こんにちは、ばしです。
昨日、6月10日は「時の記念日」。671年4月25日(太陽暦の6月10日)、天智天皇が、日本で最初となる時計(水時計)で鐘を打ち鳴らした日、とのことに由来するらしいです。
で、そんな、時の記念日は、娘の誕生日なのです!
おー!おめでとう! Happy Birthday! で、なんと!私の誕生日でもあります!
おー!それはもう、そんなにめでたくはないっす。
そんな今年の私の誕生日は、週末やってきたこいつの手入れで祝いました。
Hanover L.B.Sheppard signature
・SIZE:7 1/2 D/B
・1970年代
・MADE in USA
・薄茶シボ革ロングウィング
祖父母の墓参りに行った帰り道。初めて立ち寄ったセカストさんに鎮座していたのを持ち帰ってきました。米国ビンテージ靴の雄、ハノーバー社の高級ラインです。「LBシェパード」の名称は、創業者のご子息の名前に由来するそう。
ハノーバーは1974年に倒産、その後ボストニアンに買収され、最終的にはボストニアンごとクラークス社の傘下となりました。70年代半ばでハノーバーブランドは消滅。このペアは1960年代~70年代前半の品、まさに、私と同様、アラフィフです。
サイズは7 1/2とジャストマイサイズ。D/Bのコンビネーションラストも良い感じです。ヒールもソールも靴の内側も、ダメージはほとんどありません。お安くゲットできたのは、このアッパーの汚れのせいです。結構ひどいです。が、致命的なダメージがあるわけではない。手入れすればかなり復活するのでは? がっつりケアしてみました。
いつもの手順は、
・ステインリムーバーで汚れ落とし
・デリケートクリーム
・コロニルシュープリームデラックス
・靴クリーム
・ブラッシング
なのですが、ステインリムーバーだけでは汚れは落ちないだろうと想像していたら、やはり、まんま、想像どおりでした。で、当初の予定通り、少々乱暴ですが、無水エタノールを投入。「自分でパティーヌ」したときに強烈な威力を発揮したこいつで、汚れ部分を中心に、やさしく、やさしく、撫でてやりました。
やさしく、やさしくやったつもりですが、ありゃりゃ、やりすぎちゃいました。ま、もともと薄茶ですし、少々ムラがあってもそれはそれで味があっていいでしょう。ま、茶色のクリーム塗り込めば、色目も落ち着くかも。ビフォーアフターだとこんな感じです。
うん、オーケー、ではないですね。色が薄く抜け過ぎて、艶もなくなってしまいました。がっつり色落として、自分でパティーヌの運命、とあいなりました。折角なので、他のハノーバー兄弟と並べて記念撮影。
SEARSのプレーントゥ、今回のLB君、クラウンウィンザーロングウィング、です。ブランドは3つとも異なりますが、全てハノーバー製。3つとも、土踏まずには「COMFORT ARCH」。インソックには「GENUINE LEATHER INSOLE」の文字が。
サイズはLBが一番フィットします。次いでSEARS。最後にクラウンウィンザー。なので、クラウンウィンザーはサイズの合う人に履いてもらうべく、売り出し予定です。
ごきげんよう!