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Handmacher ~ ブダペストより愛をこめて(その3)

こんにちは、ばしです。

年末にチーニー(前回記事)と同梱でハンガリーから2足目となるブダペスターが届きました。今回は、本来メインだったはずのこいつをご紹介。

 

Handmacher(ハンドマッハー)

 

12月初めに届いた私にとっての初の東欧靴であるAPOLLO(旧ディンケラッカー)が大きかったうえにダメージつき。まだ修理に出してません。

米国靴とも英国靴とも異なる雰囲気の東欧靴。眺めるだけでなく、ちゃんと足を入れて履いてみたい、との思いから追加で購入したのがこいつです。

初見の、オーストリアの靴メーカー。ホームページ見つけました。

(ハンドマッハー社ホームページ:https://www.handmacher.at/

ドイツ語なので何が何やらさっぱり理解できませんが、どうやら、準備されてあるバリエーションの中から、スタイル・アッパーの革・ソールの仕様、など、自分好みのスタイルを選ぶカスタムメイドのメーカーのようです。

 

特徴的なトゥのメダリオンが素敵なこいつ。アッパーの革質は柔らかです。先端から垂直に落ちるトゥの形状、「ブダペスター」と呼ばれる東欧らしいスタイル。

 

 

ソールもヒールも分厚いラバー。今回のはラバーソールですが、レザーソールを選択した場合、アッパーとソールの接合はステッチではなく「木釘」だそう。まあなんと珍しい。最近の靴でそんな仕様あるんですね。

レザーソール仕様の色違いのペアを海外のオークションサイトで見つました。

 

 

そういえば今回のペア、ラバーソールですが、インソックには上の写真と同じく2列に並べた木釘のような跡があります。やたらソールが分厚いのは、木釘でレザーソールの上からラバー、だからしょうか?

うーん、レザーソールの実物どんなのか見たかったな。

 

で、出品者さん曰く、

・Size: UK 7,5, EUR 41, US 8,5
・Insole: 27 cm
・Outsole: 29,1 cm
・Width of outsole: 10,1 cm

とのこと。アポロがUK8サイズだったので、今回は中敷き1枚でOKだろう。と、思っていたのですが、足を入れてみたらなんと!アポロよりでかい。

どこがUK7.5やねん?アポロより小さいはずではないのか? 幅も広めですが、なによりものすごーく甲高です。よくよく見てみたら、靴の内側にサイズ表記が。

 

「7 1/2」、 で、「O」。

おー、Oです。オー、って、何?

靴サイズのアルファベット表記のWIDTH(ウィズ)ですが、長らく「靴の幅」をあらわすと思ってましたが違うようです。正確には、「足の指の付け根の周囲の長さ」を表すんだそう。

確かにこのペアは、私には幅広なものの、そんなに極端に広いわけではない。で、何より「高さ」が通常より高い、「Oウィズ」ということなのでしょうか。

ハンドマッハーの靴は、採寸してハンドメイドで制作されるペアなようで、注文主がこのような極端な甲高の方だったのでしょう。

で、今回のペアだけでなく、APOLLOも結構甲高です。並べるとこんな感じ。

 

甲の高さは同じくらいでしょうか。幅は若干アポロより広い。私には、外羽根がぴったり合わさるまで紐を締めてもまだ甲の部分がスカスカです。

米国・英国靴は、A、B、Cウィズなど、甲が低いペアが多いのと対照的ですね。

アングロサクソン系の足は幅狭・甲低で、ゲルマン系の方は幅広・甲高、なのでしょうか?うーん、単に海外メイドの靴と一括りにしてましたが、様々ですね。

 

で、東欧靴。もう一度だけチャレンジしてみよう。どうやら私には、UK6.5くらいがちょうどよさそうです。

ともあれ、うーん、またもや履けません。君、とりあえず手入れするけど、せっかく日本までやってきたことだし、サイズの合う人を探して進ぜよう。メルカリへGOです。

素敵なマイサイズ・ブダペスター、探さねば。

 

ごきげんよう!

 

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