こんにちは、ばしです。
2週間ごとの定例企画です。
昨年10月下旬から始めた本企画「毎日に違うタイクツ(記事一覧こちら)」。今回で数えること「その9」、第17&18週となりました。スタート当初は季節は秋。まだまだコート不要でしたが、その後冬を迎え、季節は巡りもうすぐ春、コート不要な季節へと再突入です。その頃にはこの企画も一旦の完結の予定です。
目新しいことがあまりなくて、古ぃ靴フリーク諸氏にはタイクツかもしれませんが、今しばらくお付き合いのほどお願いいたします。てなわけで、2月最後の2週間の記録です。
いってみよう。
【17週目】
2/19MON
TOKIO by DOMON ✕ Dominique France
この日は雨。雨の日はラバーソール、もしくはハーフラバーなやつの出番と決めています。足元はTOKIO KUMAGAIのポストマン。「TOKIO by DOMON」のロゴより、1980-83年頃のペアと推察されます。羽根にダブルジッパーの意匠は熊谷氏が先駆けなのだそう。
ネクタイはドミニクフランス。月曜日は赤いネクタイ、ということで拾ってきたやつ。こいつ、元値は35000円らしい。それが半値に。いや、ほんとに?と思っておりましたところ、前回記事の「男の一流品大図鑑’83」なる古雑誌をゲットしたのでした。
8ページに渡るネクタイカテゴリーの一番最初に紹介されているのがこのドミニクフランス。で、掲載されてる6本のお値段は25,000円と30,000円。おお、1983年でその値段ですか。私のはそこまでは旧くはなさそうですが、1990年前後のバブル期ピークの頃にはそのくらいの値段になってたとしてもおかしくはないな。まあ、別に安かろうが高かろうが私には関係ないんですけどね。300円だったし。
2/20TUE
Florsheim Imperial Split Toe Derby ✕ CELINE
足元はフローシャイムのスプリットトゥ。サイズが少し大きめで、中敷き入れて調整してます。色ムラが結構激しいので、こまめに濃い茶のクリーム入れて育てようかと思ってます。
ネクタイはCELINEセリーヌ。名前はよく耳にしますが詳しいことはよく知りません。まあ、別にここのネクタイが欲しかったわけではなく、黒地のストライプタイに触手を動かされて拾ってきた次第です。
黒がベースのネクタイって、やや重めな印象ではあるのですが、シャツ・ジャケット・靴の色目を選ばないオールラウンダーではないかな。ただ、下半身に黒がないとバランスが取れないような気がしてます。「靴かパンツのどちらかが黒」がマイルールです。
2/21WED
MEERMIN ✕ Franco Minucci
この日は雨のウェンズデイ。そんな日の足元はラバーソールのメルミン。新品も中古も大変お買い得なONLY別注のシングルモンクですが、大変大変出来がよろしいかと思います。細身なトゥでどちらかといえばスーツスタイルの方が映えるペアかと思いますが、まあ、気にしない気にしない。
ネクタイはミヌッチ。雨の日に似合う水玉模様。ここのネクタイはこいつが初めてですが、大変締めやすい、締め心地の良いネクタイですね。転がそうかと思ったけど、ステイさせることにしました。そのうち息子に締めてもらおう。
2/22THU
Allen Edmonds Taunton ✕ CRICKET
足元はアレン。オッドメントストアさんでウエインバーグのLWBを買った際(過去記事)に「おまけ」で頂いたサイドゴアブーツ。ジャストマイサイズで「しゅっ」としてて、スーツスタイルでも違和感のなさそうなブーツです。ただ、焦げ茶のネクタイにはもう少し濃い茶の靴の方が居心地よいかもしれません。
そんな焦げ茶のネクタイはクリケットのニットタイ。アクリル素材の安物が多く流通してますが、こいつはちゃんとシルク100%です。まあ、見た目には判断付きづらいし、どっちでもいいような気もしなくもないですが、アラフィフの親父の胸元はちゃんとしたやつのほうがよろしいのです。ユーズドだけど。
2/23FRI
この日は祝日でネクタイもお休み。
ということで、第17週は、前週に引き続き4日間で終了です。
【18週目】
2/26MON
Poulsen Skone ✕ 上海なんちゃら
足元はポールセンスコーン。なんだかんだで7年目のつきあいです。BEAMSさんによる旧ロゴ復活のクロケット製。本チャンの1960sもいつかは手に入れたいと思いつつ、買い控え中の私です。
胸元は赤いネクタイ。月曜は赤いタイが気分が上がって良い。この日は「上海なんちゃら」。なんて書いてあるのか良く読めませんが、なかなか素敵なやつです。昨年紺白のを買って、その後似たデザインの色違いのこいつを見かけて迷わずゲットしました。
紺白のはすでに、1月の月曜日に登板させたたわけですが、つい先日、またもやここのネクタイを見かけて拾ってきました。
真ん中のペイズリーのがそれです。
今回のタグは黒。ブラックレーベル、ということですね笑。一般的に中国製のシルクってどんな品質でどんな評判なのか知りませんが、3本とも適度に厚くて、どれも大変素敵なネクタイです。見かけたらまたゲットしよう。
2/27TUE
Masaki Nagashima ✕ ARNYS
足元は新品で買ったVISARNO。丸井のオリジナルブランドが長嶋真樹に別注かけたやつ。15年ほど前に溝の口駅前のノクティで購入しました。当時は仕事履きしてましたが、この10年ちょっとは冠婚葬祭用であまり出番なし。久々に履きましたが、ジャストマイサイズでいい履き心地です。
ネクタイはアルニス。今は亡きフランスのブランドです。この手の明るめのプリントタイってあまりしないのですが、ヘルメスと同じ工場でプリントされたと聞くと、なんかいい感じなような気がする。意外とミーハーな私です。
2/28WED
LEE KEE Hong Kong ✕ TINO COSMA
足元はLEE KEE。漢字だと「理記」と書くらしい。なんでも、英国統治だったころにイギリスから香港へと海を渡ったスーツや靴の仕立て屋も少なからずいたらしい。そんな英国領の名残の Made in Hong Kongのビスポーク。ハイクオリティ&ジャストマイサイズなお気に入りです。
胸元にはTINO COSMAとかいうイタリアのネクタイ。プリント柄なのですが、ぱっと見にはレジメンぽい、そこが面白いかなあと。ネクタイと靴の色目を合わせがちな私。焦げ茶のネクタイの足元はやはり焦げ茶の靴がおさまりが良いかなあと思う次第です。
2/29THU
REGAL ✕ British Wool
足元は息子のリーガル。宮城興業製のようです。レザーソールでリーガルにしては細身で、結構いい感じ。息子のといいながら私が勝手に買ってきたやつ。マーチンとレッドウイングに押されて出番少ないようなんで、私がちょこちょこ履いてやろう。
ネクタイはブリティッシュウール、と書いてますが日本製です。生地も英国製ではなく、英国ウールに敬意を表しつつ日本で企画&製作されたもののようです。まあ、英国製日本製問わず、昔のウールタイはたいてい品質グッドです。もうすぐ冬も終わりますので、今シーズンのウールタイはこいつで締め収めです。
3/1FRI
GUCCI ✕ NICOLE
3月最初の足元は華やかにグッチのホースビット。ローファーはだいたいいつも素足で履きますが、こいつは少しサイズに余裕あるので靴下履いて、かつ、色も黒だから仕事で登板させてみました。靴とネクタイと営業鞄を黒とゴールドにしてみた。
そんなネクタイはNICOLE。これまでも何度か書いてますが、黒地のネクタイって種類少なくないですか?結構好きです、黒地のネクタイ。なもんで、拾ってきましたが、ゲットして正解です、結構気に入ったかも。で、余談ですが、
3月最初のサラ飯はカレー堂堀江店のオリジナルチキンカツ。そろそろダイエット始めないとまずい感じなんで、ライスは少なめにしてもらいました。
☆
★
☆
★
☆
【総括】
2月が逃げていきました。いよいよ3月です。3月は去るらしい。ということはすぐに4月、新年度です。となればすぐに5月です。クールビズはいつからでしたっけ?あらためて調べてみましたところ、
クールビズの実施期間は、2020年までは環境省によって毎年5月1日から9月30日と定められていましたが、2021年以降は公式に期間を指定せず、会社に一任されています。
ということだそうです。
数えてみましたところ、明日3月4日(月)からGWまでの平日の日数は【39日】。40日後にはクールビズに突入です。ああ、夏の足音が聞こえる。いやまあそれはまだ大袈裟かな。何より、5月になっても気候次第ではそのままネクタイを締めるかも。
いずれにせよ、毎日違うタイクツを進める上では「39本のネクタイと39足の靴が必要」なわけです。これまで81本のネクタイと79足の靴(2回登板が2足)を登板させてきたたのですが、まだ出番のないやつらはあるにはあるものの、そう多くはない。
セカストで漁った30本(「セカストで中古のネクタイを漁る」)。バツがついてないのも残り7本。
で、その後3本ほど増やしました。
真ん中から右の3本が追加調達分なのですが、右の2本はこのままでは使えない。幅詰めしてアイロンかけないと締めれない、締まらないやつらです。そんなやつらを合せても10本。
で、その後はいよいよ「オールドグッチ」の出番なわけですが、少し増えたけど21本だけ。先ほどのと合計でも31本。39には足らない。
「オールドグッチ・マンス」にしたかったけど、3月から4月にかけて月をまたぐことになりそうです。まあ、やむなし。一方、靴はといいますと、もうね、これはもう無理です。残りあと20足ちょっとではないかな。もうすぐ干上がります。足りないからといって増やすわけにもいかない。なので、手持ちので行けるとこまで行って、あとはその時々で好きな靴履いて好きなネクタイを締めることにしよう。
いよいよその時が来たら、
私の手と足は「どの靴」「どのネクタイ」に伸びるのか。
数ある中での一番のマイフェイバリットはどいつなのか。
きっとその時明らかになることでしょう。
(おしまい)