塗りこむ。おお、色落ちがすごいですね。理屈が分からぬまま、繰り返すこと数度。

角度違いますが。まあまあ、いい感じでしょうか。

折角の機会ですので、コバ周りもコバインキで整える。

右足から先にやってたようです。左も同様に、5度くらいミラーグロス入れてみました。おお、割と光りましたね。ついでに靴紐も変更しました。

わお、違う靴みたい。

これなら履けるかな。

 

【BEFORE】

【AFTER】

靴底も綺麗に磨きました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

ビフォーがぼろすぎですね。。。

ライナーとインソックの赤が効いている、かっこいい。
ま、履いたら見えないんですけどね。
まあ、とにもかくにも随分ましになりました。
とりあえず、再度、ビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

あ、右のキャップトゥはまだ触ってません笑。

足を入れてみました。

こいつ、仕事で履こうとするから、出番少ないのかも。休日にカジュアルなら活躍の場もあるやもしれません、と、思ったけど。。。

 

色目はいいとして、形がね。
トゥのシェイプの加減がシャープ過ぎる。カジュアルに履くには綺麗すぎるんですよね。

このおんぼろペア、いいんだか悪いんだか、手持の靴の中で3本の指に入るくらい足にフィットしてるんですよね。そうでなきゃ転がしてます、というか、そうでなきゃこんなぼろいやつ買ってないし。

うーん、どうでしょう。薄めのグレー系パンツにジャケット、なら、カジュアルでも行けますかね?いや、それだと普段の仕事着とあんまり変わらんな。
ていうか、こいつ、いっそのこと、真っ黒の方がいいんでない?
画像調整して黒っぽくしてみました。

 

 

おー、どうでしょう。形も綺麗で、唯一無二の仕事靴になるやもしれん。
おー、どうしましょう。塗り替えるか?

 

いや、そんなことより、「炙り」のノウハウは何か得られたのでしょうか?
いや、そうね、あえて一つ上げるとするなら、ライターはターボで無い方がよいね。

 

WERNER2号の出番はまだ少し先になりそうです。

 

(おしまい)

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