mercari-de-FLORSHEIM

こんにちは、ばしです。

 

GW明け最初の週末、メルカリで本が3冊売れました。

休み中に家中の片づけ、で、要らない本を処分をしようとブックオフへ。
ところが、古本屋も休業要請の対象となっていてお休み。
結局、とんぼ返りです。

で、せっかくだから物は試しとばかり、値段のつきそうなものを5冊ほどピックアップしてメルカリに出品したところ、なんと、ソッコーで3冊売れていきました。

いやはや、メルカリがすごいのか、ぼくの審美眼がすごいのか。
多分両方でしょうね笑。

で、翌月曜日、昼休みに郵便局へ。
窓口のお兄さんと雑談。
曰く、

「荷物の扱いは増えてます。」
「メルカリ便も増えてます。」
「自粛期間中にメルカリ利用者が増えたんでしょうね。」
「実際、僕の奥さんも先日メルカリデビューしました。」

とのこと。
まあ、そりゃそうですよね。
自粛のせいで今まで以上にネットで買うことが増えました。
で、中古品がこんなに沢山売りに出ていて、上手く探せばかなり安く手に入る、てことに気づいた人も多いんでしょう。
で、買うだけでなく、売る場合はリユースショップよりもはるかに高い値段で売れそうにも思えます。

自粛期間~GW中に家の片づけをした方も多かったみたいですし、処分に困ってデビューした人も相当多そうです。売り・買いともにフリマアプリの手軽さとベネフィットに気づかれてしまった笑。

かたや、その後のリサイクルショップはというと、私が足を運んだ限りでは、靴に関しては目新しいものはありません。非常事態宣言が明けて約3週間で、いつもの馴染みのお店には数度ずつ顔を覗かせましたが、成果ゼロです。

コロナ以前からフリマアプリでの購入数が増えてきてはいましたが、今後は完全に逆転するかも。

実際、自粛期間明けに購入したビン靴3足は3足すべてメルカリ経由です。
そして、どれもが「ザ・ビンテージ」、なやつです。

1足目はこいつでした。

 

 

フローシャイム・インペリアル シングルモンク

頂き物だけれどサイズが合わない、とのことで出品されていたシングルモンク。私のサイズに合うか合わないか、は不明ですが、かなり安い上に状態もよさそうで、ぽちっと行かせて頂きました。

ディテールはさておき、まずはメンテです。
いつも通り、まずは左から。

 

ステインリムーバー

 

LEXOL

 

デリケートクリームもどき

 

TAPIR レダーオイル

 

コロニル1909シュプリームクリームデラックス

あんまり綺麗になってませんが、まあ、いいか。
右も仕上げてビフォー・アフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

 

少し色目が薄くなりました。

 

 

フローシャイムの年代判定

フローシャイムといえば年代判定です。内側の印字のアルファベット2文字と、底とインソックの形状などを手掛かりに、そのペアの製造年月が推定できます。
今回は、こんな感じ。

「BH」です。年代判定?という方もおられるかと思いますので、念のため。

「B」は製造月を表します。
「A」=1月、「B」=2月、「C」=3月・・・「L」=12月です。

「H」は製造年(西暦)の下一桁を表します。
「A」=X0年、「B」=X1年、「C」=X2年・・・「J」=X9年です。

なので、今回は「19X7年2月製」ということになります。
で、1957か、67か、77か、87か、は、他のパーツの仕様で特定していきます。

 

ソールはこんな感じ。

VCLEAT(▲の金属)が、ソールの縁から少し内側についてます。
1970年代前半までは縁に沿って打たれてますので、これは1970年後半以降のペア。
ひとまず、1957&1967年2月製の可能性はなくなりました。

次いで、中敷き&緑の小窓。

インソックの「IMPERIAL QUALITY」のロゴが筆記体で、緑の小窓とセットになっているのは1986年までのディーテールらしいです。
なので、1987年2月製でもなし。

ということは、消去法で今回のペアは「1977年2月製」ということになります。

年代判定のポイントは他にもあります。詳しく知りたい方は、なおけんたさんのブログ「HUNGRY HEART」のこちらの記事がおススメです。

 

 

で、先程の写真。

サイズ表記ですが、いくつに見えますか?
一部消えかけてますが「8 1/2D」に見えませんか?
この写真が載っていたので8.5と踏んでいたのですが、反対側はこうでした。

がーん。
消えかけてますが、どうやら「9 1/2D」だったみたい。おお、なんたる失態。
私にはでかめです。が、厚手の中敷き入れたら何とかなりそう。

意地でも履いてやる。
なんてったって、こんなごっついフローシャイムは初めてです。

ソールがごつい。

ダブルソールですが、なんかいつもより分厚く見えます。そう感じるだけかな。

バックル&ストラップ部分。

ミシンが4連?5連? なんぼほど縫うとんねん、てな感じです。
アッパーの革質も分厚そうです。

そのおかげで、切換えし部分。

ストームウエルトが波打ってます笑。やり過ぎちゃいますの。

踵まで5連です。これ、縫うとき、どんな気持ちで縫ってたんでしょうね。

ソールの金のロゴも綺麗に残ってます。

右上の「RG」。何の意味なんでしょうね。最初、リジェクト品か?と思ったのですが、そうなら「RJ」(REJECT)のような気もしますし、よくわかりません。

ソール全景。

うん、かなり状態は良さそうです。

 

で、こいつ。

再再掲ですが、品番が書いてないんですよね。
なんなんでしょうね。
非常に似てるペアは発見しました。

写真お借りしました。

クロマメさんがお持ちの「93059」(「クロマメのブログ」記事こちら)。

72年製のこのペアは、アッパーが「Coventry Calf」だそう。
今回の私のペアとは、色目もシボの感じも異なりますが、4連のステッチやバックルの仕様はほとんど同じなんですよね。違う部分は、ストームウエルトがないですね。あと、トゥの形状は少し違うのかな・・・?

 

もう1足見つけました。

eBayでちょうど今売りに出てる「93030」。
こいつはスムーズレザーのアッパー。で、こいつもウエルトなし。

あ、あと、5nailもないのね。

 

うーん、何が何だかよくわからなくなってきました。
スカッと分かれば嬉しいのに、結構こういうのありますよね。

しかし、まあ、

品番書いてないて、何?
書いとけよ!
ないと転がしにくいやないの!
いや、ホンマ困るわ!

そんな、浪速のおばちゃん気分にさせてくれる素敵なペアなのでした。

 

おしまい。

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