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布タグイタ靴にDIY中敷き

こんにちは、ばしです。

 

昨日の足元はこいつでした。

トゥのメダリオンが特徴的な茶色のペア。

先週履き下したばかりのイタリア製のロングウイング(過去記事「たまにはイタ靴、たまには布タグ(その4)」参照)です。ゆったりした作りで羽根もしっかりと閉じてくれて見た目にも大変私好みなわけですが、踝(くるぶし)が履き口に当たって少し気になる。

特に右足のこの部分。ここがくるぶしに当たります。ということで、中敷きでサイズ調整することにいたしました。今回も革と百均のコルクシートで自作です。踵部分を少し底上げすることで解消しよう。

ただ、サイズ調整が必要なのは履き口くらいで他はこのままでも問題ない感じなのです。爪先側はこのままで良いくらい。というか、中敷きを入れることで必要以上に窮屈になっては困る。なもんで、材料はいつもと同じですが仕様はいつもとは異なり、

 

革の中敷き+踵のみコルクシート

 

とすることにしました。
作業は簡単いつもの手順です。

 

日曜の夜に作業いたしました。

まずは型紙づくり。厚手の紙にアウトソールの輪郭の線を引き、その線の内側で切り出して調整しながらジャストサイズの型紙を作ります。

あれま。

土踏まず部分を抉り過ぎました。

型紙どおり革の裏側に線を引く。抉り過ぎや土踏まずは膨らませて調整です。

切り出してみた。革は今年6月にオリエンタルシューズさんのファクトリーセールで購入したハギレです。薄すぎず、厚すぎず、色もこんな感じでちょうど良さそう。

あれま、なんか書いてます。そういえば購入した時点から何か書いてありました。避けて切ればよかったな。ま、靴の中だし見えないでしょう。再度靴の中に入れて確認です。

大きすぎず小さすぎず、ジャストな感じです。
次いで、踵部分のコルクシートを切り出す。

このあたりが当たるので、

その少し前までを底上げしよう。

この辺までコルクシート。

この部分に、

一回り小さめのコルクシートを貼りつけよう。

仕上りイメージはこんな感じ。

今回は以前百均で購入した1.5ミリ厚のシートの残りを使用しました。

同様に切り出して、

こんな感じで貼りつけよう。

体重がかかると薄くなりそうなので2枚重ねにしてみる。

両面に糊を塗布して少し乾燥させてから二枚を貼り合わせ、同様の手順で革の中敷きに接着です。

ぎゅっと押す。

所要時間30分ほどで完成。

結構分厚いな。厚すぎないだろうか。まあ、不具合あればまた作り直せばよい。費用もたかが知れてます。早速靴の中に入れてみよう。

爪先側は革1枚だけなのでフニャフニャしてて入れづらいです。ま、履いてしまえば体重がかかって中でずれたりはしないでしょう。そのためのジャストサイズ。間違っても小さめサイズはNGです。

装着完了。

折角の布タグが見えなくなった。寂しいですが、摩耗による損傷などから保護できます。まあ、そんな風になるほどまでに出番はないわけですが、まあ、いい感じではないかな。ということで、早速2度目の登板です。

 

どすんっ。

見た目には前回と同じように見えます。

 

【BEFORE(先週)】

【AFTER(昨日)】

写真は気になる右足ではなく左足なのですが、やはり見た目の変化はありませんでした。良かった。何がかと言いますと、「羽根は閉じ気味」が好みです。羽根と羽根がくっつくくらいがちょうどよい。そんなペアも、分厚い中敷きでサイズ調整をしますと羽根の開き方が変わることが結構あります。今回もそうならないかと危惧しておりましたが、影響はほぼゼロ。良かった。

で、肝心の履き心地ですが、お蔭さまで各段に改善しました。くるぶしが履き口に当たって気になる、という不具合は完全に解消されました。加えて、爪先側も薄い革が1枚足されたことで、無駄な遊びがなくなって、当初通りゆとりは保ちつつもフィット感が向上したようです。

 

半日後。

12時間後の19時、職場にて。
フィット感は変わらず良い感じです。

見た目にはコルクシートの境目がはっきりと見えますが、履いていてそれを感じることは皆無でした。

取り出したらこんな感じ。
体重により凹凸が、発汗により艶が出てきてます。

2枚重ねの踵のコルクシート。体重がかかってまるで当初から1枚モノのようです。まあね、最近はまた体重が75キロを越えました。肥えました。その分、よりしっかりと圧着してくれている。コルク1.5ミリ✕2枚+革1ミリとして合計5ミリ。それが多少ぺったんこになったとしても、3ミリくらいは背が足が伸びたかもしれない。

そんな実感はまったくないのですが、

帰宅後にシューツリーを装着してみたところ、踵部分が従来よりもかなりはみ出ます。

やはりこの分だけ、3ミリ程度は確実にスタイルが良くなっている、と思われます。

 

爪先側はといいますと、

靴の中はこんな感じなのですが、

おお、革の裏面に文字が転写している。

表側から見ても痕跡が見えます。薄い革1枚だけの爪先側は変化はないだろうと思っておりましたが、予想よりもいい感じに機能してくれているようです。

これまでは手抜きで「百均のカップインソール」を使用することが結構多かったのですが、うまくいくことももちろん多いのですが、爪先側が必要以上にタイトになるなんてことがあったりします。で、そんなやつは早々に「ゴミ箱にぽいっ」ということになる。

(「100均でシューケアグッズ」より)

百均の中敷きと同様にコストはあまりかけず、若干の手間を加えることで既製品よりもはるかにフィットする中敷きが出来上がる。コルクシートを2枚にしたり3枚にしたりと、自分好みに微調整が効くのも良いです。オリジナルのDIY中敷き。皆さんにもぜひ自作をお勧めしたいです。ま、サイズ調整の必要があれば、の話ですけどね。ないに越したことはないんですけどね。

 

てなことで、

グッジョブ、背が伸びた俺。

ミッション☆コンプリート

 

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(おしまい)

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