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履き納めローファーWEEK

こんにちは、ばしです。

 

今週は「ローファーWEEK」でした。

なぜなら秋が始まるから。私にとってローファーとは夏の履き物です。休日に素足で履くことがほとんどなのですが、今回は夏の終わりに履き納め、と言うことで、仕事でも履いてみた。

で、あらためて思った。ローファーは仕事ではあまり履かないけれどスリッポンは仕事で普通に履くよね。そもそも、「ローファーとスリッポンの違い」って何?

まあ、どうでもいい話ではあるのですが、確認の意味で一応ググってみたところ、うーむ、私の認識とは真逆な説明が多くて、なんだか訳わからなくなりました。

何にどう混乱したかといいますと・・・、えーとですね、その話は若干長くなりそうだし、具体的な例があった方が良さそうなので最後に。先に「ローファーWEEK」の登板状況の確認から。

 

 

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【9/21 SAT】J&M for Arnold’s Boot Shops

5年前に1500円ほどで拾ってきたショップ向けのジョンマー。写ってませんが、レザーソールで踵にはVcleat仕様です。

素足です。ローファーは素足で履くことが多い。そもそも、この手の色だと靴下履く場合は何色ですかね? 白しか思い浮かばない私。ですが、素足なら悩むこともない。これも「素足にローファー」の優れている点ではないかな笑。

 

 

【9/22 SUN】RENDO

ようやく履き下しのRENDO。ご覧の通りこの日は雨ですが、(写ってませんが)ラバーソール(リッジウェイソール)ゆえ安心です。

日本製です。浅草の職人さんの手によるものなのだそう。サイズ感ですが、素足でジャストです。全長はジャスト。足指周りは若干の余裕あり。で、ウイズは結構タイトめです。サドル部分に全く遊びのない感じで、素足の甲にちょうどよいタイトさ。靴下履いたら修行になりそう。そんな感じ。

 

 

【9/23 MON】BARBICHE

月曜だけど祝日のこの日も素足にローファー。夏場は休日に靴下履くことはあまりありません。

1980s後半から90s前半と思しきDCブランドのペア。たぶん日本製と思うのですが、スエードの質感と色目が大のお気に入りです。若い頃、父に勧められて観た映画「太陽がいっぱい」の最初のシーン、アラン・ドロンの足元がちょうどこんな雰囲気の茶のスエードローファーなんですよね。気分はアラン・ドロン。気分だけですが。

 

 

【9/24 TUE】宮城興業製リーガル

息子に買ったリーガルのローファー。リーガルぽくない見た目のこいつ、どうやら宮城興業製みたいです。

私の素足には少し大きい。靴下履いてもほんの少し余裕を感じるくらいですが、大きいというほどではない。レザーソールの返りも良くて、なかなかの履き心地です。息子の足元では出番があまり多くはないみたい。まあ、長持ちするからそれはそれでオーケー。

 

 

【9/25 WED】REGAL imperial grade

日本製靴時代のインペリアルグレード。素足でも気持ちよいのですが、靴下をはいてジャストサイズです。

サイズ感だけでなく、造りも質感もいうことなし。あらためてそう感じるのは、かっちりとしたレザーソールの所為もあるかと。リーガルの良さを感じるにはやはりレザーソールでないとだめですね。黒のこのスタイルはこいつ1足しか持ってませんが、もう、こいつで十分。手放さないやつです。

 

 

【9/26 THU】Allen Edmonds Grayson

アレンのタッセルローファー。少しデカかったので丸洗いして縮めましたが、また少し伸びてきたような気もする。

こいつ、こう見えてコードバンです。あまりそれっぽくないな。丸洗いして以来ブラッシングしかしてません。そろそろメンテ時か。サイズ感は靴下履いてややゆとりありで、さきほどの宮城興業製と似たようなサイズ感です。最終的には息子の足元行きかな。と、思っております。

 

 

【9/27 FRI】WH バタフライローファー

マイファースト・ダブルエイチです。

WHの靴が欲しかったわけではなくバタフライローファーを探していて見つけたのたまたまWHだったのですが、見た目にカッコいいだけでなく柔らかな履き心地がかなり良いです。なかなか良いです、ダブルエイチ。

ローファーWEEKの最終日は、WHとカレー堂のランチ(オリジナル・チキンカツ・ルーだけ増量)で締めてみた。嗚呼、夏が終わる。

ミッション☆コンプリート。

 

 

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てなわけで、

話は戻りまして、冒頭の「ローファーとスリッポンの違いって何?」の件について、であります。まあ、大した話ではないのですが、「ローファー」「スリッポン」「違い」とググってみて上位表示された記事にちょこちょこと目を通して見たところ、うーむ、困惑してしまいました。何がかと言いますと、それぞれの違いや特徴として、以下のように記載されているものがほとんどなのです。

 

【①甲の装飾】ローファーにはフリンジや金具などの装飾があるが、スリッポンにはそれがなくよりシンプルなデザインとなっている。

【②用途】ローファーは通勤通学などフォーマル寄りな場面で幅広く対応できるが、スリッポンはアウトドアや週末のカジュアル向き。

【③素材】ローファーはレザー・スエードその他高級素材が使われるが、スリッポンはキャンバスや合皮などカジュアルな素材も多い。

 

大体似たようなことが書かれていたのを要約いたしましたが、さらに端的にまとめますと、

 

スリッポンはカジュアル
ローファーはフォーマル

 

とのこと。

いや、待て、ほんとにそうか?逆じゃね?? となってしまった私です。いやあ、それって単にスリッポンにキャンバス地などカジュアルな素材が使われてることが多いから、また、色もレザーだと黒や茶など暗めの色が多いのに対してキャンバス地は白など明るい色が多いから、だから「スリッポン=カジュアル」といってるだけなのではないのか?

それってつまり、「形」によるものではなく「素材と色」の話なんじゃない?

 

例えば、

これ(whoop’-de-doo’)がカジュアルなのはわかりますが、

これ(オーツカ・トラディショナル)なんかも革靴にしては結構カジュアル寄りではある。で、同じヴァンプローファーでも、

これ(NUNBUSH)はどうなのか。

これもカジュアルなのか。こうなるとかなりドレス寄りと言えそうです。まあ、それは「ローファー」だからではないか、との声もあるかもしれませんが、ほんとにこれは「ローファー」なのか? 「スリッポン」といった方がしっくりくるのではないか?

これはどう呼ぶ? 

タッセルローファー?タッセルスリッポン? こいつはどちらの呼び方も有り得るのではないかと思うのですがどうでしょう? そもそも「タッセルローファー」というのは、

こういうの(リーガルのペア)が、いわゆる「タッセルローファー」ではないか。で、果たしてこれが「フォーマル寄り」と言えるのか。先ほどと同じ「リーガルのタッセル付きの短靴」であるけれど、印象が全く異なるし、こいつの方がかなりカジュアルといえそうです。

 

もっというなら、

これらはどれも「ローファーというよりはスリッポン」かと思うのですがどうでしょう? どれも皆ドレス顔です。結果、どれも仕事がメインとなっているわけですが、

休日がメインのこれらローファーの方が、誰がどう見てもカジュアルといえる、のではないでしょうか。

 

そう、つまり、

「ローファーはフォーマルでスリッポンがよりカジュアル」ということは全然なくて、それは「色や素材による」ということだと思うわけです。

こいつら(左:J&M、右:ALLEN)、

どちらもタッセルスリッポン(と呼ぶことにする)で同じ形状ですが、左の方が断然カジュアル度が高いです。つまり、もちろん形状による面もなくはないけれど、色や素材によるところの方が大きいわけで、それを形状のみでもって「カジュアル」「フォーマル」と断じるのは少々乱暴で誤解を招くのではないかと思ってしまった次第です。

まあ、言葉が足らないだけではあるのでしょうし、検索結果がたまたまそうだったという話なわけですが、けれど、いやあ、なんといいますか、ネットでの情報収集って難しいですね。PCで検索したら色んな記事を一覧で見れますけど、スマホの小さな画面だと上位表示のいくつかを見たらそれらしく調べたような気にもなるかもね。

私自身は記事の執筆などはパソコンでの作業ですので、何かを調べる際は基本的にパソコンでのことの方が多いわけですが、そもそもの根拠のない情報も多いし、あらためてもろもろ気をつけねばと思う次第です。

少々大袈裟ですが、情報の波に乗るのか溺れるのかは、それが正しいかそうでないかは自分次第。今更ながらですが、いやはや、大変な時代だなあと思うことの多い最近の私であります。

 

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なんだか話が変な方向に行っちゃいました。うまくまとまらぬままですが、ひとつだけ言えることがあるとすれば、なんでも、そろそろカナダ靴ブームが来てるらしいですね。

今回はこのへんで。

 

(おしまい)

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