FELLOWSのシングルモンクストラップ

こんにちは、ばしです。

 

早いもので8月最後の投稿です。

振り返りますと、今月は暑かった💦 でもって、熱い出会いが多い8月でありました。まあ、積極的なパトロールは前半のみだったのですが、それでもお盆前までの前半だけで5足ゲット。購入先はセカストにメルカリと全て国内です。

遊び相手に事欠かない上に、今年のお盆休みはいつもより長めだったのですが、古靴いじりは拾ってきた5足中2足だけ。休み中は墓参りだとか親戚づきあいだとか、その手の行事であわただしく過ぎ去っていく。まあ、「お盆休み」なのでありますのでそんなもんです。

弄った2足のうちの1足はかなり手強く、3日掛かりでメンテしました。前回&前々回で紹介したハンドソーンのペアです。今回はもう1足の方。当初は転がすつもりで拾ってきましたが、自分で履くか、はたまた知人にあげるか、その後思案することとなり今もまだ悩み中なやつであります。

こんなやつ。

 

たまに覗くセカストの雑多な靴コーナーより。

こいつ、1900円の値札で1年以上鎮座しておりましたが、久々に覗いてみたところ50%オフとなっておりました。千円以下のカッケーやつは持ち帰る主義です。ええ、眼鏡にかなうカッケーやつであります。

ね。シンプルなシングルモンク。ドレス感強くかなりかっこいいです。カッコいいのになぜ売れないのでしょう。原因はのひとつは、

爪先のキズではないか。スカーフェイスな上に手入れ不足&店内の空調による乾燥で見た目に見すぼらしくなっている。もうひとつ考えられることは、どこの何者なのかが分からない、ということではなかろうか。

アウトソールは前半分がラバー仕様のソール。ラバーのないレザー部分に文字はあるもののシューメイカーに関する記載はありません。

ソックシートにも記載は何もない。で、値札によるとこいつはUS7.5なのだそう。ええ、アウトソールにもそうありましたね。まあ、それは良いとして、写真で見る限りどう見ても後付けで中敷きが追加されてますよね? 外して確認もしないでアンノウン扱いだなんて怠慢ではないか?なぜ外さない?外してみた。

 

 

FELLOWS

かっこいいロゴの型押し。

海外製っぽい雰囲気ですが日本製です。調べてみましたところ、FELLOWSは2017年にスタートした新進気鋭の日本ブランドなのだそうです。なんでも、高級メーカーにも資材を提供するスペインのタンナーから高品質な革を仕入れ、日本の職人が1足ずつ丁寧に仕上げた日本製の靴なのだそうです。

価格帯はamazon等では新品価格が2.5万円のところ大幅値引きで1万円台後半あたり。ユーズドはメルカリ等で5千円~1万円未満といった感じ。クオリティの割にはコスパが良いとの評判のようです。

ただ、同じ「FELLOWS」の靴でも上記とは異なるロゴのものもあるみたいなんですよね。同一ブランドのライン違い?もしくはロゴが変更になった?調べてみるもブランドサイトは見つけられず、それ以上のことはよく分からない。

内側にも印字が。サイズ表記は「7.5」です。値札には「US7.5」とありましたが、US?UKサイズではない?まあ、そもそも転がすつもりだしどちらでもよい話であります。

で、さらに内側を覗いてみる。

奥に縫い目が見える。FELLOWSの靴はマッケイ製法なのだそうです。新進気鋭の国産メイカーで1万円台ですと、グッドイヤーは少なくマッケイかセメントが多いような気がする。

どっかで見たようなスタイルだな。と思い調べてみたところ、ジョンロブに「COAST」というシングルモンクのモデルがあるようで、こいつはまさにそれをオマージュしたようなスタイルです。

もっとも、

「COAST」は一枚革で仕立てられていて踵もシームレスな仕様なのだそうです。そもそも比較するのもややはばかられますが、1万円台のこいつは当然1枚革でなく踵で縫われているし製法もマッケイなわけですが、この手のシングルモンクは探してもほとんど売ってません。スタイルだけも希少。そんなのが安く手に入るのはありがたい。

まあ、転がしますのでそんな話はどうでも良いのですが、こんなカッコいい靴が千円というのはあまりにもMOTTAINAI。欲しい人、きっといるはず。ということで、綺麗にしましょう。さくっと弄りました。

いつも通りまずは左足から。

 

 

LEXOL

おお、汚れが落ちただけですっきりです。

傷は落ちない。当たり前か。

 

 

RenoMat リムーバー

強力リムーバー投入。

艶感がかなりなくなりました。ワックスやクリームはかなり除去できたと思われます。なんせ強力ですんで。

 

 

スタプロのデリクリ

DAISOさんのアッパーラインであるSTANDARD PRODUCTSのデリケートクリームを投入。

このデリクリはこれだけでも結構光ります。

 

 

TAPIR レダーオイル

油分補給&余分な汚れ落とし。

これだけ色々と入れたらそれなりに綺麗になるでしょう。

 

 

ソール周りのケア

ハーフラバーのない部分にはソールトニックを入れ、コバ回りはインクを入れてすっきりさせてみる。

うん、すっきり引き締まりました。
さて、アッパーに戻ります。

 

 

サフィールクレム(黒)

黒は黒くあって欲しい。ということで、全体にクレムを入れてみた。

かなり黒光りしてくれている。グッジョブ。
とりあえず右足も同じ手順でクレムまで入れてみる。

おお、だいぶスッキリしました。
なんだけれども、

傷はまだ目立つな。
よし、最後に気休めにもうひと頑張り。

 

爪先にサフィールビーズワックス

まずは右足に入れてみた。

傷は隠しきれませんが、十分綺麗になった。ということにしましょう。
右のトゥにもビーズワックス入れたらメンテ完了です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

いいですね。やはりいい靴にはシューツリーが似合います。

 

【BEFORE】

【AFTER】

アッパーは艶やかでかつ柔らかです。スペインからこだわって仕入れたアッパー、というだけのことはあります。

ソールの造作も手が抜かれていない。高級靴ではないですが、どこに履いて出ても恥ずかしくはない。なんせ、日本製ですしね。

トゥの傷はどうにもなりませんが、

履けばほとんど分からないでしょう。

バックシャン。安っぽい感じはまったくない。

ヒールカップも適度にグラマラスだし、

トップリフトも削れはあるもののこのまま問題なく履けます。

ハーフラバーで晴雨兼用。

気軽に履けるかなりかっこいい部類のドレス靴。これはすぐに買い手がつきそうだ。と、このあとすぐに早速売り出してみました。少し欲張って7千円ほどでスタートしたところ、ほどなく4千円で指値が。うむ、やはり欲しい人はいるよね。ただ、流石に4千円はいやだな。それは相場よりかなり低い金額です。

今は亡きブランドやアンノウンなやつなら構わないんですけどね。今も現役のブランドの靴は中古とはいえあまり低すぎる価格で流通させるのは良くない。「中古だとそんなに安いんだ」ということが新品の売れ行きに影響を与えることもあるやもしれん。新品で購入して利益貢献出来れているならまだしも、中古を安く買った上に相場下げるなんてことになればFELLOWSさんから叱られそうです。

(関連記事)

中古靴の流通についての雑感(中古のリーガルその19)

 

なもんで、

転がす場合は強気の値決めで以降。もしくは、いっそのこと売るのはやめて知り合いに履いてもらってもいいかも。誰の足にちょうどだろうか。れどれ、サイズ感は・・・、と思って足を入れてみたところ、なんと普通に履けてしまった。

値札には「US7.5」とありました。たぶんそうなのでしょう。なんだけれども、

ロングノーズなスタイルで全長が長めなため、細身な私の足は苦も無く入ってしまったのでした。ただ、似たようなドレス感の強いシングルモンクはすでに1足持ってるんですよね。

京都本社のスーツアパレル・ONLYが MEERMINに発注したシングルモンク(過去記事こちら)。この手のやつは1足もあれば十分でしょう。と思ってたんだけど、

どっちも似たようなスタイルと思ってましたが、

ようよう比べてみたら結構違いますね。どちらがいいだとか優劣はないけれど、ドレス感は異なる。またアッパーの質感も異なります。メルミン(下)の革質も悪くはないけれど、フェローズ(上)は流石にこだわってるスペインのたんなーから仕入れているというだけのことはありますね。

ステキな君は我が家にステイだ。

いつものオチであります。

 

(おしまい)

 

 

 

 

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