こんにちは。ばしです。
こんな趣味のブログ、読んでくれる人なんているのかな。と、半信半疑でスタートした拙ブログですが、お陰様で100回目の更新を迎えることができました。
お読みいただいている方々には、暑く御礼申し上げます。夏ですしね(笑)
で、今週から月・金の週2回更新に変更させて頂きました。
1年52週ですので、週2だと年間100記事ペースです。まずは、1年後の200回を目指して、力まず気楽に頑張っていきたいと思います。
今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
で、予告通り、100回目を飾るのは、こいつ。
FLORSHEIM, THE SUTTON 21087
・SIZE:8E
・品番:21087 GI
・黒のシボ革
・GI:1968年7月製
ちょうど50歳になったばかり。まだまだ現役です。
大阪のビンテージショップ「JAM」さんで購入しました。現物見ずにネットで購入。リアル店舗があるのに、お店にも足を運んでいるのに、前回お世話になった時もなぜかネット経由。
で、こいつ。
アメリカの靴愛好家DAVIDさんのブログ「vcleat.com」に、1969年のフローシャイムのカタログが掲載されてるのですが、そこに載っているペアです。
カタログによりますと、以下のような説明が。
Black Dolce Calf
黒のシボ革? シボ革=Grain leatherだと思うのですが、同じ意味なんでしょうか?
Wing tip monk strap slip-on
ウィングチップモンクストラップスリッポン。説明不要そのまんまですね。
unlined
日本語に直訳すると、「線のない」「裏地あるいは裏張りを持たない」「(皮膚の)なめらかさ」、といった意味のようですが、こいつ、裏張りは当然ありますし、なめらかというよりはシボ革だし、どういった意味なんでしょう?
arch rubber heels
1960年代のペアで見かける半円のラバーヒール。このヒールのペア持ってませんでした。購入の決め手の一つ、でした。
インソックは、爪先側の形状がV字型、で「FLORSHEIM LIGHT WEIGHTS」の文字が。
確かに、他の手持ちのフローシャイムよりだいぶ軽いです。ソールも薄いし。グッドイヤー製法でもない。どうやらセメント製法のようです。
まあ、当時の最先端の技法を取り入れたフローシャイムなんでしょうね。今の時代ではセメント製法=安価、な代名詞ですが、当時は、当時の従来製法にはないモノづくりが可能になったんだと思います。
変わらないこと、伝統を堅持することは大切、な一方で、新しいことへのチャレンジが等しく大切なことは、今も昔も同じなんだと思います。
まあ、米国靴に関しては、変わらないままの方が良かったな(笑)
私より11カ月早生まれのこいつ。とりあえず、メンテしてみました。
うん、素敵です。セメント製法だから、でしょうか、ソールは細身で立体的、かつ、グラマラスです。ステッチも細かい、1960年代の職人の技です。
シボ革の、シングルモンクの、パンチ穴の大きいウィングチップ。どんな服着て履きましょう?黒なので、まだ合わせやすいですね。
サイズ8E、ということで、私には若干大きめですが、中敷き入れたらジャストと思われます。
トゥが細身で、コバの薄い、華奢なフローシャイム。セメント製法は、靴底がいかれてしまうと修理が効かないらしいので、近々ハーフラバー装着予定です。
装着したら、履いてみます。
で、履き心地など、またレポートします。靴は履いてなんぼ、ですしね。
てなことで、今回はこのへんで。素敵な週末をお過ごしください。
ごきげんよう~