Nettleton Tunnel Strap Slip-on

こんにちは、ばしです。

 

先月11月はブログ開設6年目突入。

ということで記念に靴を買いました。まあ、いつも買ってるわけですが、周年記念には少しスペシャルなやつ。今年は「UNION IMPERIAL」のペアに落ち着いた(過去記事)のですが、そもそもはこいつに白羽の矢を立てていたのでした。

 

 

Nettleton Tunnel Strap Slip-on

円安がピークを迎えた頃に、逆張りであえて海外から。

「8C」です。「ばし」と読めなくもない。ま、どっちでもいいのですが、8Dがマイサイズの私。万一小さければストレッチして大きくしよう、との腹積もりです。

正面から。シングルモンクなようでありながら、少しだけ違う。「トンネルスリッポン」というらしい。

職人ロゴのネトルトン。1970-80頃のペアです。ネトルトンのペアは以前持ってましたが(こちらのペア)、すでに転がして1足もありませんでした。周年記念に相応しいブランドチョイスと自画自賛です。

バックシャン。ドッグテールなお尻。

ピンボケですが、内側も綺麗です。

再度、サイドから。

ソールも綺麗。

おお、いいねえ、いい感じです。

トップリフトも削れなし。で、丸い「N」の文字。こういうのは初めて見ました。数度履き、でもない。室内試し履き程度のデッドです。べーリベリーグッドです。いくら円安とはいえ、送料込みで80ドルちょっと。これをお買い得と言わずして何がお買い得と言えよう。原則としまして、お買い得な奴しか買わない私です。

 

よし、儀式を執り行いましょう。
いつも通りまずは左足から。

 

デリケートクリームもどき

デッドですので、汚れ落としはなし。
水分補給から。

左甲にひっかき傷。まあ、しゃあないです。
気にしない、気にしない。

 

リッチモイスチャー

いつも通りの手順で。

まあ、いつも通り。

 

TAPIR レダーオイル

油分補給&保革。

ひっかき傷が目立ちますね。

 

サフィールクレム

黒の油性クリームで仕上げ。

目立たなくなるかと思ったけど、そうでもない。まあ、このままで行きましょう。右も同様の手順で仕上げました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

そんな変わりません。当たり前か。擦れ傷も目立ちますが、メンテ前よりは気持ちましにはなったかな。

お尻。やや小ぶりなれどグラマラスでとてもキレイなヒールカップです。

とてもとてもいい買い物ができました!
と思ったのに、なんと!! 
小さくて履けませぬ。

8Cな筈です。ヒールはAですが、そもそも踵が小ぶりな日本人の中でも小さめカカトな私です。それは問題ない。なのに、タイト過ぎる。入るけど、歩けなさそうです。

ホワイ?

他のやつと比べてみました。

 

NETTLETON vs J&M

ジョンマーの同スタイルのペア。

このアリストクラフトはサイズ8.5C/A。
ネトルトンよりやや大きめです。

なんだけれど、全長はほぼ同じです。ほんの少しだけジョンマーの方が長く、履き口の大きさも広い。上から見る分には同じくらいのサイズ感です。

なんだけれど、ソールは結構異なります。爪先はそれほど細くはないのですが、親指付け根辺りの幅は狭いです。

うーん、どういうことでしょう。
もう1足、比較してみよう。

 

NETTLETON vs ALLEN EDMONDS

折角買ったのに小さくて履けないアレン。

青タグの古いやつです。サイズ表記は「8C」。
おお!ネトルトンと同じサイズ表記です!

お、全長はほぼ同じといってよいでしょう。
爪先はアレンの方が細いくらいです。
ソールはどうか。

絶句。
どちらもCウイズ?ほんとか?ほんとにどちらも8Cなのか?

これまでの経験から言いますと、8B、もしくは7C、くらいな印象です。「8B」のところを「8C」に、もしくは、「7C」のところを「8C」に、印字を間違えたりしてないか? 

何分、40年以上も前のことです。確認しようがありません。ほんとに信じていいのか?よし、もう1足、他のと比較・・・、と思ったけど、やめとこう。比べても比べても、大きさが変化するわけではありません。

 

おお、残念。

せっかく海を渡らせたのに、履けません。このところ、サイズの見立てをミスることはめっきりなくなったはずなのに、やってしまいました。こんなのは久しぶりです。

このスタイル、結構好きなんですよね。先ほどの茶のアリスト以外にも2足持ってました。

初めて買ったのがこいつ。これもジョンマーのアリストです(過去記事)。ほんの少し大きかったので転がしたのですが、大後悔。で、先ほどの2号を購入したのでした。で、その間にもう1足。

これもジョンマーです(過去記事)。先ほどの茶がウイングチップスタイルなのに対して、こいつはプレーントゥ。今回のネトルトンと同じスタイルです。まあ、細さは全然違いますが。

 

こうしてみますと、この「トンネルスリッポン」スタイルはジョンマーが結構多いみたいです。で、ネトルトンのこのスタイルのペアも、以前からちょろちょろ見かけておりました。この2社に多いスタイルなのですかね。

なんて思っておりましたら、メルカリでこんなの見かけました。

 

 

同じスタイルです。ていうか、ジョンマーの黒に似てるな。このペア、リーガルさんだそうです。リーガルは1990sにジョンマーの靴をライセンス製造してましたので、そんな経緯もあってのことかもしれませんね。しかし、リーガルがこのスタイルのペアをリリースしてたとは。やりますな、リーガル。

 

ともあれ、今回のネトルトン。

折角のデッドだったのに。なかなかうまくいかないな。

まあ、履けないものはしょうがないです。そのうち転がしましょう。損はしないでしょう。できれば少しでいいから儲かれば嬉しいな。

2022年の収支改善に向け、イタチの最後っ屁といきたいところですが、さて、どうなることやら。まあ、デッドですから、時間が経てば経つほど価値もあがるでしょう。しばし保管して、値上がりを待つのも手だな。

そんな風にして、我が家の靴の数は今日も順調に増えていくのでした。

 

(おしまい)

 

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