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East Coast Collectionをパティーヌ(前編)

こんにちは、ばしです。

 

GW最終日、嫁は仕事、息子は授業、娘はバイト。
で、独り取り残された私は、以前購入したペアをメンテすることにしました。

実験台、もとい、被験者はこいつ。

 

REGAL,EAST COAST COLLECTION

 

1月下旬に拾ってきたリーガルのスリッポンです。

レクソル他、いろんなメンテグッズを投入したものの、油汚れがどうにもこうにも除去できなかったこいつ(過去記事)。
こいつのその後ですが、実は丸洗いしてみたものの汚れは落ちず、変わらず。
なもんで、紙やすりでやすって、アドカラーで補色することに決めました。
早速実行。しかし、結局上手くいきませんでした。

こんな感じ。

 

 

で、仕上がりはこう。

うーん、全くだめです。

ましにはなったものの、汚いまま。これでは人様に売ることもできません。
うーん、こうなったらしょうがない、自分で履こう。
よし、それなら、木は森に隠せ。

濃い色目にがらりと着替えさせましょう。
で、油汚れも隠す一石二鳥です。
久々の「自分でパティーヌ」です。

 

手順は以前にもやったとおり。

(1)無水エタノールで脱色

(2)サンドペーパーでやすりがけ

(3)ローバスバチックで染色

(4)クリームで仕上げ

 

早速いってみましょう。

まずは左から。

 

(1)無水エタノールで脱色

前回の残りをそのまま使用です。たっぷりと布にとり、エタノールで靴で全体を塗らすようにしながら擦っていきます。

モカ縫い部分やコバ周りなど、指先が届かない部分は、エタノールを歯ブラシに含ませて直接ゴシゴシとやってしまいます。

 

濡れたように色が変わったら、色が落ちた証拠のようです。

表面の元々の色が落ち切っていない箇所は、エタノールを吸い込みません。吸い込んだらOKです。しっかり落としておかないと、染色時に色が上手く染み込まず、染みムラになってしまいます。

 

 

まあ、まずまずでしょうか。

 

 

(2)サンドペーパーでやすりがけ

 

1500番、さらに2000番でやすりがけです。脱色しづらかったモカとコバ周りは、ここできっちりやすっておくことが大切です。

両足仕上げてこんな感じに。

 

こんな色目の靴、ありますよね。
もう、このままクリーム入れて仕上げてしまいたい誘惑に駆られます。
ですが、やはりここは、初志貫徹です。

 

(3)ローバスバチックで染色

 

これも前回の残りです。

紺色です。
青く、碧く染めてやる、うひひ。
原液そのままだと濃いので、水で薄めた上で、大小2本のブラシで、2回ほど塗り重ね。

で、乾燥させます。

 

(4)クリームで仕上げ

 

半日ほど放置して、マットな感じに仕上がりました。
クリーム入れて仕上げです。
モゥブレイクリームナチュラーレ、同じくモゥブレイライトネイビーのクリーム、で、コロニルの順に。
コバ周りもネイビーのクリームで綺麗にしましょう。

 

 

 

・・・えーっと、ですね。
紺色にしたかったのですが。

今回もなぜか、ほとんど黒。
オールモウストブラック、です。

黒のローファーはすでに2足あります(BASSFLORSHEIME)。
黒ばかり、そんなに沢山要りません。
ホワイ?です。何がいけないのでしょう?

とりあえず足入れてみました。

 

履き口のパイピング、もともと茶色だったのがそのまま残ってます。

踵。

元の色を落とし切れていなかった部分から地色が顔を出してます。

 

あらためて、ビフォーアフター。

 

色目は変われども、サイズ感は変わりません。当たり前ですが。

履いた感じは、素足でまったく余裕のないタイトジャストフィットです。
ええ、知ってます。
だからこそ、この夏素足で履くべく、ネイビーに染めたかったのに・・・。

黒いアッパーに茶色の履き口パイピング。秋冬仕様のツートンです。
目論見が大きく外れてしまいました。

 

うーん。
この夏、どうやって、何に合わせて履きましょう。
うーん。
このままでいいのだろうか。
ということで、当初の想定外ですが、追加作業を施すことにしました。

ハンズの店員さん曰く、上手くいきそうになさそう。
が、あえて、やります。男です。
さて、どうなることやら。

 

後編につづく。

 

(参考:「パティーヌ」関連記事)

おんぼろフローシャイムをパティーヌ(前篇)
おんぼろフローシャイムをパティーヌ(後篇)
自分でパティーヌ・その1【準備編】
自分でパティーヌ・その2【実践編(前編)】
自分でパティーヌ・その3【実践編(後編)】

 

 

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