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HY-TESTをメンテナンス

こんにちは、ばしです。

 

今回は、前回に引き続き3連休に拾ってきたペアのご紹介です。

ハノーバーインペリアルに続くもう1足、こいつ。

 

HY-TEST   Uチップ

 

・SIZE:不明(US8ハーフD程度)
・スチールトゥ
・360グッドイヤー
・ラバーソール(TUFGUM)
・ラバーヒール(LIGHT TREAD)
・Made in USA

 

スチールトゥです。

1足目のスチールトゥは茶色のボストニアン製のアイアンエイジ

シボ革✕レザーソールのロングウィングでした。私には少々大きく、友人に貸したままです。下駄箱の肥やしになってそう・・・。

2足目の今回は茶色のHY-TEST。

シボ革✕ラバーソールのUチップ。厚手の靴下か、中敷き1枚追加して私にちょうどよさそうです。お安かったこともあり、持ち帰ってきました。

 

 

セーフティシューズ

ハードな仕事靴であるセーフティシューズ。いわゆる、ワークブーツも多いですが、今回のように、ぱっと見にはそうと分からない、ドレスシューズ仕様のスチールトゥも出回ってます。ホテルのドアマンなど、制服系ワーカーの足元を固めていたようです。

メーカーとしては、前述の「IronAge(アイアンエイジ/2007年消滅)」、「LEHIGT(リーハイ/現存)」、そして今回の「HY-TEST(ハイテスト/現存・WOLVERINE傘下)」などが、USメイドのワークシューズメーカーとしてよく見かけるところかと思います。

 

ANSI

「米国規格協会(American National Standards Institute)」の略称で、日本でいうところのJIS規格みたいなものようです。前述3社のスチールトゥの靴の内側には、何年の規格に適合したものか、印字があります。アイアンエイジのペアはこんな感じでした。

 

「Z41」は、 安全靴の規格基準。
「1967」は、1967年に定められた規格(への適合品)。
「75」は、安全靴としての耐久度。

今回のペアの場合は、「ANSI」「Z41」の文字以外はほぼ判別不能です。ライナー全体がファブリックで、下半分は痕跡すらありません。

こんなライナーの靴、初めてです。「見た目にワーク感満載だ」と思ってましたが、履いてみたらこのライナーのお陰で、ふわっ、とした足入れ感とフィット感です。今までに経験のない履き着心地です。まあ、これはこれでありかな、といった感じ。

全く同じライナー&ソールの仕様のものが少なからず出回っているようです。それらによりますと、どうやら今回のペアは、1983年のANSI規格への適合品らしい。ANSIの規格基準は6年毎に更新されていたようですので、今回のペアは1983年以降1989年頃までのペアのようです。

 

ざっと、30年前のお品です。

ワーク系とはいえアメリカビンテージ、品質は侮れません。

早速手入れしてみました。毎度のごとく、左から。

 

まずは、レクソルでがっつり汚れ落とし。ホコリの溜まったコバの部分はハブラシ使って入念に。

 

ついで、デリケートクリーム。少し贅沢にアボカドオイル入り。

 

次に、100均の馬油ハンドクリーム。特に理由はありません。たまたまあったので。

 

右も。

 

このままでも良いのでしょうが、追加でボルドーの靴クリーム。ワーク系ですが、たまにはお化粧です。

 

靴紐も新品に交換(茶色の平紐85センチ)して、ブラッシングで仕上げです。こんな感じ。

 

ビフォーアフター。

 

 

 

うん、まずまずではないでしょうか。

左の甲に直線的な「型」がついてますが御愛嬌です。気にしない。

顔つきもいいです。バランスが良い。

なかなかに素敵です。

誰もセーフティシューズとは気づかないでしょう。

訳の分からん靴買うくらいなら、1970~80sのドレス顔のワークシューズは価格・品質の両面からおススメです。まあ今回ほど安く出回ってることは稀でしょうが、上手く探せば7000~8000円で手に入ります。

 

気づけば、気軽に履ける茶系の靴の持ち合わせが思ったより少なくて、最近は黒い靴ばかり履いてました。

このところ、買っては売って、が続いてますので、しばらくは手元に置いて仕事履きしてみましょう。

ああ、足元に、ね。

 

ごきげんよー。

 

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