こんにちは、ばしです。
前回からの続きです。旅立つ前の手入れ第一弾。「FREEMAN」です。
FREEMAN
・SIZE:9B
・茶色のロングウィング
・MAN-MADE MIDSOLE
・ヒール相当に減りあり
・右足外側にキズ
・トゥにも皺
かなり履きこまれたペアです。トゥのメダリオンのあたり、左右ともに横皺が入ってます。どうすればこの部分にこんな皺がはいるんでしょう?Bウィズ、ですが、履いてみたところそれほど細くはないです。履いた感じは8Cくらいな印象。革が非常に柔らかいので、土踏まずあたりのフィット感が心地良い感じです。
1930年前後創業の米国メーカー。統廃合を繰り返し、ブランド名はすでに表舞台からは消えてありません。今回のペア、トゥ側の穴あきのインソック、ソールど真ん中の楕円の模様、アミアミの穴あきヒールトップ、など、ネット上で出回るフリーマンの特徴と一致するので、十中八九、フリーマンと思われます。
おんぼろフリーマン。おんぼろですが、Made in USAの一応ビンテージ。リサイクル系ショップで500円+taxで拾ってきました。メンテナンスして、売りに出してみたいと思います。
古靴メンテナンス
”MAN-MADE MIDSOLE”とあります。”MAN-MADE”というのは人工のもの。ソールを良く見ると、なにやらビニールっぽい黒い層が革の層の間にサンドイッチされてます。こいつが「マンメイドミッドソール」ですね。
当初は、水にどぼんと浸けて丸洗い、てやつの実験台にとも思ったのですが、ソールの層がはがれてしまいそうな予感。やめときました。一応、まだまだ履ける靴なので、台無しにしてしまうのは忍びない。
結局、いつもの要領で、
・ステインリムーバー
・デリケートクリーム
・コロニルシュープリームデラックス
・靴クリーム
・ブラッシング
で、手入れしてみました。
右が手入れ前、左が手入れ後。何か変化が欲しくて、靴クリームは普通の茶色ではなくボルドーにしてみました。効果のほどは僅かでしたが。
一番の悩みは、この擦り減った踵です。完全にイってます。オリジナルかどうかは不明ですが、当時のヒールトップと思われるので、このまま売りに出そうかとも思ってましたが、買ってすぐ履けないのも何なので、シューグーでとりあえずの補修だけ施すか否か、現在試案中です。
とりあえず、メンテ後はこんな感じ。高級靴ではないです。ま、それなり、でしょうか。トゥの横皺だけはどうにもならないですね。
いくらなら売れるのでしょうか?一体ぜんたい、どんな人が買ってくれるでしょう? それ以前に、果たして、売れるのでしょうか?
ビジネスユース向きではないですね。若い方で、カジュアルにオシャレに履いてもらえたら嬉しいですね。他の2足の手入れを済まして、一斉に売り出したいと思います。
お楽しみに~。