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娘にムートンチロリアン

こんにちは、ばしです。

 

今回はレディス靴の話題です。

私事ですが、昨年10月末に娘が独り暮らしを始めました。アパレル企業で店舗勤務なのですが、異動後の職場はこれまでよりも遠方で、自宅から通うには少しばかり通勤に時間がかかり過ぎる。てなわけで、新しい職場の近くに部屋を借り、娘の独り暮らしがスタートしたのでした。

結果、私の古靴漁りの様相も少しばかり変化いたしました。ご承知のとおりそれまでは、

「娘か家内か、どちらかが履くだろう」

なんていう軽いノリで、ちょこちょこと勝手にレディス靴など拾ってきていたわけですが、今、家にいる女性は家内だけです。対象人数も年齢層も狭まり、ストライクゾーンが半分になった。結果、持ち帰るべきか否か、以前より判断は難しくなり、最終的に履いてもらえない確率も格段にアップすることになる。

転がせばいいわけですが、そんな簡単な話ではない。レディスの中古靴はメンズと比べてなかなか売れない、もしくは売れないままのことも少なくありません。まだまだ中古靴を履くことに抵抗感がある人は少なくないようです。

なもんで、11月以降はレディス靴を持ち帰る機会がぐっと減ったのですが、クリスマスイブに、クリスマスプレゼントにちょうど良さげなやつに出会ってしまいまして、久々に娘にと靴を1足ゲットしたのでした。で、これがまた、メンズの靴ではお目にかからないようなかなり素敵なペアなんですよね。

さくっとご紹介です。

 

 

NEBULONI E. 

「ネブローニ」というブランドなのだそう。

1950年前半にEugenio Nebulonieとその父であるSilvio Bonginiが自宅の倉庫からはじめたシューズブランドで、優れたクラフトマンシップとイタリアンスタイルに定評があるのだそう。ほうほう、そうなんですね、いやはや、レディスのアパレルブランドって知らないのばかりだな。

まあ、メンズもさほど詳しいわけではないですから、尚更ではある。なんだけれども、ブランドがどうこう関わりなく、メンズかレディスかに関わりなく、誰の目から見ても素敵なものはステキなのであります。

 

今回のペアがどのように素敵かと申しますと、

これです、これ。

このスタイル、ブランドサイトでは「ムートンチロリアンシューズ」との説明なのですが、どちらかと言えば見た目の印象では「ムートンキルトシューズ」といった感じです。まあ、どちらでもいいです。

要は、

「ムートン」です。モフモフしてます。暖かそう、かつ可愛い印象です。

キルトっぽいのは別付けではなく、タンが伸びてそのまま一体化しております。雰囲気は全く異なりますが、私、同様の形状のキルトシューズを1足持っております。

茶と白のキルトシューズ。
キルトはこんな感じで一体型となってます。

ジャラン製のヒサオ・サイトウ
たまたまですがこいつもツートンカラー。

今回は白と黒。
白のムートンの割合が大きくて、軽やかな印象です。こいつ、定価は7万円弱とそれなりに高級な靴のようなのですが、

セカストで30%オフで2500円ほどでした。

ムートンに汚れもないし、ソールもさほど履かれた様子もないのですが、レディス靴のユーズドって元値に関わらず安く売られてますよね。

相対的に男性より体重が軽いこともあり、レディスの中古靴は傷みの程度が軽微なものが多い印象です。今の時代、女性こそ中古靴、と思うのですが、中古品、特に靴の中古品に対する抵抗感は男性以上に強いのかもしれない。

ですが、

中学生だった頃にビンテージのUKマーチンデビューした我が娘はあまりユーズドへの抵抗がないようです。まあね、私がそのように仕向けたんですけどね・・・。

さて、そんな素敵な中古のネブローニ。

クリスマスイブに購入したものの、その後すぐに私がインフルエンザにかかったこともあり、年末年始も仕事だった娘が久々に我が家に帰って来たのはつい先日、今週火曜日でありました。半月遅れのクリスマスプレゼント。ていうか、お年玉、ですかね。

娘は履いてくれるのでしょうか? 

ぬおお!

サイズ、ドンピシャみたいです! ええ、だから拾ってきたんですけどね。これまで娘にと拾ってきた中古靴は数知れず。で、残念ながら彼女の眼鏡に適わないことも多かったのですが、今回は好みの面でもドンピシャだったようです。

モフモフしてるのにスッキリしてます。

かわゆいです。グッジョブ俺です。

今回はメンテはなし。

ていうか、その前に娘が持ち帰ってゆきました。まあ、そもそもあまり履かれてなかったようですし、傷も汚れもほとんどありませんでしたので、そのままでもなんら問題はないでしょう。しばらくローテーションで登板させて、で、次はこの靴履いて帰っておいで。

父がキレイにメンテして進ぜよう。

 

(おしまい)

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