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毎日違うタイクツ(7)

こんにちは、ばしです。

 

2週間ごとの恒例企画です。

他に記事にすべきこともなくはないのですが、2週間ごとに1度はアップしないといけない類のものは貯め過ぎると後が大変です。それに、回を重ねるごとにルーティンになりつつもあるのでペースを乱したくはない。ということで、手持の靴とネクタイを総動員させる「タイクツ」な記事(記事一覧こちら)の「その7」。

お付き合いくださいませ。

 

 

 

【13週目】

 

1/22MON

Lytton’s ✕ 上海土産ぽいやつ

足元はLytton’s。シカゴに1986年まであった百貨店オリジナルなやつで、製造はPlymouth Shoe Company製の模様。年代は1986年以前、ということになるわけですが、WINGFOOTの穴開きトップリフトを見る限りもう少し時代が旧そうと思われます。1970s以前かな。

ネクタイは去年夏頃に近所のセカストで拾ってきた百円なやつ。タグに「上海」とあります。中国土産でしょうか。ちょっと変わったスライプですが、紺と白のさわやかな感じがオッサン向けでグッドです。このタグのネクタイ、たまに見かけます。赤と白の色違いもゲットしました。そちらは1ヶ月後に登板予定なのですが、そっちも良い感じです♫

 

 

1/23TUE

Allen Edmonds Chester ✕ DUNHILL

足元はアレン。この5月で9年目に突入します。ビン靴を漁り始めた初期の頃に手に入れたペアです。サイズ8.5Dに革とコルクシートの自作中敷き入れて履いてますが、その中敷きに私のフットプリントがくっきりついていてとてもいい塩梅です。

ネクタイはDUNHILL。少しばかり玉虫っぽくて角度によって色目が変わりますが、渋めの黒とエンジのジャガードで大人な雰囲気です。永らくメルカリに出品してたのですが全然売れないんで、自分で締めることにしました。ボルドーの靴にはボルドーのネクタイ。靴とタイを同色にするのが好みです。

 

 

1/24WED

HECHUNG GINKO ✕ Borsalino

あまりに寒くて着込みました。特に、駅までのチャリで風を切る5分ちょっとが耐えられないほど辛い。ということでこの日はネックウォーマーにゴルフ用のオーバーパンツ登板させてみました。加えて足元はエシュンのブーツ。下半身が暖かいと全身暖かい。

ネクタイは百円で拾ってきたやつ。「ボルサリーノ」とありますが、それって帽子のメイカーですよね。ネクタイも出してるんですね。よくわかりませんが、モノはそんな悪くなさそうです。メリハリ効いててパワーが出てくる。

 

 

1/25THU

COPEG ✕ CELINE

足元はコーペグ。土踏まずあたりに木釘が打たれてます。足の前半分が固定されるよう独特のフィッティングがお気に入りです。黒のペアも欲しいと思ってるのですが、球数あんまりないんですかね。

ネクタイはCELINE。この手のおじさん向けのブランドはユーズドだと結構安く手に入ります。オーソドックスなデザインはブランド関係なく締めやすくてよい。モノはしっかりしてるし、安い分、お得な気分。

 

1/26FRI

United Arrows ✕ BREUER

足元はUAのダブルモンク。最近は年に数度の当番頻度ですが、買った当初は頻繁に履いてました。ダブルモンクってかっこいいです。1足あれば十分なんで、当面はこいつ1足で。当面は、ね。

ネクタイはBREUERブリューワー。繊細なシルクの手触りにペイズリー。ネイビーベースのペイズリーってのが新鮮でゲットしたやつ。ところで、今更ながらですが、ペイズリーって草花などがモチーフらしいね。ミジンコなどの虫だと思ってました。まあ、ゾウリムシやミドリムシなどの原生動物もモチーフらしいんで、ミジンコもまあ近からずも遠からず、ですな。

 

 

 

【14週目】

 

1/29Mon

Allen Edmonds Seneca ✕ Cartier

足元はアレンのセネカ。その昔のモデル「Brentwood」が名前を変えて復刻したやつです。2004&2005年の2年間だけ作られたもので、こいつは2004年製。最近のペア、といいながらも、ちょうど20年前のペアです。あと10年もすればビンテージの仲間入り、でしょうか。

ネクタイはビンテージのカルティエ。カルティエといえばジュエリー・時計・バッグのイメージですが、ネクタイもリリースしてたらしい。ただ、今はもうネクタイはやってないらしいんで、私の好物である「今は亡き~」な一本です。レトロな雰囲気ではありますが、ストライプのタイと割り切れば若者でも似合・・・わないかな。オッサン、もとい、大人な男向け、かもしれないな。

 

 

1/30Tue

ワシントン銀座 ✕ Simplicite plus

ワシントン銀座のキャップトゥ。この夏7年目を迎えます。英国の「Country Classic」というファクトリー製であることを突き止めました(過去記事「アンノウン・キャップトゥの正体」)。こういった謎解き作業もビンテージ靴の楽しさのひとつかと思う次第です。

ネクタイはチェックなやつ。グリーンとパープルの色目が珍しいなと拾ってきたやつです。若い頃は「大人な男」に見られたくて、この手の爽やかで若々しいタイは敬遠しておりましたが、最近はこだわりなく色んなものを締めるようになりました。チェック柄は幼い印象と思ってましたが、むしろオッサンが締めたほうがかわいくて良いかななんて風にも思ったり思わなかったり。まあ、人によるのでしょうね。

 

 

1/31Wed

Eduard Meier ✕ ARNYS

午後から雨のウエンズデイ。と聞いたもんで、ラバーソールなエドマイヤー。おそらく、ビスポークな1足と思われます。少し大きめサイズに中敷き追加してますが、それでも感じる独特な履き心地。マイヤーの靴は3足持ってますので、あと2足ゲットして「ED Meire WEEK」をやりたいな。

胸元はARNYSアルニス。かつて、パリのサンジェルマンにあった1902年創業の老舗で、「右岸のエルメス、左岸のアルニス」と称された左岸を代表するメゾン、それがアルニス。なのだそう。すみません、数年前にここのデッドのネクタイをゲットした際に初めて知りました。いやあ、いろいろ勉強になります。ペイズリーのネクタイは好きなのですが、こいつは色柄的にぱっと見「風神雷神屏風図」ぽいなあと思うのですが、

どうでしょう?

 

 

2/1Thu

FRIEDMAN ✕ CRICKET

足元はFRIEDMANのサイドゴアスリッポン。かつてセダークレストの製造を請け負っていたミドリ安全の子会社のオリジナルブランドです。デッドストックをゲットして2~3度目の登板ですが、前回より履きやすい。馴染み始めたのでしょうか?もう何度か登板させたらコルクの沈み具合を確認してみよう。で、靴下は次回は別のやつにしたほうがよさそうですね。

ネクタイはクリケット。の、多分旧いやつと思われます。理由は、ロゴが旧そうなことと、長さがやや短めなこと。昔のネクタイって今のより若干短め、140センチくらいの長さのが多いような。長くなった理由は、日本人の平均身長の伸長、かも。あ、ここ、笑うとこです(笑)。ピンクとグレーのミックス風なウールタイなんて、二度と出会わんやろうから君はこの先もステイです。

 

 

2/2Fri

Fratelli Borgioli ✕ ANDRE GHEKIERE

足元はフラテッリ・ボルジョーリ、とかいうイタ靴。黒いアッパーに白のステッチが素敵です。靴紐はベージュ色のがついてたのですが、合わせづらいんで一度しか履いてませんでしたが、今回普通の黒に変更しました。これなら仕事でも合わせやすい。これから登板機会が増えるでしょう。

胸元にはアンドレ・ゲキエールなるフランス製のネクタイ。手触りからコットンかと思ってましたがシルクでした。旧そうなネクタイで、旧いネクタイによくある極太な一本でしたが、自分で幅詰めしました。他人とは被らない、探しても見つからないデザインが大変グッドで大変気に入りました。

 





 

【総括】

前半の5本(13週目)はこの企画を始めた当初に持ってたタイの残り物です。正直、消化試合といった感じ。ネクタイが良くない、という訳ではないのですが、結果的に今まで手が伸びなかった、あるいは後回しにしてたやつらです。何故なのかと考えてみますに、ジャケパンよりもスーツスタイルの方が合わせやすいやつらなのかもしれない。

で、できることなら靴も他の靴の方がしっくり来そうな気きがしなくもなかったり。なんだけれども靴も主要な奴は登板済ですので、限られた中での組み合わせとならざるを得ない。選択肢が少ないということは、あれこれ考えなくても良いので楽ではあるものの、なかなか思い通りにならない、ということでもありますね。

 

で、後半の5本(14週目)から第2クールのネクタイたち。ここ3か月ほどで拾ってきた1万円30本の中の5本です(参考記事「セカストで中古のネクタイを漁ってみた」)。30本の中のどいつから締めようかと悩んだ結果、買った順番に5本ごとに登板させることにしました。

こいつらは昨年10月下旬~11月上旬に拾ってきたやつらです。左から順に買った順番に並んでます。締める順番も全くこの通りにするのはややハードルが高いので、5本の中での順番は入れ替えても良いルールにしました。なので、

明日からの15週目はこの5本の出番、ということになります。月曜日は赤いネクタイを選びがちなので迷うことはない。あとはどいつを何に合わせるのか。楽しんでる風に見えるかもしれませんが、結構頭が痛いです。

 

で、余談ですが、

一昨日、2月2日(金)に登板させたこのネクタイ。先ほど触れたました通り、もともと幅11センチと極太だったのを9.5センチに縮めました。太いネクタイの幅詰めはこれで2本目です(1本目の記事こちら)。まあ、大した話ではないのですが、今回も一応記録として記事にしました。

てなことで、ネクタイ幅詰め第2弾の件は近々に。「タイクツ」はまた2週間後にお目にかかります。ごきげんよう。

 

素敵な週末をお過ごしください。

 

(おしまい)

 

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