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2023年の抱負

ばしです。

 

新年あけましておめでとうございます。

2023年・ハズ・カム、です。紅白歌合戦では久々の安全地帯の歌声にしびれてた私です。明けて本日、令和5年の元日は日曜日ということで、年始早々いきなりの更新です。

さて、

「一年の計は元旦にあり」と言います。毎年この時期には必ず耳にするフレーズですが、今年の目標や抱負、皆さんはどんなことですか?もう定まりました?私はと言いますと、

「今年も古靴ライフを楽しむ!」

です。例年通りです。馬鹿の一つ覚えです。ただ、何をどのように楽しむのか、具体的な中身が重要なわけですが、今年はこれまでの楽しみ方に加えて、以下の3つを意識していきたいと思っております。

年頭にあたりまして、今回は私の2023年の抱負。です。

 

 

 

【その1】ジャパン・ビンテージへの注力

昨年は旧い日本製のペアを沢山拾いました。従来同様によく見かけ拾ってきていた昭和の頃の旧そうな誂え靴に加え、そこから少し年代が進んだ「バブル期」の頃と思しきアパレルブランドのペアが印象的でした。

例えば、

こんなやつ。詳細不明な昭和な誂え靴

こんなやつ。TOKIO by DOMON。EARLY1980s

 

米国ビンテージ靴については、

1950sから好景気の最高潮を迎える1960sのペアがそのクオリティにおいて最も素晴らしく、1970s以降は景気後退、高級品が売れないためにコストダウンが図られ、それに伴い徐々に品質も低下していく、と言われています。

少し乱暴ですが、景気の側面から時代をなぞらえますと、日本の過去の景気のピークであるバブル期=1980sが米国の1960sに相当する、といえそうです。先ほどの写真1枚目のブラインドブローグが米国靴の1950s相当で、2枚目のTOKIO KUMAGAIが同じく1960s相当、みたいな感じでしょうか。

米国ビン靴の品質のピークは今から半世紀以上も前。で、時代が古い分だけ流通量も随分枯渇してきたようですが、日本のその時代は米国に遅れること20年ほど後であり、まだまだ球数はある、はず。

当時のジャパンビンテージはしっかりとした造作の高品質な靴が少なくなく、お宝に出会える可能性が高い。なんだけれども、人気のほどは幸か不幸か今ひとつです。おお、狙い目です。うしし。

なのですが、悲しいかな、時の流れとは無慈悲なもので、早晩米国ビン靴と同じ道を辿ることにならざるを得ない。ならば、枯渇する前に、今のうちに積極的に漁っておこう、と思う次第です。

 

 

【その2】リペアへの注力

自分で手入れして復活させることができるのはせいぜい草臥れたアッパーくらいです。腰裏やソールにダメージがあったら自分ではどうしようもない。これまではそんな風な程度の酷いモノはスルーしてきましたが、今年はリペアで蘇りそうならば拾って来てプロにお願いしようと思ってます。

例えば、

こんなやつ。アッパーに傷はあるものの革質はなかなか素晴らしい。ただし、

爪先がひどい状態です。こいつ、年末に税込550円で拾ってきたルーディックライターです。ぱっと見にはただのボロ靴ですが、実はかなり上質と思われます。これと同じメイカー&スタイルで程度の良いモノが欲しい、と望んでも見つけるのは恐らく困難です。

ならば、そんなやつはプロの手を借りて復活させよう。当然、費用はかかりますので、「転がす専用」などでコツコツと修理代を稼ぐ必要があるわけですが、希少で貴重な奴らを手当てをして後世に残していくことは意味がありそうです。ビン靴への恩返しのつもりで頑張ってみようと思います。

ま、そんなぼろい靴に出会ったら、の話なんですけどね。

 

 

【その3】週3回更新の継続+α

拙ブログの更新頻度は、実は始めた当初は「週3回」でした。ただ、負担が大きく維持するのが思いのほか大変で、程なく火曜と金曜の「週2回」に変更、その後は永らくその状態でした。それを昨年夏頃から「週3回」に変更、というか、当初のペースに戻し現在に至る、との経緯です。

私がビン靴に嵌り始めた7~8年前は、多くのビン靴ブログが活況でした。

・europeanblendさんの「N.O.S. w/box
・pastor-kuromameさんの「クロマメのブログ
・tomojin329さんの「vintage shoes archives
・スニゲーターさんの「地獄巡りNO.1靴地獄
・なおけんたさんの「HUNGRY HEART

などなど、ビン靴好きなら誰もが知っている老舗ブログたち。「HUNGRY HEART」以外は最近は滅多に更新されなくなりましたが、当時はこれら全てが正にオンタイムだったのでした。

週2、週3更新は当たり前。時には週4回更新されることも。そんなブログが複数あるわけですので、コアな読者の一人であった私は、毎日複数の新着記事を嬉々として楽しんでいたのでした。それだけでなく、コメント欄ではブロガーさん同士の情報交換の様子も垣間見ることができる。毎日、相当に楽しかったです。

それらの過去記事は今もたまに拝見します。辞書代わりに、参考に、とアクセスするわけですが、当時は「明日はどのブログが更新されてるかな」と心待ちにしながら日々新着記事を楽しんでました。そんな風に老舗ブログを「リアルタイム」で体験できた私は非常にラッキーだったのかもしれません。

 

思いますに、

そういった先輩ブロガー諸氏のお蔭でビンテージ靴に光が当たり、我々もそのお蔭で今こうしてビンテージ靴を楽しむことが出来ているとわけですが、ブログそのものについては休止中のものも多く、その役割を終えた感もなくはない。

まあ、役割を終えた、というよりはむしろ、活字のブログから動画へとシフトした面もあるのだとは思います。ですが、それにしても、私が楽しんでいた当時と比べますと、最近のビン靴関係の新着記事の数は明らかに少ない、めっきり減ってしまいました。

最近足を踏み入れた、もしくは、これからこの古靴の世界に足を踏み入れる人にとっては、今は残念ながらリアルタイムで毎日の新着記事を楽しむには記事が足りてないというのが実情かと思います。

何より、私自身が一読者として寂しい。
当時を知るだけに余計に物足りない。

ただ、今は書き手でもあり、当事者でもありますので、そうも言ってもばかりもいられない。ということで、今年も週3回更新を継続しよう。で、余裕があるときにはたまには週4更新なんかにもチャレンジしてみようと思う次第です。

私独りが週2を週3週4にしたところでたかが知れているのですが、屁のツッパリもないよりはましでしょう。今しばらく頑張っていれば、そのうちに新しい芽が出てくるのではないか。それを楽しみに頑張ってみよう、と心に誓うのでした。

 

☆★☆★☆★☆

 

で、そのためには、ネタが必要です。

年始早々ですが、実はネタは沢山あるんですよね。あるのですが、年末からメンテ出来ないまま時間ばかり過ぎてゆく。この1月前半にしっかりメンテして、準備を整え、順次記事にてご紹介していく予定です。なもんで、明日から正月休みを頂戴します。

次回の更新は

【1月10日(火)】

くらいを予定しております。

「今年も週3回頑張る」などと宣った矢先にあいすみません。ただ、今年は久しぶりに年始早々東京出張の予定もあり、いつになく慌ただしくなりそうなのです。3連休中にしっかりと記事を仕込むつもりですが、ひょっとしたらもう少し休みが長くなるかも。ま、そん時は、笑ってお許しください。

 

(1月6日(金)追記)

次回更新ですが、
【1月17日(火)】
に延期させて頂きます。
パソコン壊れてしまった。
トホホ。

 

で、それまでの間にメンテする奴ら。
メンテしたけどまだ紹介できてないやつら。

ちらりとご紹介。
1月の更新はこんな顔触れです。

おお、相変わらず脈絡ない感じです。
人種の坩堝ならぬ靴種の坩堝です。

自分で履くやつあり。

ジャパンビンテージあり。

リペアしないと履けないやつあり。

転がす専用なやつあり。

正に今年のテーマに適った8+1足です。あ、すみません、実はこの写真を撮ったあとに12月最後の1足を拾って来ちゃいまして。加えて、12月にポチったのが洋上に2足。月内には届く予定です。

 

ネタはばっちしです。
さて、どいつから行きましょうかね。
次回はどのペアか、是非予想してみてください。
当たる予感のしているそこの貴方。
貴方にはそのうちきっと、何かいいことがある、はず。

 

私の古靴ライフ。

そんな感じで、引き続きゆるりと綴ってゆこう。
本年もこれまでと変わらぬお付き合いのほど、
何卒よろしくお願いいたします。

 

元旦

 

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