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どでかい白黒UKマーチンを拾ってきた理由わけ

こんにちは、ばしです。

 

今回も先月拾ってきたペアについてです。

少しレアっぽいマーチンを拾って参りました。

こんなやつ。

 

 

白黒・コンビ・キャップトゥ・マーチン

久々のマーチンです。

現在出品中につき、いくらで拾ってきたか値段は控えさせて頂きますが、まあ、いつもの感じで雑多な靴コーナーより救出してまいりました。こいつを拾ってきた理由は3点。

 

 

まずは、

①Made in Englandであること

英国製のマーチンです。やはりUKメイドはそれ以外のものと比べますと「おお~っ」となるのは私だけではないのでは。実際、リユースショップでの扱いにも価格にも一定の差があります。そもそもこの一点を持ってして購入を検討する十分な理由になるはず。

 

2点目。

②キャップトゥのコンビが珍しいこと

マーチンで「白と黒のコンビ」といえば「BEX」です。ウイングチップのモデルなわけですが、我が家にも1足あります。

息子のですが、たまに勝手に借りて履いたりしてます。世の中的にも「白と黒のコンビのBEX」はさほど珍しくはないでしょうが、今回は「キャップトゥ」です。これは見たことがない。かなりレアなのではないか。

 

3点目。

③〇〇〇〇〇〇〇しようと思ったから

そうなんです、〇〇〇〇〇〇〇しようと目論んで、それ用にゲットいたしました。えっ?な、なんだって? ええ、ネタバレになりますので、この3点目は本記事の最後までナイショです。

 

 

てなわけで、まずはディテールのご紹介から。

あらためて、全景。

うーむ、凄い迫力です。

キャップトゥ、とはいえ、凄いボリュームです。いや、それは写真が大写しになってるだけだろう、って声が聞こえてきそうですが、そうではありません。

なんと!

こいつ、サイズがUK10です。

UK10=28.5センチもあります。
UK7.5=26センチ相当な私には相当にでかい。
デカすぎます。

ソックシートには「NON SAFETY」の文字。

安全靴のようにトゥスチールが入ってるようなデザインですが、「スチールは入ってませんよ!」という意味なのでしょうかね。まあ、どうせ私には履けないからどっちでもいいんですけどね。

 

サイドビュー。

分厚いアウトソール。ドクターマーチンには「quad retro」と呼ばれる厚底のシリーズがあるようです。このペアがどうなのか。オリジナルのソールなのか、カスタムされたものなのか、は、よくわかりません。まあ、どうせ私には履けないからどっちでもいいんですけどね。

ありゃ、爪先が剥がれてます。このダメージもあり、かなりお買い得な値札となっていたようです。後できちんと補修しましょう。

とはいえ、アウトソールの削れなどは軽微です。やはり、オリジナルではなくカスタムされたモノ、なのかもしれない。まあ、それは大した話ではない。3つ目の理由に向け、早速にメンテです。

いつも通りまずは左足から。

 

 

LEXOL

いつものクリーナーで汚れ落とし。

白地、というか、クリーム色の部分の汚れはあまり落ちない。

 

RenoMat リムーバー

強力リムーバーを布にとって撫でると、

おお、かなり汚れが落ちました。

 

ついで、爪先の剝れのケアです。

 

サンドペーパー

開いた口のよう。
まさに開いた口がふさがらないってやつです。

接着面の両面を削る。

 

 

ゴム糊

糊を両面に塗布し、あらかた乾かしていから貼り合わせる。

口が閉じた。

このまま丸1日、というか、実質的には半日ちょっと、しっかり乾燥させましょう。トゥの傷は隠せませんが、プロご用達の糊で剥がれは元通り、になるはず。

 

さて、翌日。

おお!しっかりと貼り付いたようです。で、一応アッパー全体にコロニル1909(無色)を塗り込んでおります。これにてメンテは完了。

 

【BEFORE】

【AFTER】

遠目だとあまり変化ありませんが、細かな部分がかなり綺麗にはなった。

トゥの傷はやむなし。

旧そうだけどフットプリントも僅か。
こいつ、年代も使用の程度もよくわかりませんご、まあ、兎にも角にもスッキリしたのではないでしょうか。

さて、いよいよです。ダメージ付きのでかすぎるUKマーチンを拾ってきた3つ目の理由は、これ。

 

 

③海外向けに出品しようと思ったから

メルカリは海外からも購入できる!発送や送料など気になるポイントがまるわかり

 

円安だし、今は輸入よりも輸出だ!

1年ほど前からそう思い、eBayデビューを画策しつつも忙しさにかまけてついつい先延ばしにしておりましたよころ、上の写真の記事(こちら)をみかけました。

記事は2月のものらしいですが、その後の夏頃にかけてメルカリさんが越境販売を強化している、らしい。海外向け、とはいうものの出品者の対応は今まで通り国内限定、指定された場所(日本国内)に発送のみで、それ以降の海外発送・輸出・通関等の手続きほか購入者とのコミュニケーションもすべて「越境EC事業者」が行う、というスキームです。

この手の海外サイトでの購入に関する代行業者は以前から存在していて、私自身過去に2度ほど、その手の代行業者経由で売れた経験がありました。そもそも、メルカリには「Mercari USA」なるサイトも存在していて、ただ、日米の連携はなかった。このあたりも含め、メルカリさんが秋口からより積極的に海外取引の強化に取り組み始めたとのこと。で、とりあえず乗っかってみることにしてみた。

 

 

とは言え、やることはシンプルです。

タイトルを英語で、説明文を英語と日本語の併記にするだけ、なわけですが、これだけで海外向けのアピールにはなる、らしい。英語表記は、eBayのマーチンの出品物の英語の説明文を参考にしつつ、翻訳サイトなどを併用して作成。こなれた文面にはなってないでしょうが、まあ、伝わればよい。特に、今回は何よりサイズが【UK10】と、日本人よりも海外の方向けのサイズ感でもある。

まあ、海外向けで人気なのはポケモンカードやフィギュアなどのようですが、日本でマーチンを探す人もいるでしょう。マニアと呼ばれる人々には日本に他国も関係ない。目当てのモノを探すのに国境などそもそもない。

いやむしろ、MOTTAINAIモッタイナイ精神でモノを大切にする日本は、ビンテージ品のコレクターにとってはまたとない市場と言えるかも知れない。

加えて、この円安かつ日本の物価安であります。「1ドル100円」くらいの感覚で値付けしても、特に欧米向けとしてはお買い得にはなるのでないか。

ということで、値段は、

「1万円+送料&手数料各1千円=1万2千円」

を目安とし、1ドル100円として120ドル。それを今のレートである150円で円換算に戻して「1万8千円」で出品しました。

https://jp.mercari.com/item/m84353030626

 

ただ、ちょっと強気すぎたかも笑。

出品後、あまり反応がないんでちょろちょろ下げて現時点では1万5千円です。ちなみに、写真にでかでかと「UK10」とありますのには理由が。実は、メルカリ出品時には

「商品名のタイトルは40字以内」

との制約があるのです。日本語より英語の方が文字数も文章も長くなりがちです。文字間のスペースなどを省いても、タイトルにサイズ表記を入れる余裕がなかったため、トップの写真に入れることにしたのでした。手書き風になっちゃってますが、これはメルカリの出品画面で作業が可能でした。

 

 

☆★☆

 

 

出品してそろそろ10日ほど経ちます。

その後の状況ですが、「いいね」や「コメント」は来ておりますが、意に反して今のところ日本人の方ばかりのようです。クリスマス間近ということで、タイミングもいいかと思ったんですけどね。アメリカでもイギリスでも香港でも、どこでもいいから、できればクリスマスまでに海外へと旅立ってほしいな。

日本国内でも別に構わない。それはそれで売れたら嬉しいわけですが、今回はメルカリで海外輸出の扉を開くためのトライアルです。日本から海を渡らせる。それこそが果たすべきミッションであり、まさに自分自身へのクリスマスプレゼントとなる。

 

頼むわサンタさん、てな心境です。

 

(おしまい)

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