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LeeKee, made in Hong Kong

こんにちは、ばしです。

 

今回は変わり種。
週末にメンテしたやつ。

こいつ。

 

Lee Kee

香港の注文靴メイカー″Lee Kee”。漢字だと「理記」と書くみたいです。
九龍地区のペニンシュラホテルに店を構えていた香港屈指のシューメイカーだそう。現存するのかどうか、詳しいことはよくわかりません。

永らく英国領であった経緯から、英国靴ライクなメイカーが様々あったそうな香港。で、その中での最もハイクオリティであったとされるのがLeeKeeのようです。お買い得なのを見かけてから2ヶ月くらい。この10月、1足くらいは何か買いたい、ということでぽちっと行かせて頂きました。

 

こんなスタイルです。

おお~、ウイングチップなスリッポンです。ウエルカム!理記!
細かなことはさておき、まずは儀式です。状態いいんで、さくっといっときましょう。

いつも通り、まずは左から。

 

 

ステインリムーバー

 

LEXOL

 

リッチデリケートクリーム

 

リッチモイスチャー

 

TAPIRレダーオイル

 

コロニル1909

傷もなく、へたりもなく。グッドコンディションです。
右も仕上げてビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

ツリー入れ替えました。で、ベリーベリーミントコンディションです。ソールも数度履き程度に思えます。

ビルトライトのヒールトップ。削れもごくごくわずかです。セラー曰く、UK7.5とのこと。ソールに「75」との刻印あり。ですが他にはサイズ表記はありません。ビスポークゆえ、かと思われます。

タン裏、こんな感じです。

冒頭の写真再掲。どちにも「23」「K63060」の手書き文字。ビスポークっぽい雰囲気満点です。ビスポークの中古は2足目です。1足目はこんなでした。

 

FOSTER&SON

唯一もってるフォスターです。こいつのタン裏はこんなです。

「53279」。文字はこれだけ。で、ちらりと見える中敷きには釘穴が。これぞビスポーク、これぞハンドソーンウエルテッドの証。

LeeKeeの靴の中。

フォスターほど規則的ではないものの、まさしくこいつもハンドソーン。

ソール。ピカピカにしたった。で、不思議なのが・・・。

れれれ?出し縫いの糸が見えません。

踵内側。土踏まずにはちゃんと糸が見えます。

外側にもあります。が、そこから爪先にかけて、なぜだか消えてしまう・・・。

え、なんですかコレ?まさかなんちゃってでセメントなんてことはないですよね。縫い目を隠すことはあってもそれはソール側、それがヒドゥンチャネル。こんなの見たことない、どうなっている??

と思ったら。

こちら、なおけんたさんのLeeKee(「HUNGRY HEART」のこのペアの記事)。

で、このビスポークのコバ部分。

うっすらと捲れている。出し縫いの糸、ソール側ではなくコバ側が隠されています。なおけんたさん曰く、「頭隠して尻隠さず(笑)」とのこと。いやはや、まさに、ですね。で、なおけんたさん、すみません、無断で画像拝借してしまいました。お許し下さい。

 

そんなLeeKee。作りは非常に丁寧で、質感が思っていた以上に素晴らしい。
ディテール見てみましょう。

ソックシートにもLeeKeeのロゴ。

メダリオン。蝶々みたいです。

グラマラスなヒールカップ。

分かりづらいかもしれませんが、土踏まずあたりの形状が波打っていて立体的です。とてもしっかりとしたソールとの印象です。

サイドビュー。ハーフミッドっぽく爪先側だけ厚く見えるのは先ほどの「コバ側ヒドゥン」のせいでしょうか。まあ、それがなくとも少し厚めのシングルソール。ソールは厚いのが好みです。このペアを購入を決めた理由の一つがこのソールの厚さ。厚いほうが、履いた時に安定感&安心感を感じます。

足入れてみました。

うん、いいですね、この安定感。で、ジャストサイズです。写真は素足ですが、靴下履いても恐らく問題ないサイズ感と思われます。

うん、いいですね、問題なし。買って大正解です。
このスタイルのペア、もう1足持ってます。

記念撮影。

BBのPEAL&CO
このペア、実はグリーン製です。エドワードグリーンの「WIGMORE」と呼ばれるスタイルのこのモデル、非常にお気に入りなのですが、悲しいかな、中敷き入れても少し爪先が余る。マイサイズでないとどうしても出番が少なくなってしまいます。こいつは現在売り出し中なのですが、旅立つ前にとLeeKeeを買い求めたのでした。

まあ、パーフォレーションはEGは親子穴だし、革質が分厚いのもEG。一般的にはEGに軍配。ですが、いい靴の条件の一つ目は、マイサイズであること、ではないでしょうか。で、安いと、尚よいかな(笑)。今回のLeeKee、大きな声では言えませんが、送料込みで9000円ほどでした。

まあ、そんなこんなで、この2足の個体の中では、私にはLEEKEEのほうがいい靴、といっても差しさわりない。そんなLeeKee、折角買ったし、メンテしたし、早速履き下ろしました。

 

うーん、どうでしょう。

スリッポンではありますが、ローファーではないし、仕事でも問題ないでしょう。が、どちらかといえばデニムやチノパンに合わせたいな。

さて、このペア、古そうではありますが、年代はいつ頃なのでしょう? 出回ってるLEEKEEのペアは1960-70sくらいが多いように思えるのですが、年代判別方法などあるのでしょうか。まあ、それはおいおい調べてみることにしましょう。

それよりも、こいつ履いてどこに出かけましょう。
秋に向け銀ボタンの紺ブレ購入済です。緊急事態宣言も解除されたことですし、週末にこいつ履いて出かけたいな。少しおめかしして、紅葉の季節の京都、とか、似合ういそう。

楽しみが増えた笑。

 

 

最後に、お知らせ。

 

 更新日変更のお知らせ ★

 

スタート当初は週3回、ここ数年は【火曜】と【金曜】の週2回、「カキーン」と更新してまいりました拙ブログですが、次週より当面の間、【金曜のみ】の週1回の更新とさせて頂きます。

私事ですが、古靴のケアだけでなく高齢の父と母(ともにEarly1940s製)のケアにより多くの時間を割くべく、更新の頻度を減らすことといたしました。まあ、私にとってはどちらもヴィンテージのケアであることに違いはないんですけどね笑。

ヴィンテージシューズもブログも、とても楽しい大切な趣味であり、ライフワークとして今後も長く続けていきたいと思っていますが、まあ、所詮趣味ですので、その時々の状況に合わせて無理せずに行こうかと。

週2回の更新を楽しみにして頂いていた方には申し訳ありません。ですが、時間に追われて無理して書いた記事なんてちっとも面白くなさそうですし、何より、折角の趣味が楽しいものでなくなってしまっては元も子もない。

そんなこんなで、しばらくの間ペースダウン致しますこと、ご理解賜りますと幸いです。次回の更新は1週間後、10月15日(金)の予定です。
週1回になりましても、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

(おしまい)

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